イタリアは世界におけるワイン生産量第1位※であり、全20州でワイン造りが行われるワイン大国です。
そのため、素晴らしいワインが数多くあり、近年エノテカは今まで以上にイタリアワインに力を注いでいます。
今回はそのイタリアが誇る銘醸ワインについて、エノテカの定番から新着銘柄までご紹介します!
※2020年実績。O.I.V.の発表による
バローロ
ネッビオーロ種で造られる、イタリア北部ピエモンテ州の銘醸ワイン。1800年代、トリノの宮廷で評判を呼び「ワインの王にして王のワイン」と称されたイタリアを代表する赤ワインです。
バローロには単一品種、単一畑(クリュ)の考えが根付いていることから、ブルゴーニュとの共通点も多く、土地の個性を反映したワイン造りが行われています。そのため、ブルゴーニュ好きにもおすすめしたいワインです。
ワインの外観は淡いものが多く、味わいは非常にエレガント。上品な果実味と高い酸、力強くもきめ細かいタンニンを持ちます。
入門なら:バローロ / パオロ・スカヴィーノ
長期熟成が当たり前だったバローロに、若いうちから楽しめ、長期熟成も可能なスタイルを生み出したモダンバローロの巨匠。こちらは彼らのスタンダード・キュヴェ。7つの畑のブドウをブレンドし、各畑の特徴を融合させた、見事な味わいのバローロです。
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著名生産者なら:ダグロミス・バローロ / ガヤ
イタリアワイン界の帝王と呼ばれ、トップクラスの地位を不動のものとしているガヤ。こちらは上級のキュヴェであるコンテイザ、スペルスの畑のブドウを掛け合わせて造られる非常に贅沢なバローロ。ガヤのエッセンスを味わうことができる1本です。
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単一畑なら:バローロ・ブッシア / プルノット
イタリア屈指の名門アンティノリが所有する100年以上続く老舗ワイナリー。プルノットは単一畑(クリュ)の概念を導入したパイオニアの1つ。こちらはバローロの中でも名高い単一畑ブッシアから造られます。香り高く、繊細で上品なキュヴェです。
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
サンジョヴェーゼ・グロッソ種で造られる、イタリア中部トスカーナ州の銘醸ワイン。その歴史は、ブルネッロの生みの親である生産者ビオンディ・サンティが、19世紀末に長期熟成可能な赤ワインを造ったことから始まったといわれています。
現在ではバローロやバルバレスコと並ぶイタリア三大銘酒の1つと称されています。ブルネッロの特徴は長い熟成期間。収穫年も含めると最低5年間の熟成を経てリリースされるため、ワインは複雑味を帯びています。
一般的にフルボディで、しっかりとした果実味に高い酸味、しなやかで力強いタンニンが感じられるスタイルです。さらに「リゼルヴァ」と記載し販売することもでき、その場合は通常より1年間長い、収穫年を含め最低6年間の熟成が必要となります。
入門なら:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / タッシ
ビオンディ・サンティ家にワイン用のブドウを供給していた歴史あるファミリーが90年代に創業したワイナリー。こちらは単一畑「タッシ・ヴィンヤード」のブドウを使用した、熟した果実味にしなやかな酸味と洗練されたタンニンが感じられる1本です。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / タッシ
有名生産者なら:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / ポッジョ・ディ・ソット
イタリアのワイン評価誌「ガンベロ・ロッソ」で幾度も最高評価のトレ・ビッキエリを受賞するなど、国内外で高い評価を受けるブルネッロの代表的生産者の1つ。こちらは彼らを象徴するキュヴェ。凝縮された果実味と上品で力強いタンニンが感じられます。
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リゼルヴァなら:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ・ディエチアンニ / レ・キウーゼ
ブルネッロの生みの親、ビオンディ・サンティの系譜を継ぐワイナリー。こちらは生産本数が4,000本。良年にのみ造られる上級キュヴェ。「ディエチアンニ」はイタリア語で10年という意味で、10年の時を経てリリースされる力強さと複雑さを併せ持つ1本です。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ・ディエチアンニ / レ・キウーゼ