ロゼワインってどんなワイン?その魅力と人気の秘密に迫る!

アメリカではロゼワインの市場規模が大きく伸長し(注1)、その大人気ぶりは昨夏、現地メディアで盛んに報道されたほど。

アメリカをはじめ、ロゼの本場フランスはもちろん、イギリス、スウェーデン、香港など、世界的に人気に火がついているロゼワイン(注2)

エノテカでも大プッシュ中のロゼワインの魅力と人気の秘密をまとめてご紹介します!

(注1)アメリカのロゼワイン市場規模が年間約430億円に達したと発表。 非発泡性のロゼ市場は過去52週間で57%余り拡大(ニールセン2017年1月/ブルームバーグ)(注2)世界のロゼワイン消費量は、2002年対比で30%増と伸長 (2015年時点/フランス アグリメール・プロヴァンスワイン委員会)

ロゼワインとは?

ロゼとはフランス語で“バラ色”のこと。ピンク色をしたワインを総称して“ロゼワイン”と呼びます。

そして、ピンク色と一口に言っても、サーモンピンクから、赤に近い濃いピンク色まで、その色合いはさまざま。この色合いは製法に起因する部分が大きく、どのような製法で造られたロゼワインなのか、色合いからある程度造りを推測することが可能です。

ロゼワインの製法

基本的には赤ワイン用の黒ブドウから造られるロゼワイン(白ブドウを使う場合もあります)。大きくは、白ワインと同様の製法で造られる場合と、赤ワインの製造過程で造られる場合に分けられます。

※下記以外に、国によっては赤ワインと白ワインを混ぜる製法もあります。

ロゼワインの製法

色で選ぶロゼワイン

製法がそのまま色に反映されるロゼワインは、実は色合いがダイレクトに味に表れるのをご存じですか? 色合いと製法に注目してロゼを選んでみましょう。

ロゼの色合いとフードペアリングの関係

赤ワインと白ワイン、両方の要素を持ち合わせるロゼワインは、マリアージュにあまり頭を悩ませることなく、いろんな料理に非常によく合います。生ハムやサラミといったシャルキュトリーなど、ロゼワインの本場での鉄板の組み合わせはもちろん、オススメは中華やエスニック料理、手巻き寿司など。フムスといった、昨今人気となっているヘルシーな料理との相性の良さも魅力です。

ロゼの色合いとフードペアリングの関係

淡いロゼ

プロヴァンスに代表される淡い色合いのロゼは現在ロゼ界のトレンドセッター。主に白ワインとほぼ同じ工程の「直接圧搾法」を用いて造られるため、色合いやタンニンが軽く抽出されるのが特徴で、繊細な風味は和食に代表される軽やかな食事にぴったり。

鮮やかロゼ

古くはボルドーのロゼに代表されるしっかりとした色合いのロゼはまだまだ根強い人気を誇ります。鮮やかな色合いのロゼは主に「マセラシオン」や「セニエ法」を用いて造られるため、しっかりと色合いやタンニンが抽出されているのが特徴。より赤ワインに近い味わいのロゼはしっかりとした肉料理とも好相性。合わせる食事の幅が広がります。

おすすめのロゼワイン

淡いロゼと鮮やかロゼ、それぞれおすすめのワインをご紹介します。

淡いロゼ

フランスのプロヴァンスで“キング・オブ・ロゼ”と称される作り手が手掛けるセカンドラベル。

ふくよかな果実味にほのかな苦味が重なる上質な味わいは、どんなシーンでもお料理でも合わせられる懐の大きいロゼワインです。

バイ・オット・ロゼ / ドメーヌ・オット★

鮮やかロゼ

スペインのカベルネ・ソーヴィニヨンだけで造られた、赤ワインに近いロゼワイン。

見た目の通りふくよかでコクのある果実味があり、しっかりとしたボディが長い余韻までずっと続いていきます。

ロサード・カベルネ・ソーヴィニヨン / エナーテ

世界のロゼワイン市場

ロゼ生産量、消費量ランキング

世界のロゼワイン消費量は大きく上昇中。上図のようにフランスとアメリカが二大消費国となっています。

日本では消費量がまだまだ少なく、スティルワイン合計のうち、ロゼの割合はわずか3%。しかし、日本でのワインの消費量増加やワイン文化のますますの浸透につれ、これからさらなる需要が見込まれそうです。

アメリカでロゼワインが人気の理由!

アメリカで大ブレイク中のロゼワイン。その人気の秘密は、ワイン初心者にも受け入れられやすい、こんなキャラクターにありました!

その1 インスタ映え

アメリカの酒類カテゴリーにおいて、頭角を現して いるロゼワイン。人気の理由として、ロゼワインの色合いがあることは外せません。美しいピンク色というビジュアル的要素はまさにインスタ映えバツグン! @yeswayrose@roseseason など、ロゼワインやピンクにフィーチャーしたアカウントも数々登場。

「Yes Way Rose」は二人の女性が運営しており、2015年には『ワインエンスージアスト』の表紙(写真上)を飾るほど注目を浴びています。

その2 ライトさ

フローズンカクテル

ロゼワインのさらなる人気の理由は、その気軽さ。じっくりとワインに向き合って飲むというよりも、氷を入れたり、ジュースと割ったり、ワインの知識や常識なんて関係ない!とにかく楽しく自由に!というロゼならではのスタイルが受け入れられています。

ニューヨークで一昨年頃から登場、大ブームとなった“フロゼ”(フローズンとロゼを組み合わせた造語)はまさにその派生品。ロゼワインを凍らせ、イチゴやレモンジュースを混ぜてシャーベット状にしたフローズンカクテルで、その美味しさ、ビジュアルから大人気となっています。

その3 ミレニアル世代

アメリカのロゼワインブームを牽引しているのが、ミレニアル世代。1980年前後から2005年頃にかけて生まれた世代で、10代からインターネット環境やソーシャルメディアになじんだ初の世代でもあり、ロゼのインスタ人気もここに繋がっているようです。ちなみにこれはアメリカならではの特徴。ロゼの本場フランスでは平均的に幅広い世代で親しまれています。

その4 ロゼワイン的ライフスタイル

ロゼワインを楽しむ風景

昼下がりの午後。浜辺やバーベキュー、ピクニックで。ロゼワインがその魅力を最大限に発揮するのは、特にそうしたシチュエーション。ロゼワイン=人生を楽しむという図式を持つことから、ロゼワインは単なる飲みものではない、“ライフスタイル”と密接な関係にあります。余暇を充実させ、人生を楽しもうという昨今の傾向とロゼワイン人気は、比例するものがあるのかもしれません。

まとめ

ロゼワインの基礎知識からロゼワインが人気の理由までご紹介しました!いつもは赤ワインや白ワインばかり飲んでいる方も、たまにはロゼワインを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

様々な料理に合わせやすく、華やかなロゼワインは毎日の食卓やパーティーの場で活躍すること間違いなしです!