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ロベルト・ヴォエルツィオ ROBERTO VOERZIO

イタリア
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ロベルト・ヴォエルツィオ / ROBERTO VOERZIO ワインボトル

超低収量を目指した栽培理念で、優れたバローロを生み出す造り手

ブルゴーニュのDRCやヴォギュエのように、高くても一生に一度は飲んでみたい至極のワイン。イタリアのバローロでいうと、ロベルト・ヴォエルツィオがそのひとつにあたります。30年ほど前にゼロからスタートしたロベルト・ヴォエルツィオは、極度の低収量を目指した革新的な栽培理念を取り入れ、バローロ、ラ・モッラ村の偉大なクリュから、バローロの極みと言えるワインを生み出しています。

目次

独自路線を行く孤高の造り手、 ロベルト・ヴォエルツィオ

ロベルト・ヴォエルツィオは、現当主であるロベルト・ヴォエルツィオ氏が1986年、ピエモンテ州ランゲ地方のラ・モッラ村で創業したワイナリー。小さなワイン生産者の息子に生まれたロベルト氏は、ワイン造りの方針の違いから実家を離れ1985年に独立し自らのワイナリーを創業しました。


そのときに所有していたいくつかの畑の歴史は、町の記録に残るものでは1350年まで遡ることができます。畑は当初わずか2haしかありませんでしたが、その後何年にも渡り、歴史的にも名声を得ているクリュを取得してきました。

ロベルト氏は、エリオ・アルターレ氏やドメニコ・クレリコ氏と共に、バローロ・ボーイズの一端を担っていましたが、1990年、密植と極端な摘房という革新的な栽培理念を取り入れ、他の近代派生産者とは異なる独自の道を歩み始めることになりました。現在はロベルト氏の歩みや哲学をよく理解しているひとり息子、ダヴィデ氏とともに、世界のワインラヴァ―を虜にするバローロを生み出しています。

低収量を極めた独自の栽培方法

ロベルト・ヴォエルツィオを有名にしたのは、極度の低収量を目指した革新的な栽培理念の実践。雨が少なく太陽に恵まれたイタリアでは、ヘクタール当たり5,000~6,000本の密度で栽培する生産者が多い中、ロベルト・ヴォエルツィオではブドウの凝縮感を高めるため、ヘクタール当たり約8,000本の密植を実践しています。

そして何よりも特筆すべき特徴は、ブドウの房の半分以上を切り捨ててしまうという、極限までに推し進めた摘房。ブドウ樹は冬季に、5~8芽のみを残して剪定され、7月中旬の最初の間引きでは、約50%以上の房が取り除かれ、1本の樹当たり5房だけが残されます。


そしてヴェレゾンの時期に行われる2回目の間引きでは、ネッビオーロの最も甘い房の耳の部分だけを残して、房の下部の60~70%をカット。その結果、1本の樹からの収穫は500~700gとなり、健康で糖度が高く、香りの豊かなブドウができるのです。

畑では自然に敬意を払うため、化学肥料や除草剤、殺菌剤、防カビ剤など、植生サイクルの干渉となる物質は一切使用されません。また、収穫後には、ブドウの葉の色や樹の勢い、活力から判断し、必要な樹には手作業によって牛フンや腐葉土などの天然の肥料が施肥されます。

静けさの中に凄みを感じさせるバローロ

醸造に関しては、様々な過程において、ワインの色を濃くしたり、骨格、香り、タンニンなどのワインのキャラクターを変化させる物質は一切使用しません。発酵は野生酵母のみを用い、ステンレスタンクで10~25日間かけて行われます。ワインの清潔感を重視しているため、その後のマロラクティック発酵においてもステンレスタンクを使用。収穫の翌年2月に初めてワインは樽に入れられます。


熟成では、色の濃さや果実味よりも、香りと味わいの透明感を引き出すよう、1年目はバリックと大樽で、2年目は全て新樽率30%のバリックを使用。その後更に8ヵ月間ステンレスタンクにおいてから瓶詰めされます。

ロベルト・ヴォエルツィオのバローロは、美しいルビー色の外観に、赤い果実やフラワリーなトーンが混ざり合った非常に優美な香りが特徴。測り知れないほどの深みとスケール感を持ちながらも、清潔で透明感がある、まさに、静けさの中に凄みを感じさせるスタイルです。また、畑での独自の栽培と、余分なものを切り落とした醸造によって、畑の特徴や毎年の天候の微妙な差などのテロワールを鮮やかに表現したワインを生み出しているのです。


そして彼らがもう一つこだわっているのが、ワインのラベルデザイン。ロベルト・ヴォエルツィオの哲学や、ワイン造りにおける重要な瞬間を表現するため、各キュヴェごとに畑作業や収穫風景などのイラストが、トリノのヴィッラステッローネ近くの村出身のリカルド・アッソム氏という画家によって描かれています。

エレガントな味わいで知られる ラ・モッラ村の偉大なるクリュ

ワイナリーが位置するのは、バローロDOCGに認定されているラ・モッラ村の中心部。バローロの東側の村が厳格でスパイシーな男性的バローロを生むのに対し、西側に位置し、マグネシウムやマンガンが豊富に含まれるトルトニアーノと呼ばれる青い泥灰土土壌からなるラ・モッラ村のバローロは、香り高く優美で、エレガントな味わいが特徴です。


中でも標高500mにあるラ・モッラ村からバローロ村に下っていく雄大な傾斜に位置するブルナーテやチェレクイオ、村の東側にあるアヌンチャータ地区のロッケといった畑は、偉大なクリュとして知られています。

ロベルト・ヴォエルツィオが所有するのは、そのブルナーテ、チェレクイオ、ロッケ・デッラヌンチャータや、トリリオーネ、ラ・セッラ、サルマッサ、フォサッティ、カーゼ・ネーレなど、まさにラ・モッラ村のオールスターとも言える偉大なクリュたち。「ワインについて語るときはワイナリーの名前ではなくテロワールについて語って欲しい」という造り手の想いからも分かるように、それぞれのクリュから異なる個性を持ったワインが生み出されています。

ロヴェルト・ヴォエルツィオの全ラインナップはこちら

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