パトリス・リオン
PATRICE RION

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パトリス・リオン / PATRICE RION ワインボトル

多彩なラインナップを有するエレガンスに溢れたワインの造り手


パトリス・リオンはニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くドメーヌ。2000年に、パトリス・リオン氏が、父のドメーヌで中心的役割を担った経験を活かして、自身のドメーヌを立ち上げました。現在は息子のマキシム氏とともに、複雑ながらバランスが良く、クリーンなワインを造っています。多彩なラインナップを持つ一方、ニュイ・サン・ジョルジュにおける最小のモノポール(単独所有畑)、クロ・サン・マルクを所有。その実績と手腕は広く認められており、ワイン評価誌から高く評価されています。

目次

経験と実績を誇るパトリス・リオンの確かなワイン造り

ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くパトリス・リオンは、パトリス・リオン氏が父のドメーヌであるダニエル・リオンから独立し、2000年に立ち上げたドメーヌ。パトリス氏は、以前は無名だった父のドメーヌを、短期間で一気にニュイ・サン・ジョルジュを代表するドメーヌのひとつへと引き上げた人物です。


好奇心旺盛で研究熱心なパトリス氏は、1970年代後半に父の仕事を引き継ぐと、ブドウ栽培においても醸造においてもさまざまな近代技術を導入。毎年安定してハイクオリティなワインを造り出し、ワイン評価誌からも高く評価され、造り手として確固たる名声を得ました。彼が長年積み上げた経験と実績をもって、45歳のときに立ち上げたドメーヌがこのパトリス・リオンです。

息子のマキシム氏

2005年からは、パトリス氏の息子マキシム氏もドメーヌの運営に参入。マキシム氏は若い頃から間近でブドウ栽培や醸造を見て育ち、自然とワイン造りに興味を持ちました。ディジョンで醸造学を学び、ムルソーやサン・テミリオン、ニュージーランドなど各地のワイナリーで修行した後ドメーヌへ参加。現在はマキシム氏がワイン造りを引き継ぎながら、パトリス氏とともに優れた品質のワインを造っています。

徹底的な栽培管理を行うネゴシアン・ヴィニフィカトゥールとしての一面

パトリス・リオンは「ドメーヌ」と「ネゴシアン」の2つの顔を持つ造り手。一般的に「ドメーヌ」とは、自ら所有する畑でブドウの栽培からワインの醸造までを一貫して行うのに対し、「ネゴシアン」は他の造り手と提携し、ブドウやワインを買い取る形態を取ります。


しかし、パトリス・リオンは醸造されたワインを購入して販売する「ネゴシアン」ではなく、ブドウ果実を購入して醸造を行う「ネゴシアン・ヴィニフィカトゥール」。自らが所有する畑と同じ品質を確保するために、契約農家に対してブドウ栽培の指導を行い、自身でブドウの成熟状態をチェックし収穫日も指示しています。彼らのネゴス・ワインは、しっかりと栽培管理された良質なブドウから、所有畑のキュヴェと同じように造られているのです。

息子のマキシム氏が「畑の仕事が最も重要だと考えている。とにかく健全なブドウを育てることが大切だ」と語るほど、栽培に重きを置いているパトリス・リオン。ドメーヌ立ち上げ当初からオーガニック農法を導入し、現在ではビオディナミ農法も取り入れています。ブドウ樹を短く剪定し、丁寧に芽を選別して摘芽。光合成活動が活発になるように樹冠を管理し、果実の収量制限も行うなど、このような栽培工程を入念にすべて手作業によって行っています。


また、特に力を入れている工程が選果。腐敗したブドウが入らなければバクテリアが発生しないため、亜硫酸塩の添加量を抑えることができます。おかげで果実の風味、香りをよりクリアに感じることができ、より純粋なテロワールの表現につながります。

多彩なポートフォリオとテロワールを映し出す醸造

パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュとシャンボール・ミュジニーを中心にしてワインを手掛けていますが、近年ヴォーヌ・ロマネにも新しい畑を取得。現在は約9.5haの自社畑を所有しています。注目すべき点は一級畑の豊富なラインナップと品質の安定感。どの銘柄も畑の個性がしっかりと反映されており、同じ村のキュヴェでも畑ごとのスタイルの違いを明確に味わうことができます。


中でも、モノポール(単独所有畑)のニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・サン・マルクは、ニュイ・サン・ジョルジュのモノポールの中で最小の畑。パトリス・リオンのスタイルを堪能する上で必飲の、ドメーヌのトップ・キュヴェと呼ぶのに相応しいキュヴェと言えるでしょう。

醸造では、区画によって30~50%程度の全房発酵を実施。全房発酵を行うことでゆっくりと発酵が進み、穏やかに果実味やタンニン、色素が抽出され、ワインに複雑味とストラクチャーがもたらされます。マキシム氏曰く「料理をするときに食材によって調理方法を調整するのと同じように、ブドウの状態によって全房発酵の比率も発酵の時間も調整している」とのことです。


そして、ワインにフレッシュさを与えるために、澱とともに約15~18カ月間熟成します。新樽比率については、一級畑は約30%、村名ワインは約25%で実施。さらにステンレスタンクで1~2カ月間熟成し、キュヴェを均質化させた後に、瓶詰めします。

こうして造られるパトリス・リオンのワインは、ピュアでクリーンな美しいスタイル。このスタイルは、ドメーヌものネゴシアンものに関わらず一貫しており、しっかりとしたタンニンと果実味がありながら透き通った泉を思わせるエレガントなワインが生み出されています。このようなクリーンな果実味を持ったワインを造ることができるのは、ブドウの栽培段階からの丁寧な管理と、こだわりの詰まった醸造が行われているからこそと言えるでしょう。

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