キンタ・デ・クルヴォスは 4 世紀以上の歴史を持つ家族経営のワイナリー。ハイメ・フォンセカ氏とホセ・フォンセカ氏の、二人の兄弟がワインの世界へ情熱を感じ、土地を購入したことからその歴史は始まりました。

彼らはヴィーニョ・ヴェルデに本拠地を構え、内陸部を含めフォルジャンイス、ポンテ・デ・リマ、バルセロスのエリアに合計27haの畑を所有。ワイナリーでは生態系のバランスを崩さないよう細心の注意を払って経営されており、さわやか且つフルーティーで、バランスのとれた味わいのワインを造り出すため、栽培と醸造過程で厳密なモニタリングが行われています。

ミーニョ地方ドウロ川の付近に位置するヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガル北部のスペインとの国境地帯に位置する、ワイン産地ミーニョ地方の産地。「緑の地」と言われるほど自然が豊かな地域で、別荘地としても有名です。

豊富な日照と大西洋の影響を受ける海洋性ながら、北と東は標高1,000m級の山々に囲まれているため、より大陸的な気候。そのため夏は比較的涼しく、ブドウは溌剌とした酸を保ちながら、完璧に成熟します。

ヴィーニョ・ヴェルデのワインに使用するブドウは、通常のものよりも1カ月から2カ月ほど早く完熟する前に収穫。そのため生み出されるワインの多くは、発酵途中で発生した微発泡ワインよりもさらに弱い泡を感じ、低アルコール度数の飲みやすく爽やかな味わいが特徴となっています。

アフェクテュス・アーリー・ハーヴェストの「AFECTUSアフェクテュス」という名前は、英語で「AFFECTION」＝「愛情・親愛の情・優しい思い」という意。愛情をもって造り上げたワインを愛情をもって楽しんでほしいという思いが込められています。クルヴォスのエステート内、10haにも及ぶ庭園に何種類も自生しているカメリア（椿）がモチーフとなっているラベルも印象的です。

ワインは早摘みのブドウを使用した低アルコールの半甘口スタイルで、フローラルでフルーティーなアロマが魅力。甘口な仕上がりではありますが、デザートワインほど甘くなくすっきりとした味わいです。フレッシュな果実味と酸味が見事なバランスを成した、 親しみやすい白ワイン。食前酒や、デザート、またアクアパッツァなどの魚料理と一緒にお楽しみいただくのがおすすめです。