絶対に後悔させない!スパークリングワインおすすめ5選

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公開日 : 2021.12.9
更新日 : 2023.11.30
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絶対に後悔させない!スパークリングワインおすすめ5選

昇り立つ美しい気泡、どんな料理とも寄り添ってくれ、ワインが苦手でも飲める方が多いスパークリングワインは世界的に消費が急上昇しています。


日本でも贈り物やパーティー、普段使いまで、目にする機会が多いワインではないでしょうか。


今回はそんなスパークリングワインの中から、ソムリエが絶対に後悔させない!と自信を持っておすすめするコスパ抜群の5銘柄をご紹介します。


※その前にスパークリングワインにまつわる話をしますので、「すぐにランキングを見たい!」という方はこちらからどうぞ。

目次

シャンパンとスパークリングワインの違い

スパークリングワインで乾杯

ランキングを発表する前に、知っておいて損はないスパークリングワインにまつわるお話をします。


それは、「スパークリングワインとシャンパンは、厳密に言うと実は違うもの」ということ。


スパークリングワインは、発泡性のワイン全般のことを指す総称。


一方シャンパンは、スパークリングワインの中でも一握り。フランス・シャンパーニュ地方で、法律によって定められた厳しい規定をクリアしたワインだけが名乗れる呼称なのです。


昔からシャンパンは高品質で知られており、フランス・シャンパーニュ地方以外のスパークリングワインでも、シャンパンと名乗れば売れるため偽物が横行しました。それを防ぐためにこのような法律が定められています。


スパークリングワインとシャンパンの最も大きな違いは製法。発泡性のワインを造る方法はいくつかありますが、シャンパンは伝統的方式(瓶内二次発酵)と呼ばれる製法で造らなければなりません。


この製法は発泡性のワインを造る方法の中で、最もコストと手間がかかります。そのため、シャンパンは高品質ですがやや高価なのです。


スパークリングワインとシャンパンは、同じものだと思っていませんでしたか?


レストランやワインショップでソムリエにシャンパンを注文したら、高価なワインを提案された。なんてことがないように覚えておいて損はありません。

スパークリングワインの種類

スパークリングワインを注いでいる様子

上のスパークリングワインとシャンパンの違いを聞いて、より疑問が増えた方もいるのではないでしょうか。


「じゃあ、スプマンテって何?」と思った方のために、シャンパン以外のスパークリングワインの分類をいくつか書いてみました。下の表をご覧ください。

スパークリングワインの総称種類
フランス
ヴァンムスー
イタリア
スペイン
エスプモーソ
ドイツ
シャウムヴァイン


上記表のとおり欧州各国でそれぞれ呼び方が異なり、スプマンテはイタリア産スパークリングワインの総称にあたります。


また、プロセッコやカヴァはシャンパンと同じく、特定産地で規定をクリアしたスパークリングワインのみが許される名称です。

絶対に後悔させないスパークリングワインおすすめランキング

それでは本題の、絶対に後悔させないおすすめのスパークリングワインを発表します!

5位 エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル

最初にご紹介するのは、チリ最大手のコンチャ・イ・トロが造るスパークリングワインです。


チリで最も冷涼な地域の一つリマリで造られるこのワインは、チリワインのフルーティーなイメージを覆す、キリっとした辛口の仕上がり。価格も手頃で、何本か自宅にストックしておきたい1本です。

エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル
750ml

エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル

  • フレッシュ&ドライ

  • 1,650

    (税込)

4位 クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット

4位は辛口白ワインで有名なシャブリ地方で造られる、この1本。


実はシャブリ地方は、シャンパーニュ地方からほど近く、同じ土壌をもっています。似通ったテロワールから造られるこのワインは、シャンパン顔負けのきめ細かい泡立ちと、まさに「スパークリング・シャブリ」といえる爽やかな味わいが魅力的です。

クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット
750ml

クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット

  • フルーティー&バランス

オンライン限定商品
  • 3,300

    (税込)

3位 クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ

ピノ・ノワールがお好きな方に試していただきたいのがこちら。フランス・ブルゴーニュのピノ・ノワール100%で造られるロゼ・スパークリングです。


イチゴやバラの華やかなアロマと、パン生地のニュアンスが感じられ、まるでイチゴケーキのよう。女性におすすめしたい1本です。味わいは辛口なので、様々なお食事ともマッチします。

モノクローム クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ
750ml

モノクローム クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ

  • フルーティー&バランス

  • 3,850

    (税込)

2位 モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット

このワイン最大のおすすめポイントは、シャンパンと同じ製法。しかも36ヶ月間という並のシャンパンを上回る長期熟成で造られているということです。


白い花やトースト、ブリオッシュなど、まるでシャンパンのようなゴージャスな風味と複雑な味わいが楽しめます。

モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット
750ml

モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット

  • フルーティー&バランス

  • 3,300

    (税込)

1位 カルテット・アンダーソン・ヴァレー ブリュット

第1位はシャンパーニュを代表するメゾン、ルイ・ロデレールがカリフォルニアで造る超高品質スパークリングワインです。


ワイン評価誌デキャンタの「飲むべきカリフォルニアワイン10選」に選出されるなど、シャンパン越えと呼び声高く、カリフォルニア最良のスパークリングワインとして広く知られています。まさに絶対に後悔させない品質です!

カルテット・アンダーソン・ヴァレー ブリュット
750ml

カルテット・アンダーソン・ヴァレー ブリュット

  • エレガント&コンプレックス

  • 4,950

    (税込)

  • JS 94

いかがでしたか?数多のシャンパンを飲んだソムリエが、「絶対に後悔させない」と自信を持っておすすめするスパークリングワインたちでした。


ランキングはこれで終わりですが、ここからはスパークリングワインを飲む際のアドバイスを二つほどお伝えします。よろしければ、お付き合いください。

スパークリングワインの開け方

スパークリングワインの開け方

一つ目は、スパークリングワインの開け方についてです。


お祝いのシーンでは派手な音を立てる抜栓で演出することもありますが、コルクを飛ばすのは危険です。フォーマルな席では音を立てずにスマートに抜栓しましょう。


スパークリングワインの抜栓は、特別な道具は不要ですので慣れてしまえば簡単。以下のポイントを意識しましょう。

①まずキャップシールを外します。ボトルの首の辺りにキリトリ線とつまむ部分があるので探してください。


②王冠が飛ばないように左手(※右利きの場合)の親指で抑えたまま、首の辺りで締められている針金を回してゆるめます。ここで針金と王冠を外してしまう方が多いですが、外す際にコルクが飛び出すと危険です。完全には外さずに、そのまま次の作業へ進みましょう。


③左手はそのままコルクを持ち、右手でボトルの底を持って斜め45度に構えます。左手とコルクの間にナプキンなど布を被せることで、より安全に開けられます。


④コルクではなくボトルを回すこと(7回転~8回転ほど)でコルクが自然と浮き上がってきます。


⑤最後に、コルクを斜めに抜くイメージで開ければ、「淑女のため息」と例えられるほど静かな音とともにコルクが抜けます。

以上を意識するだけで、スパークリングワインは簡単に開けられます。


どうしても上手く開けられないという方は、飲む前にボトルを数日静置する、よく冷やす、ということを心掛けてください。

動画で見る スパークリングワインの開け方

スパークリングワインに適したグラス

次に、スパークリングワインを飲むグラスについてのアドバイス。


スパークリングワインというと、下図のような細長いフルートグラスをイメージする方が多いと思いますが、香りを楽しんで美味しく飲みたいのなら、白ワイングラスのような形がおすすめです。

リーデル ヴィノム キュヴェ・プレスティージュ (ヴィンテージ・シャンパーニュ)
230ml

リーデル ヴィノム キュヴェ・プレスティージュ (ヴィンテージ・シャンパーニュ)

  • 5,500

    (税込)

このグラスがスパークリングワインに使用される理由は、立ち昇る美しい泡を見て楽しめる。また、液体の表面積を小さくすることで発泡性が長く保たれるということ。


しかし一方で、香りを留めておく空間が少なく、ワインを美味しく飲むために適した形とは言えません。


そこで、現代のシャンパングラスとして生産者なども推奨しているのが、下のような白ワイングラスに似た形状のグラスです。

リーデル ヴェリタス シャンパーニュ
445ml

リーデル ヴェリタス シャンパーニュ

  • 5,500

    (税込)

このグラスの利点は、卵型の膨らみが繊細で芳醇な香りを際立たせ、クリーミーな泡立ちを楽しめること。


同じスパークリングワインを二つのグラスで飲み比べると、驚くほど味が違うので試してみてください。

クープ型ワイングラス

余談ですが、卵型グラスは第3世代、フルートグラスは第2世代と呼ばれています。そして第1世代はクープ型といわれる、底が浅く飲み口の広いグラス。まだシャンパンが甘口だった時代、パンなどを浸して楽しめるように飲み口を広くしていたようです。


表面積が広いので発泡性がすぐに失われてしまいますが、中世の貴族になったような気分で甘口スパークリングワイン飲んでも面白いかも知れません。

スパークリングワインの一覧
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