世界中で生産されている赤ワイン用の黒ブドウ、メルロ。シャトー・ペトリュスのような1本数十万円もする高級ワインから、1,000円台で手に入るデイリーワインまで幅広く造られており、親しみやすい豊かな果実味が魅力です。
今回は、そんなメルロの魅力を堪能できるワインを世界5カ国から厳選しました。造り手の個性はもちろん、産地によって表情を変える多様な味わいを是非お愉しみください。
目次
メルロとは
メルロはボルドー原産の赤ワイン用の黒ブドウで、フランスで最大の栽培面積を誇り、世界中で栽培されています。神の象徴と賞されることもある世界最高峰のメルロのワイン「ペトリュス」をはじめ、ボルドー右岸地域のポムロルやサン・テミリオンのワインが有名。また冷涼な地域においてもメルロは栽培しやすく世界各国に産地が広がっています。 造られるワインは口当たりが滑らかで、レッドチェリーやブルーベリー、プラムなどの甘みのある凝縮した果実味と柔かなタンニンが特徴。アメリカやチリなどのニューワールドで造られるワインは、濃密な黒系果実の風味を伴います。また、熟成させることでドライフルーツやクローブの複雑なブーケが加わり、ふくよかで親しみやすい若い頃のワインとは異なった表情を愉しめるのも魅力です。
メルロについての詳しい情報≫
世界のメルロを飲み比べ!
フランス FRANCE
フランスの中でも、メルロの銘醸地として名高いのがボルドー。右岸地域のポムロルやサン・テミリオンで造られる、シャトー・ペトリュスやシャトー・シュヴァル・ブランなどの世界最高峰のワインから、カジュアルに愉しめるお値ごろボルドーまで、幅広いレンジのワインを生み出しています。レッドチェリーやプラムのような複雑なアロマ、豊かなコクとまろやかさ、上質なタンニンを兼ね備えた味わいが特徴です。
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スペイン SPAIN
ブドウの栽培面積が世界1位を誇るスペインでは、地元のブドウ品種を活かしたワインをはじめ、近年メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの国際品種も注目されています。スペインのメルロは主にペネデスやラ・マンチャなどの地区で、豊かな赤系果実の風味、多様性に富んだスタイルのものが造られています。
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チリ CHILE
非常に温暖で乾燥しているチリは、メルロの栽培に最適な環境です。豊富な日差しを浴びて十分に熟したメルロから、完熟したブルーベリーのような黒系果実、カカオやミントなどの香りが豊かで、ピュアな果実味と滑らかなタンニンが魅力のワインが造られています。
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ニュージーランド NEW ZEWLAND
ニュージーランドにおいて、ピノ・ノワールに次ぐ第2位の生産量を誇るメルロ。温暖な気候の北島のホークスベイやオークランドではボルドー系品種が広く栽培されており、恵まれた気候や様々な土壌の性質がワインの風味に深みや複雑性を与えています。
ニュージーランドメルロはこち
日本で一番売れているニュージーランドワインブランド、シレーニ。得意とするメルロを使用した、芳醇な果実味と優しいタンニンを愉しめる1本。
2021年
2,310 円
(税抜価格2,100円)
日本で一番売れているニュージーランドワインブランド、シレーニ。得意とするメルロを使用した、芳醇な果実味と優しいタンニンを愉しめる1本。
2021年
2,310 円
(税抜価格2,100円)
日本 JAPAN
高温多湿な日本では、カベルネ・ソーヴィニョンやピノ・ノワールが造りにくいことに対し、メルロは日本の気候に合っており、長野県や山梨県、北海道などで優れたワインが造られています。特に質の高いメルロとしては、長野県の塩尻周辺が有名でコンクール等でも好成績を収めています。
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メルロを愉しむのにぴったりなグラスをご紹介
ふくよかな味わいを愉しむメルロには、大ぶりで縦長、ゆるやかに口がすぼまった形がオススメ。大ぶりの形状が、メルロの複雑で芳醇な香りを解きほぐします。口に含むとワインが舌上で横に広がるため、厚みのあるボディを感じつつも強い渋みを和らげてくれます。
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