【マイボトル、マイストーリー】vol.1 アンドレア・ヴェスコさん / ラッロ(イタリア・シチリア)
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生産者が丹精込めて手掛けるワインには、それぞれの物語があります。生産者が選ぶ“私の1本”。今回はシチリア島西部マルサラに拠点を置く生産者、ラッロのオーナー、アンドレアさんにシチリア島の個性が反映されたワイン、「ビアンコ・マッジョーレ」に込めた思いや誕生の背景を教えてもらいました。
ビアンコ・マッジョーレ/ラッロ
Q.このワインを造るきっかけは何でしたか?
A.シチリア西部の土着品種「グリッロ」の価値を表現したいと考えたことが始まりです。
マルサラが酒精強化ワイン※の産地として知られる中、私たちは早くから非酒精強化ワインの可能性に着目してきました。従来のイメージを超え、シチリアを代表する土着品種の造り手として新たなポジションを築きたいという思いから、グリッロのワイン造りに挑戦しました。
酒精強化ワイン:醸造工程中にアルコールを添加して、ワイン全体のアルコール分を高め、味にコクを持たせ保存性を高めたワインのこと。
Q.手掛ける上で一番苦労したことは?
A.ブドウの酸を保ちつつ、糖度が上がりすぎない理想的な成熟を実現することです。
かつてグリッロはマルサラ用として9月末から10月初旬に収穫されていましたが、現在は8月の第3週までに収穫を終えています。早摘みによって出やすい青いニュアンスを抑えながら、グリッロの魅力であるグレープフルーツやトロピカルフルーツのアロマを引き出す。そのバランスの見極めが、最も難しかったです。
Q.このワインで一番に表現したいことは何ですか?
A.塩味を感じさせるブドウの個性です!
地中海のすぐそば、海抜ほぼゼロメートルの地で育ったブドウから生まれる塩味と心地よさを併せ持つ「唯一無二の味わい」をぜひ感じてもらえたら嬉しいです。
Q.ラベルデザインに込められた意味とは?
A.白はマルサラの塩田、黄色はシチリアの太陽を表しています。
ラベルに描かれた一羽の鳥は冬の間にマルサラに立ち寄る「ダイサギ」です。海や塩と深く結びついたグリッロの個性を、この土地の象徴である塩田の風景に重ね合わせ、グラスの中からもその魅力を感じていただきたいです。
Q.アンドレアさん流の楽しみ方は?
A.ハタのカルパッチョなど、生魚料理と合わせるのが僕のお気に入り。
魚料理との相性がよく、ついグラスが進みます。このワインは今シチリアで注目されている“グリッロ主体ワイン”のひとつ。食卓にあるだけで、シチリアの空気を感じられますよ!
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