ブルゴーニュの2023年は、非常に高品質なブドウが収量充分に獲れた、まさに豊作の年となりました。４月まで暖かい日と寒い日が交互に続き、芽吹きが平均より遅くなったことで春の霜を免れ、ブドウ樹は順調に成長。夏は不安定な気候にもかかわらず、収穫直前の日照に恵まれ、収穫は素晴らしい結果となりました。

シャルドネやアリゴテのブドウは十分な鮮度を保ちながら完全に成熟し、特に白ワインにとって素晴らしいヴィンテージになるだろうと期待されています。ピノ・ノワールは収穫量が多かったためしっかりと選果でき、その結果、上質な果汁が得られました。世界的に猛暑日が続いた2023年でしたが、ことブルゴーニュにおいては、ブドウの収量に恵まれ、美しい香りを備えた表現力豊かなワインが生まれています。