レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン
LES HERITIERS DU COMTE LAFON

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レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン / LES HERITIERS DU COMTE LAFON ワインボトル

ムルソーの巨匠コント・ラフォンがマコンで手掛けるドメーヌ


ムルソートップの造り手としてその名を馳せるコント・ラフォン。コント・ラフォンはその手腕で世界の白ワイントップ生産者10傑に選出されるほどの偉大な造り手です。現在はムルソーのみにとどまらず、高いポテンシャルを持つ注目の産地マコネでも素晴らしいワインを手掛け、成功を収めています。

目次

「ムルソーの巨匠」コント・ラフォンのスピリッツが受け継がれたワイン

ドメーヌ・デ・コント・ラフォンは、1860年代後半にジュール・ラフォン伯爵によって設立されて以来、代々ラフォン家によって運営されるドメーヌ。1987年からは、ドミニク・ラフォン氏が4代目醸造責任者に就任しています。ドミニク氏は、3代目までが行っていた小作制によるブドウ栽培や、醸造テクニックに偏っていた古い手法を一新し、ブドウ栽培に重点をおいた新しいワイン造りへと改革を進めました。


ドミニク氏の革新によってドメーヌのワインは、さらに磨きがかかり、各方面で高い評価を獲得。今ではその名声と限られた生産量により、コント・ラフォンのワインの価格は高騰し、入手困難を極める稀少なワインとなっています。

こうしてムルソーの頂点を極め、「ムルソーの巨匠」と呼ばれるようになったドミニク氏は「より気軽に愉しめる、マコンの素晴らしさを最大限に引き出した“グレート・マコン”と言うべきワインを造りたい」という思いの下、1999年、同じくブルゴーニュ地方のマコネ地区に「レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン」を設立しました。エリティエール(HERITIERS)とは、「後継者」という意味。世界最高峰の白ワインと讃えられるコント・ラフォンのスピリットを受け継いだワインがマコンの地で生み出されています。

拘りのワインメイキングを用い、洗練された一流の風格を持つマコン

1995年からドメーヌ・デ・コント・ラフォンでビオディナミ農法を用い、ブドウ栽培を開始し、完全に移行できたのが1998年。ドミニク氏はレ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでも、本家と同様にビオディナミ農法で栽培を行っています。彼は元々ビオロジックに興味があり、1990年代に故アンヌ・クロード氏(ドメーヌ・ルフレーヴ前オーナー)とビオロジックとビオディナミ両方の白ワインを比較試飲。ビオディナミ農法のワインは、よりワインにテンションと力強さがあると感じ、ビオディナミ農法を始めるきっかけとなりました。


ドミニク氏は最初の3年間に渡り、ビオディナミのプレパラシオン(調合剤)を使用。すると明らかに土壌の保水状態が良くなり、更に堆肥とホメオパシー(民間療法の一種)によって、土壌のバクテリアが活性化。土壌が改善されることでブドウ樹自体が強くなり、枝は丈夫に、また蔓の伸びも良くなったとのこと。

ビオディナミを導入し現在でも継続に至っているのは、より良いワインを造ることを常に第一に考えているドミニク氏が、このような改善を肌で感じとってきたからこそでした。


マコネ地区では、ステンレスタンクを用いるワイン造りが一般的ですが、レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでは600Lの大樽を使用してワイン造りを行っています。熟成期間を12ヵ月程度と短めにすることでマコンの特徴である、「瑞々しい豊かな果実味」を最大限に引き出します。そのような拘りから、洗練された一流の風格を備えていながらも、いきいきとしたフレッシュな酸を大切にしているマコンが生まれ、早くから愉しめるのがその魅力です。

ドミニク氏が情熱を注いで手掛ける“グレート・マコン”

ドミニク・ラフォン氏がマコンにかける情熱は、ムルソーにかける情熱と全く同じです。本家のドメーヌ・デ・コント・ラフォンがあるムルソーからマコンまで車で約1時間の距離がありますが、ドミニク氏は毎週のようにマコンの畑の状態チェックに通っていました。2021年12月にドミニク氏はドメーヌの代表から引退しましたが、現在は5代目当主となったレア・ラフォン氏、ピエール・ラフォン氏にその役目を引き継いでいます。


ドミニク氏は、マコネの地で新たにワインを造るのには抵抗がなかったと言います。マコンは日照量が多くムルソーより乾燥しているため病害のリスクも少なく、また、土壌はムルソー同様、石灰岩、粘土質、泥灰土で構成されている点が大きかったそう。ドミニク氏曰く、「ムルソーでのノウハウがあるので、マコンは全く知らない新しい土地ではなかった。そのため、マコンを始めるのは比較的容易だったし、道理にかなっていた。」とのこと。

ドミニク氏は、マコネの多くの生産者と異なり畑の区画ごとのキュヴェを造ることに拘りました。彼は初めてマコネでワインを造った際、区画ごとのスタイルと品質を理解するため、全て区画ごとに分けて醸造する単一畑ワインのリリースを決意。「マコンの区画の名前は殆んど知られていないが、区画ごとにリリースすべき高い品質ポテンシャルがマコンにはある。土地の値段も比較的安い為、素晴らしいワインを飲んでくれる人達にもリーズナブルに届けることができる。」と、その思いを語っています。

一方、ドミニク氏がマコネの地でワインを手掛けるのに強調している点として、マコンでムルソーのコピーを造るのではなく、あくまでも“グレート・マコン”を造りたいという思いを掲げています。「私はムルソーで最も優良な造り手でありたいのと同じように、マコンでもそうありたいと思っている。」とマコンへの情熱を語っています。その思いに賛同するように、2006年からは才能溢れるカロリーヌ・ゴン氏が右腕として加わり、ブドウとワインの品質に磨きをかけています。また、2019年からは、“後継者”の一人である、娘レア・ラフォン氏もワイン造りに参画しています。

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