イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並ぶ高級ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。歴史は浅いながらイタリア初のDOCGとして認定され一躍世界に名を轟かせたこの銘酒は、近年テロワールの個性を表現する生産者が増えたことで注目度が向上しています。
こちらのページでは全生産者をスタイル別に分け、おすすめ銘柄をご紹介します。さらに、ブルネッロの魅力を手軽に愉しめる弟分的存在ロッソ・ディ・モンタルチーノもご用意しております。ぜひこの機会にお気に入りの1本を見つけてみてださい。
ブルネッロが今、注目される理由
注目される理由の一つが、クラシックで優美なブルネッロが増えていること。かつては「標高250~600mのブドウ畑で栽培すること」という規定がありましたが、地球温暖化に伴い、2015年にこの標高制限が撤廃。近年軽快でフレッシュなワインが求められるようになったことも相まって、多くの生産者がエレガントなスタイルを追求しています。
もう一つの理由が、モンタルチーノ特有のテロワールを押し出す生産者が増えてきたことです。1970年代にはたった20軒ほどしかなかったワイナリーが、現在では約200軒まで増加。丘陵地帯に広がるモンタルチーノの土壌、斜面の向き、標高など様々な環境を、ブルゴーニュのように表現しようとする生産者が多くなりました。そういった点からも、生産者のスタイルはますます多様化しており、 ブルゴーニュやバローロ愛好家必見の産地と言えるのです。
さらに、モンタルチーノでは生物多様性を重視しようと生産地域内のブドウ畑の面積が制限。新たに畑を開墾しワインの生産量を増やすことが難しくなっていることからも、 評価の高いワインはその稀少価値が徐々に高まりつつあることも事実です。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特徴
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、サンジョヴェーゼ・グロッソ100%で造られます。サンジョヴェ―ゼ・グロッソは「ブルネッロ」とも呼ばれるサンジョヴェーゼのクローンで、通常のサンジョヴェーゼに比べ、粒が大きく果皮が厚いことが特徴。単一品種で造られることで、ワインはテロワールの個性をより明確に反映することができます。
ブドウの果皮が厚いと聞くとタンニンが強いと想像されがちですが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはイタリアで最長である5年間の熟成が必要です。木樽でゆっくりと時間をかけて熟成が行われることで、ワインの味わいはまろやかで芳醇なスタイルに仕上がります。
手頃な価格で生産者の個性が楽しめるロッソ
その一方で、ブルネッロの弟分的存在とされるロッソ・ディ・モンタルチーノというワインも造られています。ブルネッロと異なり熟成に関する規定が定められておらず、生産者が自由に熟成を行うことができるため、生産者それぞれのスタイルが忠実に表現。一般的にブルネッロよりもフレッシュでフルーティーに仕上がり、且つブルネッロと比較しお手頃な価格と早い内から楽しめることからも、ブルネッロの入門編としてもぴったりのワインと言えるでしょう。
今回エノテカ・オンラインでは、取り扱うブルネッロ・ディ・モンタルチーノ各生産者のスタイルが分かりやすいようにご紹介します。こちらをご参考に、ぜひお好みのワインをお選びください。
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