サン・ポーロ
SAN POLO

お気に入り追加

イタリア

イタリア トスカーナ モンタルチーノエリア

サン・ポーロ/SAN POLO ワインボトル

オーガニックなワイン造りに取り組む、ブルネッロの注目株


サンポーロは、オーガニックなブドウ栽培をはじめ、環境に配慮したサステナブルな取り組みに注力しワイン造りを行っているワイナリー。各ワイン評価誌で高い評価を多数獲得しており、近年は品質もさらに向上。各ワイン評価誌で次々と高評価を次々と獲得を獲得しています。ワイン・アドヴォケイトでは「ここ数年で、サン・ポーロはモンタルチーノで最も安定した生産者のひとつとして頭角を現した」(2013年6月28日)と評された注目の生産者です。

目次

安定した品質と高い評価を誇る、ブルネッロの注目ワイナリー

サン・ポーロは、ヴェネト州の名門アレグリーニの当主を務めたマリリーザ・アレグリーニ氏が、2007年よりトスカーナ州のモンタルチーノ地区で手掛けるワイナリーです。マリリーザ氏が抱いたのは「ヴェネトの外に出て、新たな環境でゼロからのワイン造りに挑戦したい」という夢。その中でトスカーナという土地は、イタリアワインの歴史の中でも特に古い産地である一方、伝統にとらわれない新たな取り組みも盛んな地域でありその結果、この地でワイナリーを購入しました。


そしてサン・ポーロのワインは設立以降、トップ・キュヴェ以外のお手頃な価格帯のワインも含め安定して高い評価を得ており、イタリアの星付きレストランにも採用されるなど、その実力の高さはプロ達のお墨付きです。


特に代表格であるブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、古典的な骨格のしっかりとした味わいとは異なる、生き生きとした果実味が際立つ新しいスタイルが魅力。ワイン・アドヴォケイトでは、サン・ポーロのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010年について「ここ数年、サン・ポーロはモンタルチーノで最も安定した生産者のひとつとして頭角を現した」(2013年6月28日)と絶賛のコメントを残しています。

モンタルチーノで取り組むサステナブルなワイン造り

モンタルチーノは赤ワイン産地としては歴史が比較的浅いながらも、国内外で抜群の知名度を誇るブルネッロ・ディ・モンタルチーノが生み出される銘醸地。ワイン愛好家から非常に人気のある産地です。


そんなモンタルチーノエリアの中でも、サン・ポーロの畑は標高400〜500mと比較的高く360度開けた場所に位置。風通しが良く霧や霜の影響を受けにくいため、病害リスクが低い環境です。そして土壌は、ガレストロ(泥灰岩)やアルベレーゼ(石灰岩)の入り混じる複雑な構成で、繊細な風味を持つブドウが成熟します。このように、サン・ポーロが所有している畑は、モンタルチーノの中でもブルネッロにとって理想的なテロワールを備えているのです。

天井に地下水を通すパイプ

また、このテロワールの特性も生かして自然資源をワイナリー設備自体にも巧みに利用することで、環境に配慮したサステナブルな取り組みを実施。


ワイナリーでは電気の使用を極力控えるために、空調と換気の両面で工夫が施されています。まず空調面では、ワイナリーを地下に設けることで、断熱効果を得ています。さらに、セラーの天井には地下水が流れるパイプが設置されており、自然の冷却効果を利用。また、セラーの壁と地面の間に空間を設けることで、断熱性と防湿性を高めています。


換気面では、建物全体が半円型に設計されており、空気が自然に流れやすい構造になっています。温度差を利用して、暖かい空気が天井部から効率的に排出されるようになっており、電気の使用を抑えながら、快適な空気環境を維持しています。


こうした環境や生態系への高い配慮と、経済的にも安定したワイナリー運営が評価され、トスカーナで初めて、世界では2番目に、エネルギー効率に配慮したサステナブルな建築物に与えられる「カーザクリマ」の認証を取得しました。

次々に改革を行った、2人の名手が導く飛躍的な進歩

2007年の設立より注目を集めていたサン・ポーロですが、2015年にリカルド・フラットン氏をワインメーカーに起用したことでワインの品質はさらに向上。ワイナリーは彼の着任後すぐに様々な改革を推し進めますが、そのひとつが、優れたテロワールをより綿密に表現するために、単一畑の上級キュヴェをリリースしたことです。


所有する16haの栽培面積のうち、DOCG  ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに格付けされた区画の中から、丘の東西南北4方向の斜面において、地質をくまなく調査し、ガレストロ土壌が豊富なポデルノーヴィと、砂質土壌が豊富なヴィーニャヴェッキアの単一畑を選定。そうして見極め抜いたテロワールから生み出されるワインは、リリースされるや否や各評価誌で高い評価を獲得し、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴィーニャヴェッキアの2015年においては、ジェームス・サックリングにて100点満点(2019年9月9日)を獲得しました。


さらに、サン・ポーロは全ての畑においてオーガニック栽培を開始。ワイナリーでは可能な限り健康なブドウ樹を育てることを目的とし、自然環境を考慮した持続可能な有機栽培を実施しています。例えば、畝の間に窒素固定用の草花を蒔くグリーンマニュアルという手法を用いるなど、自然の力によって土壌を豊かにし、その結果肥料を使わずに済む栽培方法を確立。2017年にはすべての畑でオーガニック認証を取得しています。


そしてこれらの革新に加え、ワイナリーがボルゲリの名門、レ・マッキオーレにてコンサルタントを務めていたルカ・ダットーマ氏を起用したことも特筆すべき点です。ダットーマ氏は国際品種を加えていたルービオについて、サンジョヴェーゼの魅力とテロワールを表現するべく、ブドウを植え替え、2019年ヴィンテージよりサンジョヴェーゼ100%でよりピュアな味わいを実現しました。


このような数々のたゆまぬ努力の結果、サン・ポーロは比較的新しいながらも実力のある生産者のひとつへと大きく飛躍。ワイン・スペクテーターでもロッソ・ディ・モンタルチーノの2020年ヴィンテージが「TOP100ワイン2023年」に選ばれました。

力強くもエレガントな近代的スタイルのワイン

サン・ポーロのワイン造りにおいてキーワードとなっているのが、「エレガンス」と「バランス」です。そのため、発酵と熟成はキュヴェごとに変えており、最も気軽に楽しめるルービオでは一貫してステンレスタンクを使用し、ブドウの生き生きとしたアロマを引き立たせているのが特徴。一方、ブルネッロやロッソのレンジでは複数のサイズの樽を使用して熟成した後、それらをブレンドすることで一定した味わいの表現を目指しています。


そうして仕立てられるサン・ポーロのワインは、ワイナリーが目指すスタイルの通り、上品で全ての要素が均整の取れた出来栄え。世界各国の銘醸地の中でもサンジョヴェーゼというトスカーナに特化したブドウを使用し、その上で100%単一品種のみで造られるブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、テロワールが直接的に表現されることが魅力。サン・ポーロのワインは、彼らが手掛ける畑の理想的なテロワールが見事に表現されています。


生産者曰く、「色々な方に試していただきたいが、特にワインラヴァーの皆様にトライしてみてほしい」とのこと。伝統的なブルネッロとは一線を画す、気鋭のワイナリーが手掛ける新たなブルネッロのスタイルを、ぜひ一度お試しください。

サン・ポーロが手掛ける全銘柄

商品一覧

6 件

おすすめ順

公式SNS・APP

最新情報やワインの読み物を 毎週お届けします

line お友達登録

お買い物に便利! アプリ限定クーポンも随時配信

公式アプリ

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。

エノテカ株式会社はアサヒグループです。