ロゼワインブームの予感!夏に飲むべきはロゼワイン

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レポート
公開日 : 2017.5.27
更新日 : 2019.6.13
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エノテカのワインバイヤーが、ワイン界で活躍する人々をインタビューしてとことん語り合う企画「ワインバイヤーズトーク」。 今回は号外として、4月にオープンしたばかりのワインショップ・エノテカGINZA SIX店から、マネージャーの漆谷剛と共にお届けします。
目次

世界中のロゼが50種以上

バイヤー:4月のオープン以来、GINZA SIX店でロゼワインが飛ぶように売れているって聞きましたが本当ですか!?
漆谷:はい、予想を上回る売れ行きでスタッフも驚いています。今回エノテカ最大の旗艦店であるGINZA SIX店オープンにあたり、目玉の一つにロゼコーナーを作ろう!ということになりました。そこで、世界中から約50種のロゼワインを集めてメインコーナーに展示たところ、これが大ヒット。売り上げ本数では常にロゼワインがトップをキープしています。現在はロゼスパークリングワインを入れると100種以上ありますが、今後はもっと種類を増やして、ロゼワインだけで100種類の品揃えにする計画が進行中なんですよ。

1番人気はボルドーのロゼ

シニアソムリエの漆谷マネージャー
バイヤー:どんなロゼワインが人気なんですか?
漆谷:人気No.1は、ボルドーのル・ロゼ・ド・ムートン・カデ。 シャトー・ムートン・ロスチャイルドゆかりのロゼで、1,600円でこのクオリティはさすがの一言。色は淡く、赤ワインと白ワインの要素があって味わいは引き締まっていてすっきり。暑い日の食前酒には最高ですね。
次に人気があるのが、南仏・プロヴァンスの名門ドメーヌ・オット★が造るキング・オブ・ロゼ、バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン。1本4,700 円と高価ながら2番目に人気のロゼです。美しいボトルと非常に洗練された味わいは、一流の味を知っていらっしゃる銀座のお客様からも高い支持をいただいています。

飲まず嫌いはもったいない!

バイヤー:私はワイン歴21年なんですが正直に告白すると、実はロゼワインを飲み始めたのはつい最近で、今遅れた分を取り戻すかのようにロゼワインを飲み漁っています(笑)。でも私と同じようにワイン大好きだけど、ロゼは飲まないっていう飲まず嫌いな人が意外といますよね。なぜでしょう?やっぱり、ボルドーの五大シャトーやブルゴーニュのグラン・クリュみたいに数万円以上するようなスター銘柄がないからですかね。
漆谷:それもあるかもしれませんね。レストランでワインを注文しようとしてもロゼは1~2種類しかないなんてことも多くて。でも私は最近あえてレストランでロゼを注文するようにしていますよ。これが結構面白くて、お店によってはソムリエに「ロゼが飲みたい」と伝えるとニヤリと笑っておすすめのロゼをいくつか提案してくれることもあります。ロゼだと目玉が飛び出るほど高いワインが出てくる心配もありませんしね(笑)。
バイヤー:そうですね。ワインショップでも5,000円も出せば最高峰のロゼが楽しめますよね。飲まず嫌いはもったいないですよ。

フランスで夏に飲むワインといえばロゼ

バイヤー:フランスではテラスで飲む飲み物といえばロゼワイン。夏にはロゼワインが「居酒屋で生ビール」くらい定着していますよね。
漆谷:フランスではロゼワインの消費量がすでに白ワインを抜いています。フランス人はなぜこんなにもロゼワインが好きなんでしょうか?
バイヤー:それはずばり、ロゼがもつ「リラックス」効果でしょう。ロゼワインには、赤ワインの渋いタンニンや白ワインのシャープな酸はなく、まろやかで飲みやすい。シリアスさとは無縁です。そしてなによりグラスに注いだ時の色が美しく、眺めているだけでも気分がよくなる。フランス人が夏のヴァカンスにロゼを飲むのは、何にも考えずにリラックスして飲めるからでしょう。
漆谷: なるほど。確かにワインの色がきれいだと気分も揚がりますね!フランス人もそうですが、銀座にいらっしゃるお客様は、新しいもの好きで感性豊かな方が多いと思いと感じています。だからこそこれだけロゼが受け入れられているのかもしれませんね。

ロゼは色で選ぶ!

バイヤー: ロゼワインの選び方や楽しみ方って難しいと考えている人も多そうです。
漆谷: ロゼワインほど選びやすいワインはありませんよ。「ロゼは色で選ぶ!」これが私からみなさんにお伝えしたい、いちばんのポイントです。淡い色あいのロゼは、ブドウの色素の抽出が控えめで白ワインに近い味わい。色が濃くなるにしたがって、味わいもしっかりとしてきて赤ワインに近づいていきます。ですので、白に近い味わいの気分の時は、淡い色のロゼ。ちょっと赤ワインが飲みたいという気分の時は、しっかりした色合いのロゼを選べばよいのです。
バイヤー:こうして色合いの違うグラスを並べても綺麗ですね。
漆谷: でしょ。こうやって色の違うロゼワインを持ち寄ってホームパーティーなんて最高におしゃれです!
それと私が最近はまっているのが、ロゼとシャルキュトリーの組み合わせ。お店でシャルキュトリー盛り合わせを頼むと、生ハム、サラミ、パテ・ド・カンパーニュ、レバームースなどいろんな種類があって、全てに合わせるワインって意外と難しい。それがロゼワインなら全部OK。こんなにオールマイティなワインはありませんよ。
バイヤー: 飲む時は10℃位に冷やして飲むのがおすすめですね。冷蔵庫で3時間冷やせばちょうどこのくらいの温度になります。
漆谷: 暑い日は5℃くらいにキンキンに冷やしてもいいですね。シリアスに考えなくていいのもロゼのいいところです。
バイヤー: すでに予兆はありますが、銀座でロゼで「銀ロゼ」。この夏は大ヒットの予感ですね。漆谷さん、ありがとうございました! さて、オヤジ二人のロゼ談義にもみなさんそろそろ飽きてきた頃かと思いますので(笑)、この後はGINZA SIX店の看板娘3名による「女性におすすめしたいロゼワイン3選」をお楽しみください!

ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店の看板娘が「女性におすすめするロゼワイン3選」

目に美しく、飲んで美味しいロゼワイン。女性におすすめしたいロゼワインを、ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店の看板娘3名が選びました。
GINZA SIX店 副店長 社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ 籾山さん
女性の方におすすめして必ず喜ばれるのがこちらのロゼ。オーガニック栽培されたブドウで造られたロゼで、健康志向の女性におすすめです。軽くて飲みやすく、ワイン初心者の方にも。

籾山のおすすめ

3055 ロゼ
/ ジャン・レオン
(スペイン カタルーニャ)
2,500 円 (2,700 円 税込)

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GINZA SIX店 チーフ 社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ 近谷さん
フランス好きの私がおすすめするのは、プロヴァンスのロゼワイン。キング・オブ・ロゼバンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサンのカジュアルラインであるバイ・オットです。ファーストより手に取りやすい価格でありながら香りがものすごく華やか、でも飲むとすっきりとしていてリピーター続出のロゼワインです。

近谷のおすすめ

バイ・オット・ロゼ
/ ドメーヌ・オット★
(フランス プロヴァンス)
3,000 円 (3,240 円 税込)

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GINZA SIX店 社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート 植村さん
私がおすすめするのはこちらのカステッロ・ディ・アマ ロザート。キャンティ・クラシコの名門カステッロ・ディ・アマがサンジョヴェーゼを使って造るちょっと珍しいロゼです。見た目通りロゼの中ではしっかりとした味わいで、赤系の果実のアロマがトマトソースパスタなどと好相性です!

植村のおすすめ

カステッロ・ディ・アマ ロザート
/ カステッロ・ディ・アマ
(イタリア トスカーナ)
3,500 円 (3,780 円 税込)

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漆谷 剛(うるしだに つよし)
エノテカ株式会社 ワインショップ事業部 GINZA SIX店 エリアマネージャー。大学卒業後、エノテカに入社。その後都内のワインバーのマネージャーを務めるなどワイン修行をした後、再びエノテカに復帰。ワインショップ・エノテカ広尾本店店長を務め、現在は豊富なワインの知識を生かして旗艦店のエリアマネージャーおよび、海外を含むワインショップ・エノテカのアドバイザーとして活躍中。日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ。
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