待望のエノテカ・オンライン初入荷。
並みのロッソとは一線を画す華やかさと、ピュアな果実味を備えた
ブルネッロのエッセンスが詰まったチャーミングな味わい。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親と言われる、ビオンディ・サンティ。
このビオンディ・サンティ一族に生まれ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの名声を築いたのが、
惜しまれつつも2013年4月7日にこの世を去った、フランコ・ビオンディ・サンティ氏と言われています。
フランコ氏は、1922年にビオンディ・サンティ家に生まれました。
第2次世界大戦中にワイナリーへと戻り、この頃よりワイン造りに専念するようになります。
フランコ氏はブルネッロの品種改良に努め、研究に研究を重ね、
他のワイナリーへの技術改善に力を入れました。
その結果、1967年にはトスカーナ全土で76haほどであったブルネッロの栽培面積が、
1980年までに640haに拡大、2009年には2,100haにまで広がりました。
また、フランコ氏の活躍はトスカーナ内に留まらず、
国際舞台におけるブルネッロ・ディ・モンタルチーノの普及にも精力的に取り組み、
幅広いプロモーションを行い、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの評価を
確固たるものへと繋げてきました。
このロッソ・ディ・モンタルチーノは、
言わばビオンディ・サンティが造るブルネッロのセカンドラベル的存在。
ビオンディ・サンティが所有するグレッポ・エステートの中でも、
平均樹齢5年~10年の比較的若いブドウ樹のブドウから造られ、
熟成は伝統的な製法を守り、スロヴェニアンオークの樽で1年熟成させます。
ロッソ・ディ・モンタルチーノが造られるブルネッロ種は、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと同じサンジョヴェーゼ・グロッソとも呼ばれています。
キャンティに使用されるサンジョヴェ―ゼ種に比べて色が濃く、
がっしりとした骨組みや、濃密で個性的な香りを放ちます。
格調高く重厚な印象のブルネッロ・ディ・モンタルチーノに比べ、
早くから楽しめる可憐な味わいが特徴です。
2012年ヴィンテージのトスカーナは、雨の多かった春の後、
理想的な夏の気候条件が揃いました。
乾燥した日が続き、昼夜の気温差が大きかったことにより
豊かなアロマを纏った、タンニンとのバランスに優れた凝縮度のあるブドウが結実。
味わいにエレガンスと力強さが共存する素晴らしいヴィンテージとなりました。
外観は鮮やかなルビー色。
ドライチェリーやラズベリーのチャーミングな果実のアロマに、
ローリエ、ミネラル、スミレの花のニュアンスが漂います。
口に含むと果実の凝縮した味わいときめ細かいタンニンが広がり、
活き活きとした酸が全体を引き締めています。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの立役者が手掛ける、ブルネッロのエッセンスが詰まった味わい。
エノテカ・オンライン初入荷の1本を、この機会に是非ご堪能下さい。
飲み頃:~2024年
評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて90点獲得