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ポルトガルワイン - 主要産地の特徴とおすすめ銘柄

250種を超える土着品種や多彩なテロワールから個性豊かなワインを生み出す国、ポルトガル。ワイン造りの歴史は古く、紀元前2000年頃から。近年では伝統的なブレンドテクニックを用いながらも新たなスタイルへの改革が急速に進み、かのジャンシス・ロビンソン女史からも「ポルトガルは今ノリにノっている。」と称賛されるなど、国際的な評価を上げています。


こちらのページでは主要8産地の特徴と、おススメキュヴェを一挙ご紹介!是非この機会にポルトガルの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

目次

ポルトガルワインが注目を浴びる3つの理由

ブドウ

■250種を超える土着品種

古くからポルトガルに根付いてきた固有、在来の品種はイタリアやスペインよりも多く、約250種。これにはサラザール独裁政権下の近隣ワイン生産国との鎖国状態が影響しており、1ha当たりの固有品種数では世界最多となっています。もともとは多品種をブレンドするのが伝統でしたが、現在は単一品種から造られるバイラーダのバガ種や、ヴィーニョ・ヴェルデのアルヴァリーニョ種なども世界的なトレンドに。これらの固有品種の品質と幅広さにより、際立った個性のある多彩なワインが生み出されるのです。

■多種多様な気候&土壌

ポルトガルは南北に560km、東西に160kmと小さな国ながら、北部の丘陵地帯と南部の平地では平均気温や降水量が大きく異なります。土壌は主に北部と内陸では花崗岩、片岩、粘板岩を主体とし、南部と海岸では主に石灰質、粘土や砂が主体に。また、同一地域に異なる土壌タイプが共存する産地もあり、この多彩な気候や土壌がポルトガルワインの多様性をもたらすのです。

■国際的な評価

これらの固有品種や多彩なテロワールが生み出すポルトガルワインは世界中で高い評価を獲得しており、世界的なワインジャーナリスト、ジャンシス・ロビンソン女史は、「ポルトガルの赤ワインは世界最高標準」とコメント。実際彼女が過去13年間に行った評価では、ポルトガルの赤ワインが最高の総合ポイントを獲得しています。ワイン評価誌ワイン・スペクテーター誌においても、2016年にテイスティングされたポルトガルワインの43%が90点以上を獲得。また、世界遺産に登録されたドウロやアレンテージョは世界で訪れるべきワイン産地として常にトップにランクインしており、ワインツーリズムの観点からも世界の注目を集めています。

ポルトガルの主要産地とおススメ銘柄

国内全土でワインを生産しているポルトガル。スペインのシェリーと共に世界三大酒精強化ワインと称されるポートワインとマデイラワイン、飲みやすく手頃なヴィーニョ・ヴェルデや、アメリカのワイン専門誌「ワイン・スペクテーター」で高評価を獲得するドウロワインなど... ポルトガルの各地域にはそれぞれの土地らしい個性的なワインが存在しています。

地図

スティルワインの主要5産地▼

①ヴィーニョ・ヴェルデ 軽快な味わいが魅力の「緑のワイン」

「緑のワイン」を意味する一大ワイン産地、ヴィーニョ・ヴェルデ。通常のワインはブドウが完熟するのを待って収穫されますが、ヴィーニョ・ヴェルデでは完熟手前で収穫するのが特徴。そのため、発酵途中で発生する気泡がワインに残りやすく、微発泡ワインよりも更に弱い泡を感じることもあります。また、完熟手前のブドウを使用するため比較的アルコール度数が低く、果実をそのまま口に含んだ様な瑞々しさと、爽やかでクリスピーな味わいのワインが生まれます。


主要なブドウ品種は、酸味やミネラル感が前面に出たロウレイロ。アヴェッソやトラジャドゥーラなどとブレンドされることが多く、フレッシュな味わいのワインが造られます。また、最近は発泡がなく熟成可能な白ワインもあり、最北端のサブリージョン、モンサオン・イ・メルガッソのアルヴァリーニョ種は新たなスタイルのヴィーニョ・ヴェルデとして注目を集めています。

アロマ画像1 アフェクテュス・ロウレイロ アロマ画像2

国際的なコンペティションで高い評価を得る、溌剌とした味わいが魅力。


アフェクテュス・ロウレイロ

キンタ・デ・クルヴォス
3.9 (10)
ライトボディ
3
フルボディ

2020

1,650

(税抜価格1,500円)

アロマ画像1 アフェクテュス・アーリー・ハーヴェスト アロマ画像2

低アルコールの半甘口ワイン。甘みを残したフレッシュな仕上がり。


アフェクテュス・アーリー・ハーヴェスト

キンタ・デ・クルヴォス
3.9 (17)
ライトボディ
3
フルボディ

2020

1,650

(税抜価格1,500円)

②ドウロ 急速に評価を高めるスティルワイン

世界遺産にも登録されている類まれなワイン産地ドウロ川流域。これまでは酒精強化ポートの産地としか知られていませんでしたが、近年はスティルワインであるドウロワインの品質が向上し、急速にその名声を築きあげています。


ブドウ栽培地域はポートと同じですが、より幅広い品種が認定されており、中でもトゥーリガ・フランカやトゥーリガ・ナシオナルといった品種から、凝縮感のある重厚さ、硬質な力強さを特徴としたワインが生み出されます。

アロマ画像1 デュアス・キンタス・ティント アロマ画像2

2つの畑の土着品種が生み出す、フルーティで深い味わいの赤ワイン。


デュアス・キンタス・ティント

ラモス・ピント
3.7 (3)
ライトボディ
4
フルボディ

2017

3,080

(税抜価格2,800円)

③ダン エレガントなワインが造られる冷涼産地

ダン地方はポルトガル中北部の内陸部にある周囲を山に囲まれた盆地。標高が高く、気温が下がり始めるのが夏の終わりと早いため、果実はゆっくりと熟し、ブドウは複雑なアロマを蓄えることができるのが特徴です。1900年にはパリ万国博でダン地方のワインが金賞を獲得し、ポルトガルの良質なワイン産地としての名声を今に繋いでいます。


ダン地方の主要品種はトゥーリガ・ナシオナル。濃厚な果実味のワインを生み出す品種ですが、冷涼なダン地方では骨格を持ったエレガントなワインとなります。このトゥーリガ・ナシオナルに、ティンタ・ロリスやアルフロシェイロ、ジャエンといった品種がブレンドされるほか、エンクルザードを使った白ワインも注目を集めています。

アロマ画像1 エンシェルティア・ジャエン アロマ画像2

ポルトガルベストワインメーカーが注目の土着品種で造る1本。


エンシェルティア・ジャエン

カーザ・ダ・パッサレーラ
ライトボディ
4
フルボディ

2013

3,190

(税抜価格2,900円)

アロマ画像1 オ・オエノロゴ・エンクルザード アロマ画像2

厚みのある果実味と、優れたストラクチャーを備えた1本。


オ・オエノロゴ・エンクルザード

カーザ・ダ・パッサレーラ
4.3 (3)
ライトボディ
4
フルボディ

2019

3,300

(税抜価格3,000円)

  • WA 90

④バイラーダ ネッビオーロに似たバガ種を生む注目の地

太平洋の海岸線から続く緩やかな丘陵地。海洋性気候の影響を受けますが、粘土質が多い特徴的な土壌から独自の味わいのワインが生み出されます。かつては量産型のワインを生み出す産地でしたが、現在はプレミアムワイン産地として国内外の注目を集めています。


バイラーダの生産量の85%は赤ワイン。タンニンが強くしっかりとしたワインができるバガが主要品種となります。この品種は果実のアロマやしっかりとしたタンニンによって、しばしばバローロを代表するネッビオーロに例えられています。

アロマ画像1 レベル アロマ画像2

ポルトガルのNo.1注目ワイナリーが造る、調和の取れたエレガントな逸品。


レベル

ルイス・パト
3.5 (4)
ライトボディ
5
フルボディ

2019

3,080

(税抜価格2,800円)

⑤アレンテージョ テロワールに恵まれた一大産地

アレンテージョは、首都リスボンから南東に位置し、スペインとの国境沿いにあるワイン産地。近年、資本の投入や醸造技術の革新により、品質の高いワイン造りが行われ始めており、目覚ましい発展が見られる注目の地域です。大陸性気候に属しており、夏は酷暑で冬は寒く、一年を通して乾燥しており日照量がとりわけ多いのが特徴です。


テンプラニーリョのシノニムであるアロゴネスや、アリカンテ・ブーシェ、トリンカデイラ、カステラォンなど様々な固有の黒ブドウ品種が栽培されており、総じて凝縮感とボリューム感のある、果実味たっぷりの赤ワインが生み出されています。また、白ブドウ品種には、アロマティックなロウペイロやアンタォン・ヴァースなどがあり、早飲みのフレッシュかつフルーティーなタイプから適度な厚みのあるリッチなタイプまで、様々な味わいの白ワインが造られています。

アロマ画像1 エスポラン・レゼルヴァ・レッド アロマ画像2

リッチな味わいとしっかりした骨格のバランス感が魅力。


エスポラン・レゼルヴァ・レッド

エスポラン
4.8 (4)
ライトボディ
4
フルボディ

2017

3,850

(税抜価格3,500円)

  • WE 91
アロマ画像1 エスポラン・レゼルヴァ・ホワイト アロマ画像2

スペクテーターTOP100ベスト・ヴァリューに選ばれたリッチな1本。


エスポラン・レゼルヴァ・ホワイト

エスポラン
ライトボディ
5
フルボディ

2018

3,300

(税抜価格3,000円)

  • WE 90

酒精強化ワインの主要3産地▼

⑥ポート 独特のコクと旨みを持つ「液体の宝石」

「液体の宝石」と称され、ポルトガルを代表する酒精強化ワイン、ポート。ポートには1756年、世界で初めての原産地呼称管理法が成立しました。ブドウの発酵途中でアルコールを添加することで、自然な甘みをもつアルコール度数が19~22度のポートワインが生まれます。


ポートでは若いタイプのルビーポート、樽熟成させた茶色がかった色のトウニーポート、白ブドウで造られるホワイトポート、そして新たにフルーティーな早飲みタイプとしてロゼポートが認定されています。少し冷やしてそのまま食後に嗜むもよし、またデザートやチーズと合わせても、自然な甘みがその味わいを引き立てます。

アロマ画像1 ポート・トウニー [ボックス付] アロマ画像2

熟成によるエレガントな甘みが感じられるトウニーポート。


ポート・トウニー [ボックス付]

ラモス・ピント
4.3 (4)

2,750

(税抜価格2,500円)

アロマ画像1 キンタ・デ・エルヴァモワラ・ポート・10イヤーズ [ボックス付] アロマ画像2

平均熟成期間14年のワインを複数ブレンドしたトウニー・ポート。


キンタ・デ・エルヴァモワラ・ポート・10イヤーズ [ボックス付]

ラモス・ピント
4.0 (1)

6,050

(税抜価格5,500円)

  • WE 90
  • WS 91

⑦マデイラ 世界三大酒精強化ワインを生む「大西洋の真珠」

リスボンから南西に1000kmの大西洋に浮かぶマデイラ島。「大西洋の真珠」とも称されるこの島で、世界三大酒精強化ワインの1つ「マデイラワイン」が産み出されます。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『リチャード三世』や『ヘンリー四世』の中にも登場し、ジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソンといったアメリカ大統領にも愛されるなど、古くから現代に至るまで数々の著名人がマデイラワインの魅了されています。


マデイラワインの最大の特徴は加熱熟成させること。熟成する過程においてワインの大敵である熱を加えることで、意図的にワインを酸化させ、独特の風味を持つ絶世の美酒が出来上がります。最低熟成期間は3年間で、ワインのアルコール度数は17~22度。開栓後もそれ以上酸化が進まないため長く風味を楽しめるのも魅力です。

アロマ画像1 マデイラ・ミディアム・スウィート アロマ画像2

「マデイラワインのラフィット」と称される、エレガントかつ複雑な味わいの中甘口マデイラ。


マデイラ・ミディアム・スウィート

ヴィニョス・バーベイト

3,432

(税抜価格3,120円)

アロマ画像1 マデイラ・セルシアル 5年 アロマ画像2

「マデイラワインのラフィット」と称される、エレガントかつ複雑な味わいの中甘口マデイラ。


マデイラ・セルシアル 5年

ブランディーズ
4.0 (1)

3,960

(税抜価格3,600円)

  • WE 91
  • WS 90
アロマ画像1 マデイラ・マルムジー 5年 アロマ画像2

クリーミーな質感と濃縮感のあるリッチな味わいが特徴の甘口タイプ。


マデイラ・マルムジー 5年

ブランディーズ
5.0 (1)

3,960

(税抜価格3,600円)

  • WS 92

⑧セトゥーバル リッチなマスカットのワイン

セトゥーバルは、ポートとマデイラと並び、ポルトガル3大酒精強化ワインの一つに数えられるモスカテル・デ・セトゥーバルを生み出す産地。テージョ川を挟んでリスボンの対岸にある半島に位置しています。


モスカテル・デ・セトゥーバルはモスカテル・デ・セトゥーバル種(=マスカット・オブ・アレキサンドリア)またはモスカテル・ロッショ種から造られる酒精強化ワイン。マスカットに由来するリッチな果実味と複雑味が愉しめる甘口ワインです。ブドウを果皮とともに醸造し、その後ワインは数か月間果皮とともに醸され、18カ月以上のオーク樽熟成を経て生み出されます。

アロマ画像1 アランブル・モスカテル・デ・セトゥーバル [ボックス付] アロマ画像2

リッチなマスカットの甘味と紅茶の風味が複雑に絡み合う味わい。


アランブル・モスカテル・デ・セトゥーバル [ボックス付]

ジョゼ・マリア・ダ・フォンセカ
4.0 (1)
ライトボディ
5
フルボディ

2014

2,860

(税抜価格2,600円)

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