和食とワイン。実はこの組み合わせ、思っている以上に自然で奥深いものです。
出汁の旨味や醤油の香ばしさ、旬の食材の繊細な味わいに、ワインはやさしく寄り添い、新たなおいしさを引き出してくれます。
ここでは、元創作和食店の料理人であり、“帰宅後20分で作れる簡単和食”をSNSで発信するちまきさんに、家庭で気軽に楽しめる「ワインに合う和食レシピ」を教えていただきます。
忙しい日でも無理なく作れて、きちんとおいしい。そんな一皿にぴったりなワインとともに、毎日の食卓が少し豊かになるペアリングをご紹介します。
レシピを教えてくれたのは、ちまきさん
和食料理家・フードコーディネーター。創作和食店の料理人、食品会社の営業を経て独立し、企業のレシピ開発や動画制作を手がける。「和食のハードルを下げる」をモットーに活動し、手軽だけどお店の味を実現するレシピを発信。著書に『おおざっぱ和食』(主婦の友社)。
泡で涼む夏ごはん
本格的な暑さが続く8月は、さっぱりとした味わいが恋しくなる季節。今回ご紹介するのは「たこと夏野菜のぽん酢和え」です。
ぽん酢しょうゆの爽やかな酸味に、オリーブオイルのコクを重ねることで、和の味わいの中にもワインに寄り添うまろやかさが生まれます。
そんな一皿に合わせるのは、スペインのスパークリングワイン「プロジェクト・クワトロ・カヴァ」。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られる、きめ細やかな泡とキレのある飲み口が魅力です。
りんごやハーブを思わせるフレッシュな香りに、ほのかなトーストのニュアンスが重なり、すっきりとした後味が夏にぴったりです。
レシピ:たこと夏野菜のぽん酢和え
夏らしいたこ、ズッキーニ、ミニトマトを、オリーブオイルで乳化させたぽん酢しょうゆで和えた、涼やかな一皿。さっぱりとしながらもほどよいコクがあり、暑い日も軽やかに楽しめます。 仕上げに天かすと塩を振りかけることで、香ばしさと塩気が加わり、スパークリングワインとの相性もぐっと高まります。粒が大きめの塩を使うのがおすすめです!
【材料 2人分】
たこ 50g
ズッキーニ 1/2本
ミニトマト 5個
ぽん酢しょうゆ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
天かす 少々
塩 少々
【作り方】
1.たこは削ぎ切りにし、ミニトマトは横半分に切る。ズッキーニは薄切りにして塩少々(分量外)をふり、5分ほどおいて出てきた水分をしぼる。
2.ボウルにオリーブオイルを入れ、ぽん酢しょうゆを少しずつ加えながら混ぜて乳化させる。1を加えて和える。
3.器に盛り付け、塩少々と天かすを振りかける。
ペアリングのポイント
暑い夏にぴったりの爽やかでキレのあるスパークリングワインには、塩気の効いたさっぱりとした和え物がよく合います。 たことぽん酢という一見日本酒向きにも思える組み合わせも、オリーブオイルを合わせることで味わいに丸みとコクが加わり、スパークリングワインとも心地よくペアリングします。 さらに仕上げに天かすをプラスすることで、プロジェクト・クワトロ・カヴァの持つほのかな香ばしさともリンクします。