1,000円台から愉しめる全70アイテム超勢揃い! |
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今やひとつのワインのジャンルとしてその地位を確立した、ナチュラルワイン(自然派ワイン、ビオワイン)。オーガニックやビオディナミ、酸化防止剤(SO2)不使用など、その手法は様々ですが、総じて栽培から醸造に至るまで化学物質に頼らず、自然の力によってテロワールやブドウ本来のポテンシャルを最大限に引き出したワインは、飲み疲れしないリラックスした美味しさが魅力です。
このページでは1,000円台から愉しめるナチュラルワインを厳選し、70銘柄以上取り揃えております。自然派ワイン好きにはもちろんのこと、「自然派ワインは初めて」という方にもおススメです。ぜひ、ピュアでナチュラルな味わいをお楽しみください。
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- 【 目 次 】
- ■ナチュラルワインの最新トピック
- ■ナチュラルワインの種類
- ■ナチュラルワインに関する認証
- ■今飲むべき!注目のナチュラルワイン6選
- ■タイプ別に選ぶおススメのナチュラルワイン
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もはやワイン界のスタンダード!? ナチュラルワインの最新トピック |
ナチュラルワインは、ヴァン・ナチュール、自然派ワインとも称されるワインのカテゴリー。
オーガニック(有機)農法で栽培したブドウを使用し、添加物をできるだけ使用せずに造られたオーガニックワインやビオディナミ農法で造られたワイン、またはその一部を取り入れたワインを総称した“ナチュラルワイン”。サステイナブル( 持続可能性) が世界の共通言語となりつつある今、ワイン界でも避けては通れないキーワードとなっています。 |
世界のオーガニックワイン生産量は10年間で280%増加!
ここ15年来オーガニックワイン産業は著しく成長し、世界的にワイン造りは減農薬・有機農法へとシフトしています。オーガニックワインの生産量は、2004年から2015年の間に世界では約280%と伸長。(※1)ワイン大国、フランスのオーガニックワイン市場は、2015年と比較して2016年は18.2%増加。(※2)オーガニックワインが主流になる日も遠くはなさそうです。
(※1)EUROPEAN SUPERMARKET MAGAZINE 2017年4 月12日発行
(※2)THE DIVA Network “OVERVIEW OF THE ORGANIC WINE MARKET”
“実はオーガニック生産者”が増加中!
オーガニックワインには各国に様々な認証団体がありますが、認証を取得していなくとも実質オーガニックというワインも増加中。「コマーシャルに利用したくない」「規制にとらわれず柔軟に対処したい」など、その理由は様々ですが、認証の有無にかかわらずワイン造りに真摯に取り組んでいる生産者が多いのも事実。こういった生産者を見逃す手はありません。
世界のトップワイナリーはビオディナミに夢中!
2000年頃からオーガニック農法に取り組み、2006年にビオディナミに転換したDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)。さらにボルドーでは2018年に、シャトー・ラトゥールが格付け一級シャトーでは初となる、エコセールのビオロジック認証を取得し、グラン・ヴァンを生むランクロ47haはビオディナミに転換しています。シャンパーニュでは、ルイ・ロデレールが2020年にはクリスタルの畑を100%ビオディナミ栽培に転換予定と、名だたるトップワイナリーが転換を進めるビオディナミ。この流れはワイン界で大きな潮流となる可能性を秘めています。
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ナチュラルワインの種類 |
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ビオディナミ Biodynamie
有機農法よりもさらに踏み込んだ農法。オーストリアの哲学者、ルドルフ・シュタイナーの「農業講座」という講義に基づいており、ブドウの病気を治すのではなく、畑全体の自然のバランスを整え、その力を引き出すことで病気を未然に防ぐという思想がベースにあります。月や惑星の動きを考慮した調合剤(プレパラシオン)によって土壌に活力を与えたり、太陰暦に基づいて農作業が行われます。
[特徴]
●有機農法(化学肥料、除草剤、農薬、殺虫剤の使用不可)
●天然由来のビオディナミ調合剤を使用
●太陰暦に基づく「種まきカレンダー」の使用
●亜硫酸塩添加の制限(EUのオーガニック規定よりも厳格)
オーガニック Organic
有機農法から生まれるワイン。フランスを含むヨーロッパをはじめ、チリや南アフリカなど世界中に様々な認証団体が存在し、ブドウ栽培を厳しく規定。2012年に規定されたヨーロッパの認証では、ブドウ栽培に加えてワインの醸造に関する規定も追加され、より厳格なものとなっています。
[特徴]
●有機農法(化学肥料、除草剤、農薬、殺虫剤の使用不可)
●ボルドー液の使用可
●機械による収穫の禁止
リュット・レゾネ Lutte Raisonnee
化学肥料や除草剤は使用しないで栽培することが基本ですが、どうしても必要となった場合は農薬をごく少量散布することが認められています。極少量といっても使用量などについて明確な規定はなく、表示に際する取り組み方は生産者に委ねられていることも事実。ただ、シャンパーニュやシャブリ地方など、厳しいテロワールをもつ地域では難しい年に農薬の散布が必要となることもあり、そういった生産地ではリュット・レゾネを実践している生産者が数多く存在します。
[特徴]
●必要な場合のみ、極少量の農薬の使用可
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ナチュラルワインに関する認証 |
認証を受けているということは、厳しい審査をクリアし、有機栽培で育てられたブドウを使用したワインである証し。
1991年に欧州15ヶ国共通の基準が定められるなど、今や世界各地でワインの品質を保証する取り組みが行われています。ナチュラルワインとしての認証を得るには、原料となるブドウが化学物質を使用しないか使用を抑えて栽培されることが前提となり、醸造過程においても様々な条件が求められます。栽培方法で異なる代表的な認証についてご紹介いたします。 |
ECO CERT エコセール(フランス)
フランス農務省が、有機栽培食品を認可する目的で設立した国際有機認定機関です。トゥールーズに本拠地を置き、ヨーロッパを中心に世界85ヶ国以上で活動する世界最大の機関で、オーガニック認証団体の世界基準とも言われています。
Euro leaf ユーロ・リーフ(EU)
EU加盟国において生産、包装された全ての有機食品でユーロリーフの基準を満たしているものは、有機ロゴの表示が義務付けられています。ラベルには認定機関のコード番号と原材料の栽培地を記載することが求められています。
非包装の食品や輸入品に関しては、ロゴの使用は任意。
Agriculture Biologique AB認証(フランス)
フランス政府の厳しい基準をクリアした、栽培から商品加工にいたる全ての工程で、添加物まで厳密な管理と監視が行われています。
CCPB(イタリア)
CCPBは審査が厳しい故に信頼度も高く、国連IFOAM(アイフォーム:国際有機農業運動連盟)やイタリア農業食料森林省、そして日本政府からも有機認証機関として認可されている認証です。化粧品や洗剤、持続可能な商品への認定にも携わっています。
Institute for Marketecology IMO(スイス)
IMOは品質保証と環境にやさしい有機栽培製品と栽培方法に関する認定機関。米国農務省から有機認定のための国家有機プログラムを認可されており、日本市場向けにも認定を提供しています。
demeter デメター(ドイツ)
デメターはドイツで一番古い民間認証団体です。デメターのオーガニック基準は、有機無農薬栽培だけではなく、「バイオダイナミック有機栽培農法」を行っていることが認定条件となります。また、生産現場だけでなく加工や包装、流通にいたるまで細かい審査があり、世界で最も基準が厳しいオーガニック認定の1つとも言われています。
→すべての認証機関の説明はこちら
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今飲むべき!注目のナチュラルワイン6選▼ |
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2015年 チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア クラシコ / コス
(イタリア シチリア)
3,400円(税抜)
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世界的に有名なシチリアの自然派の造り手、コス。ボルドー液さえも使用しない完全無農薬栽培、アンフォラやセメントタンクの使用などの強いこだわりがあり、自然に任せたワイン造りならではの透明感とエレガントさが表現されたワインを生み出しています。 こちらのワインは、2015ヴィンテージがデキャンター誌で93点という高得点を獲得するなど、海外でも高い評価を得ている1本。その味わいは、驚くほどピュアでエレガントな果実味が魅力。複雑さがありながら、透明感を併せ持つ洗練された仕上がりです。
[品種:ネロ・ダーヴォラ60%、フラッパート40%]
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2017年 バルダ / ボデガ・チャクラ
(アルゼンチン) 3,800円(税抜)
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こちらは、イタリアワインの至宝、サッシカイアのオーナーファミリーが、ボルドーやブルゴーニュを彷彿とさせる緻密でエレガントなスタイルのワインが生まれる地として近年高い注目を集めているアルゼンチンのパタゴニアで手掛ける1本。
化学薬品、化学肥料は一切使用しない完全ビオディナミ栽培、さらに、手作業による100%除梗という果てしなく気の遠くなるような作業を行うことにより、雑味やエグミが一切ない、果実味や旨みだけが詰まったジュースが得られ、妖艶なアロマ溢れる透明感のあるワインが仕立てられるのです。
[品種:ピノ・ノワール100%]
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2017年 ヴィレ・クレッセ / レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン
(フランス ブルゴーニュ) 4,800円(税抜)
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ムルソーの至宝であり、世界最高峰の白ワインの生産者の一人と称えられるコント・ラフォンの当主ドミニク氏。レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンは、そんなドミニク氏が、今最も情熱を注ぐマコンの地に設立したワイナリーです。 こちらのヴィレ・クレッセは、他のマコンのワインに比べ構成のしっかりした濃密な果実味のワインが生まれることから、マコンの中で最も注目を浴びているアペラシオン。白い花のブーケ、洋梨、リンゴのコンポートなどの豊潤な香り。凝縮感がある一方、美しい酸味によって非常にフレッシュな味わいにまとまっています。長い余韻にはミネラルが感じられる、バランスに優れた秀逸な白ワインです。
[品種:シャルドネ100%]
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2015年 ベレ・ナチュレレ・ロゼ / ユルチッチ
(オーストリア ニーダーエスタライヒ) 2,980円(税抜)
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ユルチッチはオーストリア、カンプタールの中心地に位置するロバート・パーカー3つ星生産者。古くから有機農法に取組んでいましたが、2006年には全ての畑を有機農法に転換し、2009年にはオーガニック認証を獲得しています。
こちらは、自由なスタイルを目指して造ったロゼのナチュラルワイン。ツヴァイゲルトとピノ・ノワールを主体に、少量のグリューナー・フェルトリーナーを圧搾後、全房のカベルネ・ソーヴィニヨンを加えて一緒に発酵。「ナチュラルな美女」を意味する名前の通り、ブドウが持つナチュラルな旨味が見事に引き出された、瑞々しく滋味深い味わいです。
[品種:ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール主体、グリューナー・ヴェルトリーナー、カベルネ・ソーヴィニヨン]
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ペティヤン・ナチュレル サン ・パーニュ / ルドヴィック・シャンソン
(フランス ロワール) 3,000円(税抜)
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こちらは情熱と知性とセンス溢れるロワールのビオロジスト、ルドヴィック・シャンソン氏が手掛ける1本。ペットナットとはペティアン・ナチュレルの略称で、自然派微発泡ワインを指します。 ブドウの糖分がすべて発酵する前に果汁を瓶に詰め瓶内で発酵させ、基本的にドサージュは行わない極めてナチュラルな製法で仕立てられるため、アルコール度は低く軽やかな泡立ちに、ブドウの旨みだけを閉じ込めたような自然体な味わいに。飲み疲れしない心地よい味わいゆえ、近年愛好家の間で人気が高まっています。
[品種:シャルドネ50%、シュナン・ブラン50%]
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2016年 ロランジュ / ドメーヌ・ド・クルビサック
(フランス ラングドック・ルーション) 2,900円(税抜)
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ドメーヌ・ド・クルビサックは、世界で絶大な支持を集めるビオディナミスト、マルク・テンペ氏が設立したワイナリー。2014年からは、女性醸造家のマリー・ ブリュニルド・クロ女史がマルク氏の意志を受け継ぎ、ダイナミックなテロワールを表現したワイン造りを行っています。
こちらはマルサンヌとミュスカ、グルナッシュ・グリを伝統的な製法で仕立てるオレンジワイン。外観は濁りのあるゴールドの色合いに、すりおろしたリンゴのアロマが印象的。繊細なテクスチャーに綺麗な酸が溶け合い、エレガントかつ濃密な味わいが魅力です。
[品種:マルサンヌ、ミュスカ、グルナッシュ・グリ]
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タイプ別に選ぶおススメのナチュラルワイン▼ |
おススメの赤ワイン |
オーガニック イタリアの名門がチリで手掛ける、 果実味豊かな赤ワイン。 アラス・デ・ピルケ・ロッソ レゼルヴァ・デ・プロピエダッド / アラス・デ・ピルケ (チリ) 1,200円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 果実味満点の チャーミングなピノ・ノワール。 ピナップ・ド・ジャニーニ / マス・ド・ジャニーニ (フランス)
1,850円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 数々の著名人に愛された名門が、 丁寧に仕立てたメルロ。 3055 メルロ・プティ・ヴェルド / ジャン・レオン (スペイン) 2,400円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック フェラガモ家渾身の1本。 スムースな飲み口が魅力。 ボッリジアーノ / イル・ボッロ (イタリア) 3,800円 (税抜) この商品はこちら≫ |
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おススメの白ワイン |
オーガニック フルーティ、シンプル、クリアな スタイルを目指したチリワイン。 アラス・デ・ピルケ・シャルドネ / アラス・デ・ピルケ (チリ) 1,200円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 遅摘みブドウから造られる 旨み溢れる甘美な味わい。 クレフ・シュテッフェンスベルク・リースリング・シュペトレーゼ / シュタッフェルター・ホフ (ドイツ) 2,800円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 爽やかなミネラル感と 樽の風味が上品な1本。 ピエトラビアンカ / トルマレスカ (アンティノリ) (イタリア) 3,200円 (税抜) この商品はこちら≫ |
ビオディナミ ムルソーのスペシャリストが造る、 親しみやすい白ワイン。 マコン・ヴィラージュ / レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン (フランス) 3,500円 (税抜) この商品はこちら≫ |
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おススメのロゼワイン |
オーガニック フェラガモが造る、 フレッシュさを見事に表現した1本。 ロゼ・デル・ボッロ
/ イル・ボッロ (イタリア) 2,400円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック バランスに優れた まろやかな喉越しのロゼワイン。 ロゼ・アティテュード
/ パスカル・ジョリヴェ (フランス ロワール) 2,500円 (税抜) この商品はこちら≫ | |
おススメのスパークリングワイン |
オーガニック チリNO.1スパークリングに輝いた 注目のシリーズ。 サンタ・ディグナ・エステラード・オーガニック・エクストラ・ブリュット / ミゲル・トーレス・チリ (チリ) 1,900円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 「流れ星」という名の1本。 華やかな果実味とミネラル感が魅力。 エトワール・フィラント・トゥーレーヌ・ブリュット / ドメーヌ・デ・グランド・エスペランス (フランス ロワール) 2,400円 (税抜) この商品はこちら≫ | |
おススメのオレンジワイン |
ビオディナミ ジョージアの3つの品種で造られる ニュアンスに富んだ複雑な逸品。 ルカツィテリ&ムツヴァネ / ゴッツァ (ジョージア) 2,900円 (税抜) この商品はこちら≫ |
オーガニック 多彩なアロマと柔らかい旨味が 魅力のオレンジワイン。 ベレ・ナチュレレ / ユルチッチ (オーストリア) 3,200円 (税抜) この商品はこちら≫ | |