店舗情報
ワインショップ・エノテカ新潟店
※マイショップにご登録いただくと、アプリ、メールでショップからのお知らせを受け取れます。
過去のブログ
佐々木 徹平
皆様こんにちは。エノテカ新潟店の佐々木と申します。
第2回目である今回は、ワインの『味わいの表現』について、少しだけ詳しく説明させて頂きます。想定よりも内容が長くなったので前編・後編に分割してお伝えさせて頂きます。
さて、前回に引き続き、今回もワインの味わいについて掘り下げてみます。
後編は、タンニン、ボディ、余韻について解説いたします。
【タンニン】
赤ワインに含まれている成分で、主に渋味の表現に対応しています。タンニンはワインに力強さやコク、長期熟成に耐えるタフさを与える重要な成分です。そのタンニンは唾液(タンパク質)と結びつく性質があるので、口の中に乾いた感覚を与えます。特にその感覚を良く得られるのが、上唇の裏側と前歯の上の歯茎のゾーンです。(※ただし、タンニンの感じ方には諸説あり、これはその一例でございます。予めご理解ください。)
タンニンの強弱を見分けるポイントとしては、赤ワインを口に含んで、そこの場所が「グッとなってギュッ」となる感覚が強いか否かです。強ければ「タンニンが多いねぇ」となります。
ダイレクトにワインに例えると以下の様になります。
タンニン軽めのワイン
2023年
2,530 円
(税抜価格2,300円)
フレッシュ&フルーティーなスタイルをカジュアルにエンジョイできるシンプルなワイン。気持ち冷やしても美味しいのは、タンニンがライトだからです。
タンニン軽めのワイン
2023年
2,530 円
(税抜価格2,300円)
フレッシュ&フルーティーなスタイルをカジュアルにエンジョイできるシンプルなワイン。気持ち冷やしても美味しいのは、タンニンがライトだからです。
【ボディ】
主にワインを口に含んだ時の感覚の表現に対応しています。豊かなボディは口当たり円やかで、ワインを口に含み、飲みこんだ時のボリューム感がしっかりしたもの。軽やかなボディはサラリとした口当たりで、ワインを口に含み、飲みこんだ時の印象がサッパリしたものです。
では、何がボリューム感の大小に影響を与えているのか?それは以下の2点が大きいです。
①アルコール、酸味、甘味(果実味)のバランス
②熟成の方法
①については、極端に分類すると以下のパターンとなります。
A. 爽やかな酸味で、軽やかなアルコールと果実味 → ライトボディ
B. 酸味が円やかで、リッチな果実味とアルコール → フルボディ
②については、樽熟成や澱熟成などのプロセスが、最終的に出来上がったワインの口当たりに影響してきます。これについては、以下のパターンとなります。
A. ステンレスタンクで澱と一緒に短期間の熟成 → サラサラとした口当たり、つまり「ライトボディ」の印象
B. 樽で澱と一緒に長期間の熟成 → 円やかな口当たり、つまり「フルボディ」の印象
これをワインに当てはめてみますと・・・
①ーA & ②ーA の組み合わせのワイン
2024年
1,430 円
(税抜価格1,300円)
シトラスやリンゴ、若い洋ナシのような、爽やかで心地よいフルーティーさ。軽快な味わいで、しっかり冷やしてこそ楽しめるライトな味わい!
①ーA & ②ーA の組み合わせのワイン
2024年
1,430 円
(税抜価格1,300円)
シトラスやリンゴ、若い洋ナシのような、爽やかで心地よいフルーティーさ。軽快な味わいで、しっかり冷やしてこそ楽しめるライトな味わい!
【余韻】
ワインが口からなくなった後に感じられる、芳しい風味の持続性に対応する表現です。例えばワインを飲みこんだ後にゆっくりと鼻で呼吸をすると、風味が「モワン」と鼻の中に蘇ってくる感覚があります。その残り香的な風味がサラッと立ち消えてしまうのか、それともしばらく鼻腔に残るのか。これを探ってみてください。
一般的には、余韻が長いワインほど「高品質」と評される場合が多いです。
注意すべき点としては、最初の香りの強さ=余韻の長さではない、という点です。特に香りのしっかりとしたニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランや、マスカット系の品種を使ったワインは、グラスに鼻を突っ込まなくても、その香りが分かります。
が、しかし。それが芳しい余韻として長く残るかどうかは別の話ですので、鼻でスーハーしながら観察して頂けたらと思います。
美しい余韻を感じさせてくれるワインの例
2017年
5,720 円
(税抜価格5,200円)
まさに飲み頃絶頂のボルドー・ブラン!熟したシトラス、白い花、トロピカルフルーツの豊かな香りと樽の風味がバッチリ溶け合っています。透明感のある酸味とふくよかな果実味の調和も申し分なし。何より、最初の香りと余韻の風味にブレがなく、一貫性を保ったまま「スーっ」とキレイに余韻が続きます。
美しい余韻を感じさせてくれるワインの例
2017年
5,720 円
(税抜価格5,200円)
まさに飲み頃絶頂のボルドー・ブラン!熟したシトラス、白い花、トロピカルフルーツの豊かな香りと樽の風味がバッチリ溶け合っています。透明感のある酸味とふくよかな果実味の調和も申し分なし。何より、最初の香りと余韻の風味にブレがなく、一貫性を保ったまま「スーっ」とキレイに余韻が続きます。
今回は以上となりますが、いかがでしたでしょうか?
ワインをお召し上がりになる時に、少しだけ意識してみてください。
きっと、より一層ワインをお楽しみ頂けるかと思います!
そして、これらの実体験を行って頂ける絶好の機会が・・・
「ワイン診断」です!
とても気軽にご参加頂けるイベントですので、是非、舌のリンクからご覧ください!
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。