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白ワインの代表格!ソーヴィニヨン・ブランの魅力

エノテカ編集部
エノテカ編集部
ワインを学ぶ
公開日:2021.9.8
更新日:2021.10.19
ソーヴィニョン・ブラン_白ワイングラス

フランスをはじめ、世界中のワイン産地で栽培されているブドウ品種、ソーヴィニヨン・ブラン。

爽快でフルーティーな白ワインを生むブドウとして世界中で人気の品種ですが、同じく人気のブドウ品種シャルドネとは全く個性が異なります。

ここでは、シャルドネとの違いを比較しつつ、ソーヴィニヨン・ブランの魅力に迫ってみたいと思います。

目次

味わいの特徴と歴史

種類白ブドウ
主な産地フランス / ボルドー地方・ロワール地方、
ニュージーランド / マールボロ地区
香りグレープフルーツ・レモンなど柑橘類、ハーブ、青草
味わいキレの良い酸味、新鮮な果実味

ソーヴィニヨン・ブランはフランスの他、イタリアやアメリカ、ニュージーランド、チリなど世界中のワイン産地で栽培されている国際品種の1種です。カリフォルニアではフュメ・ブランとも呼ばれます。

ソーヴィニヨン・ブランから造られるワインの多くは、色合いは淡い黄色、柑橘とハーブの清涼感のある香りが特徴です。

ただ、生産地域によって仕上がるワインに違いがあり、フランスのロワール地方のような冷涼な地域で造られたものは、シャープな酸味とミネラル感のあるみずみずしい味わいとなり、温暖な気候のもと十分に熟したソーヴィニヨン・ブランから造られたワインは、トロピカルフルーツのような南国系の甘い果実、蜂蜜や麦わら、スパイスのニュアンスも現れます。

いずれせよ、ソーヴィニヨン・ブランから造られる辛口の白ワインはあまり熟成させず、早いうちに飲むタイプに仕上げられるのが一般的です。若いうちに飲む方がソーヴィニヨン・ブランの個性であるフレッシュな酸味や果実味がより引き立ちます。

ソーヴィニョン・ブラン_ブドウ

ソーヴィニョン・ブランは長らくフランスのボルドーが原産地と考えられていましたが、ボルドーより北部のロワール川流域が原産という説も近年は有力です。

18世記にはソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランの交配でカベルネ・ソーヴィニヨンが生まれました。また、フランス東部の土着品種サヴァニャンはソーヴィニヨン・ブランの片親であることが最近のDNA解析でわかっています。

樹勢の強いブドウで葉や房、実が小さく、通常その実は黄緑色をしていますが熟すと黄金色に色づきます。

ソーヴィニヨン・ブランは魚料理とピッタリ!

ソーヴィニョン・ブランに合う料理_カルパッチョ

辛口のソーヴィニヨン・ブランのワインは、その香りに合わせてレモンなどの柑橘類をアクセントにした料理と好相性です。

例えば、オリーブオイルとレモンで味付けしたシーフードのカルパッチョやマリネ、レモンで風味付けした白身魚のホイル焼き等。

和食にも合わせやすく、寿司や天ぷら、焼き魚にはカボスやスダチを絞ってもよく合います。

また、ワインにはハーブや青草のニュアンスもあるので、ハーブやフルーツと葉物野菜を合わせたグリーンサラダ、チキンの香草焼き、酸味のあるフレッシュなシェーブルチーズもおすすめです。

ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネの違い

白ワイングラス

ソーヴィニヨン・ブランと同様に世界中のワイン産地で栽培されているシャルドネ。ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネは白ワイン用ブドウの2大品種です。

人気の高いこの二つの品種、実は個性が全く異なります。

ソーヴィニヨン・ブランが柑橘やハーブの香り、キレのある酸味とみずみずしい果実味といった比較的はっきりとした個性をもつブドウに対して、シャルドネはブドウ自体がニュートラルで強い個性を持ちません。

言い換えれば、シャルドネは個々の生産者の手法によって様々な味と香りを演出できる汎用性の高さが個性なのです。よって、シャルドネから造られるワインは、産地や生産者によってかなり風味が異なります。

もちろんソーヴィニヨン・ブランも造られる場所によって多少風味は異なりますが、柑橘の香りやシャープな酸味、みずみずしさは辛口に仕上げられたソーヴィニヨン・ブランのワインならおおよそ持ち合わせているでしょう。

一般的にソーヴィニヨン・ブランのワインはサラダや刺身、カルパッチョ、シェーブルチーズのように、見るからに新鮮でみずみずしい料理や食材と相性が良いのですが、シャルドネのとりわけふくよかなワインには、魚料理ならムニエル、豚肉や鶏肉のソテー、クリーム系ソースのパスタなど、コクのある料理がよく合います。

代表的な産地

ソーヴィニヨン・ブランの代表的な産地はボルドー、ロワール、ニュージーランド。覚えておきたいこれら三つの産地を紹介します。

フランス・ボルドー地方

フランス・ボルドー_ブドウ畑

ボルドーは赤ワインの生産量が圧倒的に多いのですが、辛口白ワインの一大産地でもあります。そして、ソーテルヌに代表される極甘口の貴腐ワインも有名です。

ボルドーで造られる辛口の白ワインは、ボルドー市の南側のグラーヴ地区や、ジロンド川に合流するガロンヌ川とドルトーニュ川に挟まれた広大なアントル・ドゥー・メール地区で主に造られています。

これらの地区で認められている原料ブドウ品種は補助品種も含めて8種類が認められていますが、大半のワインはソーヴィニヨン・ブランとセミヨンをブレンドして造られています。

グラーヴ地区で造られる辛口白ワインは、香りが複雑でアロマティック、粘着性があり熟成能力にも富みます。木樽で熟成させたものはしっかりとしたコクもあります。グラーヴ地区にある赤ワインで有名なシャトー・オー・ブリオンは白ワインも造っており、名実ともにボルドーの最上級辛口白ワインです。

一方、アントル・ドゥー・メールで造られる白ワインは若いうちから楽しめる爽やかな果実味が特徴です。バランスの取れた味わいで幅広い料理に合わせることができます。

濃厚な甘口の貴腐ワインはジロンド川上流にあるボルドー市の南東、ガロンヌ川の左岸に位置するソーテルヌ地区とバルザック地区で造られています。

ソーテルヌもバルザックも原料品種はソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ソーヴィニィヨン・グリ、ミュスカデルが認められていますが、辛口ワイン同様、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランを主体に造られています。セミヨンがワインのボディを、ソーヴィニヨン・ブランの豊富な酸が長期熟成を可能にしています。

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フランス・ロワール地方

フランス・ロワール_ブドウ畑

中央山塊を源とし大西洋へ注ぐ大河ロワール川の渓谷もまた、辛口白ワインの一大産地です。

ワイン産地としてのロワール地方は非常に広大で、ここで造られるワインも多種多様です。その中で、ソーヴィニヨン・ブランはロワール川の中流から上流にかけて、主にサントル・ニヴェルネ地区で多く栽培されています。フランス語で中心を意味するサントルという名がついていることからもわかる通り、フランスの中心部に位置した産地です。

この地方で造られるソーヴィニヨン・ブランのワインはボルドーとは異なり、ソーヴィニヨン・ブラン100%で造られます。とりわけ有名なA.O.C.はやはりサンセールとプイィ・フュメでしょう。いずれもフランスの白ワインを代表する銘柄です。

この地方は夏と冬の気温差が大きく冷涼なため、栽培されているソーヴィニヨン・ブランにはしっかりと酸が残ります。そのため、出来上がるワインもまたシャープな酸味が特徴となります。

加えて特筆すべきは、この地方の特異な土壌がワインに与える影響です。この地方の土壌には、カイヨットと呼ばれる石灰岩の小石、シレックスと呼ばれる(火打ち石)の混じる粘土質土壌、微小なカキ殻の化石を含んだキンメリジャン土壌などがあり、ワインにミネラル感やスモーキーなニュアンスを与えているのです。

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ニュージーランド

ニュージーランド_ブドウ畑

おそらくソーヴィニヨン・ブランの個性が最もわかりやすく表現されているのがニュージーランド産でしょう。

柑橘のフレッシュな香り、ハーブや青草の清々しいニュアンス、シャープな酸味、みずみずしい果実味、これらがしっかりと感じ取れます。

ニュージーランドにおけるソーヴィニヨン・ブランの主な産地は南島のマールボロです。冷涼な気候と陽光に恵まれ、また、マールボロ地区のある南島の北部は風が強く、ソーヴィニヨン・ブランの特徴的な香りを凝縮させるのに役立っています。

土壌は砂利質・砂質が多く見られますが、下層は粘土質で保水性に優れ、ソーヴィニヨン・ブランの育成に最適と言われています。

今日、ソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドの最重要品種で、2018年の統計ではブドウ畑の総面積の6割をこの品種が占め、さらにソーヴィニヨン・ブラン単一で造られたワインは、ニュージーランドの輸出ワイン総量の86%を占めています。

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まとめ

産地によって違いはあれど、ソーヴィニヨン・ブランの個性はワイン初心者にも比較的わかりやすく、味わいもイメージしやすいと思います。

また、他の国際品種のワインに比べて産地や生産者による価格差もさほど大きくなく、手に取りやすい価格帯のものがたくさんあります。

気軽に試して、お気に入りのソーヴィニヨン・ブランを見つけてみてください。

参考文献:世界のワイン図鑑 第8版 / ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン

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全国60店舗以上!ワイン専門店「エノテカ」の編集部。スタッフやライターの方々と、知っていると得する基礎知識からエノテカならではのディープな情報まで、ワインにまつわる情報を様々なテーマで発信していきます。

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