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キリッと冷えたシャンパーニュが美味しいこの季節。ただシャンパーニュと聞くと、芳醇で重厚感のあるイメージが先行し、暑い夏は重すぎるから敬遠される方もいらっしゃるのでは。
そんな方に是非お勧めしたいのが、辛口タイプのドライシャンパーニュ。その代表が「ノン・ドサージュ」。一般的なシャンパーニュは1リットルあたり6~12gほどの糖分が含まれますが、ノン・ドサージュとは、あえて補糖をせず、辛口に仕上げています。 ブドウ本来の味わいを生かした繊細でピュアな味わいとシャープな後味は、食事との相性も抜群で、三ツ星レストランや美食家の間で注目を集めています。従来のシャンパーニュとは
一味違った楽しみ方ができる、極辛口スタイルのシャンパーニュを、ぜひこの夏お楽しみください。
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ドライシャンパーニュを楽しむ!
ノン・ドサージュのシャンパーニュを美味しく飲むには、できるだけしっかりと冷やし、低めの温度をキープすることが大切です。甘みが少ないため、温度が高くなるにつれて酸味が目立つようになり、本来の繊細な味わいを感じられにくくなくなるからです。できればクーラーなどで常に冷やしながら楽しむのがオススメです。
また、果実本来のピュアな味わいに合わせたいのは、同じく素材本来の味を生かした料理。ホタテやエビ、カニなどの甲殻類や貝類などのシンプルな味付けの前菜やグリルはもちろんのこと、お寿司や水炊きなどの日本料理にも良く合い、素材そのものの味わい同士の繊細なマリアージュを楽しむことができます。
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ノン・ドサージュとは?
ノン・ドサージュ(ノン・ドゼ、ゼロ・ドサージュ)とは、シャンパーニュを造る過程で行われる、リキュールの添加を全く行わずに仕上げられる辛口タイプのこと。
元々冷涼な地域であったシャンパーニュ地方では、収穫されるブドウそのものの糖度が低く、そのままワインに仕立てると酸味ばかりが際立ってしまう傾向にありました。そこでシャンパーニュは、発酵によって分解された糖分を補うため甘いリキュールを加え、味の調整を行うのが一般的でした。バランスの良い味わいのワインを造るために、補糖は必要不可欠だったのです。
シャンパーニュ地方の規定では、「ブリュット」と呼ばれる最もスタンダードなタイプの場合、12g/l以下までの残糖分が許されています。そのため、多くのシャンパーニュはしっかりとした味わいと甘みを感じますが、これに対し、「ノン・ドサージュ」とされるのは残糖分わずか3g/l未満、「エクストラ・ブリュット」については、6g/l未満と定められており、極めて糖分が抑えられているため、甘みが少なく、すっきりとしたドライな味わいに仕上がります。
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ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール フィリップ・スタルクモデル[ボックス付]
/ルイ・ロデレール
15,000円(16,200円 税込)
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【ノン・ドサージュ】
ルイ・ロデレールは1776年に設立された老舗メゾン。その実力はフランスのワイン雑誌ラ・レヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌において、 シャンパーニュメゾン・トップ50のうち、第1位に選ばれるほど。ブドウの75〜80%を自社畑からまかなっており、徹底した質の良いブドウにこだわったワイン造りによって、多くのワインラヴァーから信頼を寄せられています。
こちらは、そんなルイ・ロデレールと当代きってのデザイナー、フィリップ・スタルク氏とのコラボレーションによって生まれた限定シャンパーニュ。フィリップ・スタルク氏が普段から、ノン・ドサージュのシャンパーニュを愛飲することから、このブリュット・ナチュールも甘さを一切加えずに仕上げられました。
非常に濃厚で凝縮したブドウが収穫された2006年。ブーケは繊細かつ豊かで、春に咲く花、洋ナシ、柑橘系の皮などがゆっくりとあらわれ、空気に触れることで香りは最大限に引き出されます。果実本来の旨みがしっかりと感じられる、純粋無垢な味わいが魅力。一般的なシャンパーニュに比べて、甘さやイースト香を排した分、極上の酸味とミネラル感が引き立ち、すべての要素が純度高く骨太な白ワインを味わっているような感覚があります。 |
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ビルカール・サルモン エクストラ・ブリュット [ボックス付]
/ビルカール・サルモン
8,000円(8,640円 税込)
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【ノン・ドサージュ】
設立以来、約200年に渡って良心的な家族経営を続け、世界的ブランドとしての地位を確立してきたビルカール・サルモン。家族経営ならではの、「妥協なき品質追求」「独自の手造り製法」「少量逸品主義」をモットーとして、高品質なシャンパ-ニュを造り続けており、「味を極めた人が辿り着く至高のシャンパーニュ」と言われています。
こちらのエクストラ・ブリュットは、パリの三ツ星レストランのシェフからのリクエストにより誕生したノン・ドサージュのシャンパーニュ。ただ単にノン・ドサージュにするだけではなく、1年ほど澱の上で寝かせてからボトリングされるため、シトラスや白い花のアロマにドライフルーツ、ブリオッシュの複雑なニュアンスがあり、口に含むと、滑らかでドライな風味と共に力強さが感じられます。ノン・ドサージュでありながら、丸みを帯びた芳醇さと熟成感を併せ持つふくよかな味わいに仕上げられています。
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ローラン・ペリエ ウルトラ・ブリュット [ボックス付]
/ローラン・ペリエ
12,000円(12,960円 税込)
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【ノン・ドサージュ】
英国王室と親交が深く、1998年には 「プリンス・オブ・ウェールズ」(イギリスの皇太子) の認証を受けたローラン・ペリエ。 2011年に行われたウィリアム王子の結婚式の晩餐会で、スタンダード・キュヴェとロゼが振る舞われるなど、王室御用達のシャンパーニュとして知られています。
こちらのローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、フランスのヌーベル・キュイジーヌ、 「素材の美味しさを本当に味わうためには味の濃いソースは必要ない」という考え方に基づき誕生したノン・ドサージュのシャンパーニュ。よく熟した選りすぐりのブドウを匠の技でアッサンブラージュする事により、デリケートな味わいとすっきりとした後味の絶妙なバランスを実現。潮の香りを感じさせる、キャビア、牡蠣、魚介類と相性抜群です。
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ポル・ロジェ・ピュア [ボックス付]
/ポル・ロジェ
9,000円(9,720円 税込)
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【ノン・ドサージュ】
元イギリス首相チャーチル氏を虜にし「気品と優美」を哲学として格調高いシャンパーニュを造り続けるポル・ロジェ。木樽を一切使用せず、ステンレスタンクで発酵させることによって、繊細な味わいを引き出します。
こちらのピュアは、できる限り自然のままの状態でワインを造るという、ポル・ロジェが追求してきた哲学の全てが込められたノン・ドサージュシャンパーニュ。テロワールの多様性を表現するべく、3つのセパージュを同率でブレンドし、最低でも3年熟成させることで、素晴らしいストラクチャーを生み出しています。ドライな口当たりで、青リンゴや白桃の爽やかな味わいが口の中いっぱいに広がり、気品に満ちたしなやかでシャープな味わいが特徴です。
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ポール・デテュンヌ エクストラ・ブリュット
/ポール・デテュンヌ
6,000円(6,480円 税込)
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【エクストラ・ブリュット】
ポール・デテュンヌは、アンボネイ村に居を構える家族経営のRMメゾン。生産されるブドウの一部はヴーヴ・クリコに売却され、最高キュヴェの「ラ・グランダム」の原料になっているということからも、 ポール・デテュンヌのブドウの質がいかに高いかということがよくわかります。
こちらのエクストラ・ブリュットは、アンボネイ産のピノ・ノワールを主体とし、ドサージュ無しではありませんが、あえて残糖度を5g/lに抑えた極辛口シャンパーニュ。白い花、ベルガモットやスパイスのアロマが口いっぱいに広がります。ピノ・ノワールの果実味と旨味が見事に引き出された、力強い味わいが魅力。特にシーフード料理との相性がおすすめで、お寿司やカルパッチョなどの生のお魚とも絶妙な相性を見せてくれます。
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