サリクッティ
SALICUTTI

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イタリア

イタリア トスカーナ モンタルチーノエリア

producers_default_title ワインボトル

単一畑の特徴を緻密に表現する、エレガントでピュアなブルネッロ


モンタルチーノの南東ラ・クローチェ地区に拠点を置く、サリクッティ。1994年創業と比較的若いワイナリーながら高評価を叩き出し、すぐにトップ生産者の仲間入りを果たした造り手です。モンタルチーノでオーガニック認証を初めて取得した生産者のひとつで、自然に寄り添うワイン造りを実践。テロワールを表現するために、単一畑キュヴェにこだわり、エレガントで高品質なワインを生み出しています。

目次

モンタルチーノでオーガニック認証を初めて取得した生産者のひとつ

左ザビーネ・アイヒバウアー氏、中央フランチェスコ・レアンツァ氏、右フェリックス・アイヒバウアー氏

モンタルチーノの南東ラ・クローチェ地区に拠点を置くワイナリー、サリクッティ。1990年に化学技術者だったフランチェスコ・レアンツァ氏が11haの敷地を購入し、1994年にワイナリーを創業したことから、ワイン造りの歴史が始まります。


自然との調和の中で暮らし、働きたいと願っていたフランチェスコ氏は、当時取り組む生産者が決して多くはなかった有機栽培を実践していきます。ワイナリーを創業した同年に初めてワインを生産し、またこの年にモンタルチーノで初めてオーガニック認証を取得した生産者のひとつとなりました。


2015年には、ミュンヘンの著名なレストラン「タントリス」のオーナーであるフェリックス・アイヒバウアー氏とザビーネ・アイヒバウアー氏夫妻がサリクッティのワインの品質や立地に感銘を受けたことがきっかけとなり、ワイナリーを継承。2018年までフランチェスコ氏はワイナリーに残り、独自の醸造哲学に基づくワインメイキングを伝授していきました。


その後、夫妻はフランチェスコ氏の意志を受け継ぎ、サリクッティの世界観を映し出す究極の表現方法として、単一畑のワイン造りに注力しています。それぞれの畑のテロワールが表現されたワインは、評価誌にて高評価を獲得。比較的若いワイナリーながら、ブルネッロのトップ生産者の仲間入りを果たしたのです。

異なる特徴を持った3つの単一畑

サリクッティは、オリーブ農園、森林を含む11haの敷地を所有。そのうち4.5haでブドウを栽培し、単一畑が7割以上を占めています。単一畑の標高は約420~500mとモンタルチーノの中ではやや高めに位置。斜面にあるため、日照量は最適な場所です。また、ブドウは冷たい北風から遮られ、なおかつ風通しも良いので病気などのリスクも少なく、健全なブドウを収穫することができます。


現在ワイナリーは「テアトロ」と「ピアッジョーネ」、「ソルジェンテ」という3つの異なった特徴の畑を持っています。「テアトロ」は標高約500mに位置するわずか0.7haのワイナリーでも最小のクリュ。南に向かって円形劇場のように開いており、やや冷涼な微気候は、ワインに濃厚かつ複雑なニュアンスを与えてくれます。


「ピアッジョーネ」は、標高約420~450mの化石が豊富な石灰質土壌で、東南東向きの区画。力強い赤系果実味のアロマやフローラルなニュアンスが特徴のワインを生み出します。


「ソルジェンテ」は、標高約450mに位置し、重い粘土や砂が混ざったガレストロ土壌が特徴。ブドウの成熟は「テアトロ」や「ピアッジョーネ」よりもやや遅く、気候変動の影響が予想される中、この成熟の遅れはワインにプラスに働くのだそう。生み出されるワインは、赤系果実のアロマに上質なタンニンが織り成す、フレッシュかつ魅惑的な味わいに仕上がります。


異なるクリュのそれぞれの特徴を強調するために、各ワインのラベルに、その特定の場所を象徴するイメージを表現。イタリア語で劇場を意味する「テアトロ 」にはローマ劇場の銅版画が、泉を意味する「ソルジェンテ」には噴水のある庭園の風景、そしてトスカーナ地方の言葉で下り坂を意味する「ピアッジョーネ」には荒涼とした風景が描かれています。

“コスモ・ディ・サリクッティ”の考えの下行われるブドウ栽培

サリクッティでは創業当初から有機栽培を実践し、自然と共にあるワイン造りが行われています。その根底には“コスモ・ディ・サリクッティ”という考えがあり、動植物・自然環境・資源・人など全ての要素が調和し循環する世界をワイナリーの中で体現しているのです。


つまり、鶏や蜂、小鳥など様々な要素を資源として循環させて生物多様性を高めることが、ブドウにとって良い生育環境を造り出すということ。そういった考えの下、農薬は一切使わず牛の堆肥を使用し、畝間で様々な植物を栽培しています。2017年からはビオディナミ農法を実践。2022年には、所有する全ての畑において、ビオディナミ認証を取得しています。


フランチェスコ氏によると、「ブドウ畑を大切な庭のように手入れすれば、熟した健康な果実がその愛情に応えてくれる」とのこと。アイヒバウアー夫妻も彼の意志を引継ぎ、自然の声に耳を傾け、自然の導きに従って畑仕事が行われているのです。

ありのままの自然を表現し生み出されるエレガントなスタイル

創業者のフランチェスコ氏は、醸造に関して「何も足さない、何も引かない、何も直さない」という哲学を掲げていました。新樽比率は10~20%と低く、ありのままの自然を表現することにこだわったのです。ブドウの収穫は手摘みで行われ、選果台でさらに厳選された後、すぐに優しくプレスされます。


その後、涼しいセラーで理想的な熟成に達するまで瓶内で貯蔵された後にリリース。こうして造られたワインは、ブルゴーニュを彷彿とさせるエレガントなスタイルが魅力です。単一畑キュヴェにこだわっているため、生産量の限られた銘品を生み出しています。

サリクッティの全ラインナップ

商品一覧

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