タッシ
TASSI

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producers_default_title ワインボトル

テロワールを追求したスタイルで高評価を獲得するワイナリー


タッシは3代に渡りモンタルチーノの地で農畜産業に従事してきた家系で、土地の理解が深く、数々の著名な生産者と深い関わりを持つワイナリー。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ・リゼルヴァ2015年がジェームス・サックリングにて100点を獲得し、同誌の「トップ100 ・ワールド・ワイン 2020年版」にて第8位に選出されるなど、非常に高い評価を獲得する生産者です。

目次

巨匠たちとの縁をつなぐ、モンタルチーノへの愛情

タッシは3 代に渡りモンタルチーノの地で農畜産業に従事してきた家系で、土地の理解が深く、数々の著名な生産者と深いかかわりを持つワイナリーです。彼らの歴史は、少年時代からビオンディ・サンティ家にワイン用のブドウを供給していたグイド・フランチ氏が1900年代半ばに養蜂業を開始したことから始まります。


グイド氏の息子であるロベルト・フランチ氏はジュゼッペ・タッシ氏と共同でハチミツの販売会社を創業。その後地元のワインや特産品も販売するようになります。グイド氏の娘と結婚したジュゼッペ氏は、1999年に1haのブドウ畑を購入し、もともとフランチ家が所有していた畑とあわせて自分達でのワイン造りを決意。2004年に「タッシ」としてのファースト・ヴィンテージをリリースしました。

彼らの哲学は「モンタルチーノという土地の素晴らしさを多くの人に広めたい」という想い。強い地元愛から数多くの素晴らしい特産品の販売を生業としてきたタッシ家とフランチ家でしたが、ワイン造りを始めたのもモンタルチーノに計り知れない可能性を感じたからでした。世代を通してこの地に精通した知識と経験が、高い品質の実現に結びついているのです。


彼らの特徴のひとつが数々の著名な生産者と深い関わりを持っていること。創業時のジュゼッペ・タッシ氏が管轄していた時代は、ガンベロ・ロッソとイタリアソムリエ協会により2000年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選出された実力を持つカルロ・フェッリーニ氏がコンサルタントを務め、バリックによる熟成を行っていました。


2008年にジュゼッペ氏が亡くなり、息子のファビオ氏がワイナリーを引き継ぐと、新たにアルベルト・アントニーニ氏にコンサルティングを依頼。同時期にジャンフランコ・ソルデラ氏からも指導を受けたことで、カーゼ・バッセで使用されるものと全く同じ大樽での熟成を導入します。この頃から極力人的介入を行わない、自然なワインメイキングに取り組んでいます。

ファビオ・タッシ氏

ブルネッロの中でも、個性の異なる4つの畑

タッシでは4つの畑を計8ha所有しており、そのうちの7haでサンジョヴェーゼを、1ha弱でトレッビアーノを栽培しています。その中でも注目すべき畑がモンタルチーノの南東部、カステルヌオーヴォ・デッラバーテにあるフランチ・ヴィンヤードとタッシ・ヴィンヤードです。


フランチ・ヴィンヤードは標高245mに広がる、約1.5haの畑。1979年植樹のワイナリーが所有する中で最も古い畑で、最上級キュヴェであるブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ・リゼルヴァ、上級キュヴェであるブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチに用いられるブドウが栽培されています。


東南東向きで十分な日照を受けてブドウは成熟しながらも、夜は冷涼な気候のおかげで酸が保持され、長期熟成ポテンシャルを備えたブドウが収穫できます。

所有する畑の位置が記された地図

またその西には、ワイナリーの名を冠したタッシ・ヴィンヤードが広がります。標高240mと南西向きであることから豊富な日照量を確保でき、生き生きとしたブドウを収穫することが可能です。


その他にも単一畑キュヴェが造られるコロンバイオーロ・ヴィンヤードや、2015年から2018年にかけて植樹した、ビオンディ・サンティのイル・グレッポという畑に近いイル・グレッピーノ・ヴィンヤードを所有しています。

フランチ・ヴィンヤード(左)とコロンバイオーロ・ヴィンヤード(右)

世界品質にまで押し上げた、テロワールの追求

ワイナリーではテロワールの特徴を引き出すために、それぞれの畑に合わせて、様々な手法を用いた栽培を手掛けています。土壌の生物多様性を高めるため、畝間で様々な植物を栽培。乾燥したエリアにある畑ではトラクターにより踏み固め、土壌の保水性を保つなどの取り組みを行っています。


オーガニック栽培を行っており、2016年にはスオーロ・エ・サルーテのオーガニック認証を取得。また、天然フェロモンを利用し雄を撹乱させ、雌との交尾を妨げるという技術を用いた害虫対策を行っています。

手摘みによって収穫されたブドウは、ワイナリーへと運ばれた後、時間をかけてゆっくりと発酵とマセラシオンが行われます。ブルネッロの熟成は大樽にて約30カ月~36カ月の間、優しく進めることがポイントです。瓶詰め後はキュヴェによって状態を見極めながらボトル内で熟成を経てからリリースされます。


また、現在はロッソ・ディ・モンタルチーノの発酵にはコンクリートタンクを用い、IGTトスカーナのブルーノ・トスカーナ・ロッソの醸造にアンフォラを導入するなど、それぞれの銘柄の特徴を引き出すために更なる品質を追求しています。

このようにして造られるワインは滑らかな口当たりとともに、果実味と酸味のバランスに優れた上品なスタイルです。2020年にはブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ・リゼルヴァ 2015年ヴィンテージがジェームス・サックリングにて100点を見事獲得。併せて同誌の「トップ100 ・ワールド・ワイン 2020年版」にて第8位に選出されるなど、彼らのワインが世界に知られるきっかけとなりました。

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