連日猛暑が続く日本の夏。
でも夏だからこそ、より自由に、より気軽に楽しめるのが「夏ワイン」の良さと言えます。
暑い季節を逆手にとって、ちょっぴりリゾート気分で、バラエティ豊かな「夏ワイン」を満喫してみませんか?
肉と楽しむワイン
キンキンに冷えた泡、スッキリとした白も夏ワインにもってこいですが、新定番としておすすめしたいのが、「暑い夏こそ、濃い赤!」です。
今回おすすめした赤ワインは、どれもフルボディーでジューシー、酸味は穏やかで、濃いけれどスイスイ飲めてしまうところが魅力。
たくさん汗をかいて疲れた日には、ガッツリ系のお肉や、辛いものを欲しますよね。
そんな料理にマッチするのは、実は濃い赤ワインなんです。
濃くて肉厚な赤ワインで栄養補充といきましょう!
(広尾本店 江藤)
赤身肉と肉厚な赤ワインで夏バテ防止!パンチの利いた味わいでお肉もすすみます◎
レゼルヴァ・マルベック /ボデガ・ノートン
(アルゼンチン メンドーサ)
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高樹齢のマルベックを使用。
完熟したブドウの旨味が感じられ、甘くまるみのあるタンニンが口いっぱいに広がります。
肉汁たっぷりお肉とベストマッチ!メンチカツに甘みのあるケチャップをたっぷりとかけて
アルトス・イベリコス・クリアンサ /トーレス
(スペイン リオハ)
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24カ月の熟成によるまろやかなタンニンが味わえます。
これぞスペインワイン!と言える凝縮感とスパイシーさが魅力の1本。
バーベキューのワインはこれで決まり!炭火焼で楽しむと、なお良しです
モンテス・アルファ・シラー /
モンテス(チリ コルチャグア・ヴァレー)
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急斜面で育てられたシラーを用い、フレンチオークで12か月熟成。
シラーならではのスパイシーさとパワフルさが存分に味わえます。
こちらもオススメ!私の夏ワインの楽しみ方
暑くなってくると、夏空の下ワインが飲みたくなります。
先日ロゼスパークリングを片手に、近所の河原の土手で昼から乾杯しましたが、その優越感と心地よさといったらありません!
買ってきたピザとの最高のペアリングにも、思わずニヤリ。
大好きな空を眺めながらだと、どんなワインでも上級のお供になりますが、中でもロゼスパークリングがおすすめです。
程よい旨みがあり、暑さの中ぬるくなってしまっても、また泡が弱くなってきても楽しむことができます。
エノテカスタッフに聞きました!My夏ワイン&アテ
エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル × 焼きトウモロコシ
私の真夏のワインの楽しみ方として、エスパス・オブ・リマリに焼きトウモロコシを併せて楽しんでいます。
トウモロコシは醤油と味醂でこんがり網焼き、幼少の頃に出店で食べたときの哀愁を感じつつ、野外で汗をかきながらエスパス・オブ・リマリを堪能します!
テロワール by エノテカ 京都髙島屋店 平田 哲也
カプスラ・ヴィオラ × 冷やし中華
休みの日は冷やし中華が多くなるのですが、お酢をきかせたキュウリなどの野菜多めの冷やし中華に酸と果実味のバランスが抜群のカプスラ・ヴィオラが最高に合います!
食後はスッキリ爽やか、暑さもすっ飛びます!
ワインショップ・エノテカ 松山三越店 横見 真人
シレーニ・ヌーヴォーソーヴィニヨン・ブラン × 泉州水ナスの浅漬け
例年、7月1日解禁のシレーニ・ヌーヴォーをキリッと冷やして、夏が旬のジューシーで肉厚な泉州水ナスの浅漬けをざく切りにして醤油をひとかけ、仕上げにオリーヴオイルを垂らすのがペアリングのコツ!
新酒ならではの爽やかな香り、スッキリとした飲み口に泉州水ナスがピッタリと寄り添います。
エノテカ&ケーシーズ 神戸三田プレミアム・アウトレット店 辻岡 寛之
夏といえば冷製パスタ(一説では日本発祥とも言われています)。なかでも定番のトマトとバジルの冷製パスタが好きで、夏の楽しみのひとつです。
これに合わせたいのはキリっと冷やしたサンタ・クリスティーナ・ロザート。
チャーミングで軽やかなアロマがトマト、バジルの爽やかな味わいとベストマッチします!
ワインショップ・エノテカ 三井アウトレットパーク幕張店 敞田 康平
パスカル・ジョリヴェ ソーヴィニヨン・ブラン・アティテュード × 流しそうめん
パスカル・ジョリヴェ ソーヴィニヨン・ブラン・アティテュードの柑橘系のニュアンスは流しそうめんと相性抜群です!
サッパリと爽やかな組み合わせで、これはまるで“すだちそうめん”的な感覚…!
夏の休日ランチにオススメです!
ワインショップ・エノテカ 広尾本店 磯貝 壮
プロジェクト・クワトロ・カヴァ× タコとトマトのマリネ
夏の前菜やパーティーにもピッタリなタコとトマトのマリネには、シルバーの華やかなボトルがパーティーにピッタリのプロジェクト・クワトロ・カヴァを。
夏らしい爽やかなペアリングであるだけでなく、見た目にも鮮やかなオススメの組み合わせです!
ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店 星野 まりえ
知っておくと便利!夏ワイン Q & A
Q 1
赤ワインがおいしく感じられないのですが・・・
A.
その赤ワイン、もしかして常温で飲んでいませんか?
赤ワインの適温は濃厚なタイプで16~18℃くらい。軽めのタイプだと14~16℃くらい。夏場の室温は25度を超えるため、常温では暑すぎるのです。
温度が高いと、酸味を感じにくくなり、ワインの味わいがぼやけてしまいます。夏は赤ワインも冷やす! これが鉄則です。
Q 2
キンキンに冷やしてもおいしいワインはありますか?
ワインは冷やし過ぎると香りが立ちにくくなり、酸味や渋みを強く感じやすくなります。
A.
キレや爽快さを楽しむスパークリングワインはもちろん、甘口のワインもよく冷やすことですっきりといただけるのでオススメです。
赤ワインは、渋みが少ないブドウ品種(ピノ・ノワールや南イタリアのネグロアマーロなど)のワインが適しています。
Q 3
夏にお呼ばれした時にオススメのワインはありますか?
A.
お呼ばれ先から特に指定がない場合、さっぱりとしたスパークリングワインや白ワイン
もよいですが、訪問途中にぬるくなってしまう可能性も。
そんな心配がある時は、食事の最後に楽しむ甘口ワインはいかがでしょう。
食事を楽しんでいる間にしっかり冷やすことができる上、夏の疲れた身体にキリッと冷えた甘口ワインは最高の贅沢!
一緒に楽しむ冷たいデザートを持参すれば、さらに一目置かれること間違いなしです。
Q 4
ワインの保管で注意することは?
A.
ワインを保管する理想の温度は15℃。夏場に常温で保管すると、ワインが劣化する恐れがあります。
ワインセラーがない場合は、冷蔵庫の野菜室に避難させましょう。しかし乾燥した冷蔵庫で長期間保存するとコルクが乾燥し、ワインの酸化や劣化の原因となります。
なるべく早めにお召し上がりになることをおすすめします。