近年、その人気からブルゴーニュ地方のピノ・ノワールの価格は上昇傾向にあり、中には入手困難な銘柄もあります。
しかし、今や上質でエレガントなピノ・ノワールはブルゴーニュだけのものではありません。
今回はそんなブルゴーニュにも引けを取らないピノ・ノワールの最注目産地を6つご紹介します。
ピノ・ノワールの“今”を知ることができる注目のワインも是非お試しください。
ピノ・ノワールとは?
フランスのブルゴーニュ地方を代表する黒ブドウ、ピノ・ノワール。栽培が難しい一方で、その土地の個性を表現するのに長けており、その魅惑的な芳香と上品な味わいは世界中のワインラヴァーを魅了してやみません。
【香りの特徴】
若いワインの場合は、イチゴ、ラズベリー、チェリー、バラのような香りが中心で、熟成を経たワインの場合は、なめし革、紅茶のような香りも感じられます。
【味わいの特徴】
冷涼な産地では果実味はフレッシュに、温暖な産地では豊かな果実味を持ち、きめ細やかな高い酸味と上品で緻密なタンニンが感じられます。
アメリカ・オレゴン州
冷涼な気候で、ピノ・ノワールが栽培面積の約6割を占めるオレゴン州はアメリカを代表するピノ・ノワール産地です。
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アメリカにてピノ・ノワールを専門とするワイナリー。こちらはオレゴン州を代表する銘醸地ウィラメット・ヴァレーで造られる1本。フレッシュな酸味に豊かな赤系果実の風味がしっかりと感じられます。
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ドイツ・バーデン地方
ドイツ最南端に位置する国内で最も温暖な地域のひとつで、シュペートブルグンダー(※1)の銘醸地として知られています。
※1 ピノ・ノワールのドイツでの別名
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近年、複数のドイツワインガイドにおいて高評価を受けている実力派ワイナリー。理想的な日照量と夜の冷たい風 が吹く高台のブドウを使用して造られるワインは、しっかりとした果実味と高く伸びやかな酸が感じられます。
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ニュージーランド・マーティンボロ
マーティンボロは、ブルゴーニュの気候に似ている(※2)ため、ピノ・ノワールの銘醸地として発展し、世界で高評価を獲得しています。
※2 1978年ミルネ博士の調査レポートによる
フランス・アルザス
フランスを代表する白ワインの銘醸地ですが、2022年にはグラン・クリュにて赤ワインが認可(※3)され、注目を浴びています。
※3 赤ワイン用に認可された品種はピノ・ノワールのみ
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約400年もの歴史を持つ、アルザスの名門。こちらはアルザスのモザイク土壌を表現したピノ・ノワール。石灰質や花崗岩質主体の土壌で育てたブドウを使用。芳醇なラズベリーの風味やスモーキーなニュアンス、果実のジューシーさとシルキーな舌触りを感じられます。
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チリ・アコンカグア
アコンカグア沿岸は、寒流の影響を受けて冷涼なため、近年上質なピノ・ノワールが造られていると評判です。
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チリを代表するプレミアムワインの造り手。こちらは海岸からわずか7kmの冷涼な畑で栽培されたブドウを使用し、ピュアで新鮮な果実味といきいきとした酸が特徴の上質なピノ・ノワールです。
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オーストラリア・ヴィクトリア州
オーストラリア本土の最南に位置するヴィクトリア州。冷涼な気候ゆえ、特にブルゴーニュ品種(ピノ・ノワール、シャルドネ)の栽培に適した銘醸地です。
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ヴィクトリア州の銘醸地ヤラ・ヴァレーを代表する生産者。こちらは彼らのスタンダード・キュヴェで、フレッシュな赤いベリーの香りに、ピュアな果実味と高くしなやかな酸が感じられる1本。
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