著名なワイン評論家、ジャンシス・ロビンソン女史が「ポルトガルは今ノリにノっている」とコメントするなど、土着品種を使用したワインの多様性と高いコストパフォーマンスで世界の注目を集めているポルトガルワイン。
目次
リスボン名物のイワシ祭り
そんなポルトガルワインを楽しむ絶好の季節は6月!
なぜなら、首都リスボンではイワシ漁の解禁とともにワインを楽しむ「聖アントニオ祭り」(別名:イワシ祭)が6月1日から始まるのです。人々は夏の訪れとともに、リスボンのいたるところで炭火焼きにしたイワシとワインをたっぷり楽しみます。
梅雨がはじまる日本でも、脂の乗ったイワシはとってもおいしい季節。こんな時期にこそ、イワシ料理と共に世界が注目する美味しいポルトガルワインを楽しんでみませんか!
ポルトガルの2大ワイン産地
ポルトガルの2大ワイン産地を”Douro ドウロ”と”Vinho Verde ヴィーニョ・ヴェルデ”をご紹介します。
Douro ドウロ
世界最古の原産地指定産地として知られる銘醸地。
ドウロ川の両岸には険しい斜面にブドウ畑が広がり、乾燥した厳しい気候によって凝縮度の高いワインが生まれます。
ポートワインの産地として知られていますが、近年では辛口のスティルワインも多く生産されて高い評価を得ており時に「ポルトガルのボルドー」と呼ばれることも。
しっかりとした赤ワインと辛口の白ワインが知られています。
Douro ドウロ おすすめのワイン
アフェクテュス・ドウロ /キンタ・デ・クルヴォス(ポルトガル ドウロ)
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トゥーリガナショナルを中心に土着ブドウを3種ブレンド。ブルーベリーや甘草のニュアンスに凝縮したスムースな風味が楽しめる赤ワインです。
デュアス・キンタス・ティント /ラモス・ピント(ポルトガル ドウロ)
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ポートの名門が作る1本。フレンチオークを使用し、18ヶ月の熟成を経てリリース。
たっぷりとした果実味とシルキーなタンニンが心地よい洗練された味わい。
Vinho Verde ヴィーニョ・ヴェルデ
ポルトガルの北西部、ミーニョ川とドウロ川の中間に位置する産地。
「ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)」という名の通り、若々しさを感じさせるフレッシュな白ワインが生産量の多くを占めています。
ロウレイロやアリントといった土着ブドウで造られる軽やかな味わいのワインは世界のトレンドともマッチし、ますます人気が高まっています。
Vinho Verde ヴィーニョ・ヴェルデ おすすめのワイン
左)アフェクテュス・アーリー・ハーヴェエスト / キンタ・デ・クルヴォス(ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ)
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早摘みのブドウを使用し、アルコール度数は9%程に抑えて甘みを残した極めてフレッシュな仕上がり。
軽やかな飲み口は、食前酒やランチのお供にぴったりです。
中)アフェクテュス・ロウレイロ / キンタ・デ・クルヴォス(ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ)
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ローリエやトロピカルフルーツの華やかなアロマ。微発泡を感じるほどフレッシュで、ヴィーニョ・ヴェルデの溌剌とした魅力を味わうにはうってつけの1本です。
Port ポートワイン
キンタ・ド・ボム・レティロ・ポート・20イヤーズ / ラモス・ピント(ポルトガル ドウロ)
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平均熟成年数22年のポートワインをブレンド。アプリコットやヘーゼルナッツなど甘やかな風味と長い余韻。食後のデザートやチーズとじっくりと楽しみたい1本です。
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ポルトガルワイン一覧