エノテカで働くスタッフは、誰しもワイン好き。日々たくさんのワインに触れる彼らが、何度もリピートして楽しんでいるお気に入りワインはどんなワインなのでしょうか。
本連載では、エノテカスタッフの「相棒ワイン」をご紹介します。
成城学園前店 秋山:
その土地らしさや造り手の人柄を映し出すこと、それがワインの魅力の一つだと感じています。それを改めて実感させてくれたのが、オーストラリア・ヤラ・ヴァレーの生産者「ジャイアント・ステップス」のワインです。ヤラ・ヴァレーは、南部オーストラリアに位置する冷涼な産地。畑を重視したワイン造りから高品質なワインが生み出されています。
先日、研修でオーストラリアを訪れた際、実際にジャイアント・ステップスの畑やワイナリーを見学しました。そこで印象的だったのが、「テロワール」を何よりも大切にしていること。テロワールとは、その土地の土壌や気候など、ワインの個性を生み出す環境のことを指します。ジャイアント・ステップスは所有しているブドウ畑に自信と愛着があって、その素晴らしさをそのままワインに乗せて伝えようとしています。
畑を案内してくださったジェネラル・マネージャーのメラニーさんは、世界的にも高く評価される優秀な方でありながら、とても気さくで温かな方でした。ワインの説明をしていただく中で、メラニーさんは「アプローチャブル(=親しみやすい、味わいが伝わりやすい)」という言葉を使っていました。その表現が印象に残っていたのですが、お話を伺いながらワイナリーを巡るうちに、「ワインもメラニーさん自身もアプローチャブルで素敵だな」と感じたことをよく覚えています。
そんな、“アプローチャブル”を実感したのが、この「ヤラ・ヴァレー シャルドネ」です。ピンクグレープフルーツのような爽やかながらも果実味をしっかりと感じる味わい。熟した果実の豊かさと冷涼な土地ならではの心地良い酸味が見事に調和しています。
このワインを開けたくなるのは、翌日がお休みの日の夜やゆっくり過ごしたいとき。余計な手を加えすぎることなく、その土地の個性を素直に表現したピュアな味わいが心を満たしてくれます。
現地を訪れたことで、ワインはその土地の風景や造り手の想いを映し出す存在なのだと改めて感じました。このワインを通して、ヤラ・ヴァレーの素晴らしさとジャイアント・ステップスの情熱を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
ヤラ・ヴァレー シャルドネ
白
エレガント&ミネラリー
冷涼なテロワールの個性を表現する、「ブルゴーニュの強力なライバル」。リッチかつフルーティーな香りが広がる、エレガントな味わい。 詳細を見る
3.7
(6件)2024年
6,600 円
(税込)
V 91
2023年
6,600 円
(税込)
JS 90