ワイン生産者が教える!冬のおもてなし ―チリ&イタリア編―

おもてなし

クリスマスや大みそかなど、ワインを飲む機会が多くなるこの季節。

ワイナリーに、自社のワインに合わせるオススメのクリスマス料理を聞いてみました。加えて聞いたのは、各ワイナリーや生産者の家庭でのクリスマスの過ごし方。今回は第3弾です。

そこで見えてきたのは、大切な人たちとワイン&手料理を楽しみながら過ごす、心温かいクリスマスでした。今年の冬は、ワインと美味しい手料理で、楽しいホリデーシーズンをお過ごしください♪

チリ アパルタ
モンテス Montes

プレミアムチリワインの先駆者であり、世界各地の一流レストランにオンリストされているモンテスは、クリスマスにふさわしいワインです。南半球に位置するため、モンテスで迎えるクリスマスは真夏。クリスマスにも海水浴やプール、バーベキューを楽しんでいます!

モンテス併設のレストランに注目!

レストラン

2017年春にオープンしたモンテスのレストラン、「フエゴス・デ・アパルタ」。
ブドウ畑の真ん中に造られた開放感あふれるレストランからは、360度開けたブドウ畑が眺められます。総料理長は、ネットフリックスでも人気の有名シェフ、フランシス・マルマン氏。「フエゴ」とはスペイン語で「火」の意味。その名のとおり、薪を使って炎を巧みに操り、魚や肉をグリルするワイルドなスタイルで大人気となっています。

Starter 前菜
蜂蜜風味のヤギチーズのグリル、クレソンと洋梨のサラダ添え

泡と前菜モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット / モンテス S.A.

2015年に満を持してリリースしたモンテス初のスパークリングワイン。

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を採用。優美で複雑味のある味わいは、前菜をはじめ、肉料理などボリュームある食事とも好相性。ブドウはピノ・ノワール(70%)とシャルドネ(30%)を使用しています。モンテスのオススメは、サラダを添えたチーズのグリル。ワインが持つ香ばしいニュアンスとうまく相乗します。

Main Dish メインディッシュ
リブアイ・ステーキのグリル、マリネしたスモーク・レッドペッパーと塩漬け卵黄添え

赤ワインと肉モンテス・アルファ・エム / モンテス S.A. 

モンテスを代表するトップ・キュヴェのひとつ。バニラやコーヒー、ベリーなどのゴージャスなアロマ。

凝縮感と複雑味に加え、なめらかな舌触りを併せ持ちます。モンテスオススメの組み合わせは、素材の良さと、ワインの味わいを引き立たせるためのシンプルな調理法による肉料理。パプリカなど地元の野菜を添えていただきます。

レシピ

リブアイ・ステーキのグリル、マリネしたスモーク・レッドペッパーと塩漬け卵黄添え

材料

ステーキ用牛肉(リブアイ)、キャベツ、パプリカ、赤ワイン、黒砂糖、トマト、タマネギ、パクチー、塩漬け卵黄

作り方

  1. キャベツはゆっくりスモークし、提供の直前にさっと火通しする。
  2. パプリカは赤ワインと黒砂糖に3時間マリネ漬けし、キャベツと同様にグリルする。
  3. リブアイはグリルパンに乗せふたをしてミディアム・レアの焼き加減で仕上げる。トマト、タマネギ、パクチーで作られたソース、お好みで卵黄の塩漬けを添えてできあがり。

クリスマスはこんな楽しみ方をしています!

モンテスオーナー

チリのクリスマスは真夏。子どもたちは、ビーチやプールで泳ぎながら、クリスマスプレゼントは何をもらえるかな?とワクワクしながら考えます。泳いだ後は、家族でフルコースのクリスマスディナーを楽しみます。食べ終わると、子どもたちは、サンタが来ているはずだよ、と外へ出されます。

その間、大人たちがクリスマスツリーの下にプレゼントを用意するのです。サンタが見つからず、ガッカリして家に戻った子どもたちを待っているのは、色とりどりにラッピングされたたくさんのプレゼント。「たった今サンタがプレゼントを置いてったよ」と親から伝えられ、子どもたちの興奮はマックスに!

子どもたちが疲れて寝た後は、大人たちがゆっくり大切なワインを楽しむ時間の始まりです。

イタリア ピエモンテ
サラッコ Saracco

『ワイン・アドヴォケイト誌』では「パオロ・サラッコ氏こそモスカートの巨匠」(2011年)と絶賛され、モスカートの最高峰として高い評価を得ているサラッコ。今回は、イタリアで定番の楽しみ方を紹介していただきました。

レシピを教えてくれた人

オーナーシェフ

ロカンダ・サン・ロレンツォ オーナーシェフ ランツォ・ダル・ファッラ氏

ロカンダ・サン・ロレンツォは、サラッコと同じく100年以上の歴史をもつ老舗レストランで、私もパオロ・サラッコ氏と同じく4代目という共通点があるんですよ。

Dessert デザート
パネトーネ

デザート

モスカート・ダウトゥンノ / サラッコ

こちらは通常のモスカートに使うブドウよりもしっかりと完熟した最上の区画のブドウだけを厳選して造られる上級キュヴェ。オレンジや桃の果実にタイムのニュアンスが重なった力強いアロマ。リッチでクリーミーな味わいは、イタリアのクリスマスの定番デザート、パネトーネとじっくり楽しむのにぴったり。

Dessert デザート
塩味のクランブルとレモン、ピスタチオのガナッシュ、キャラメルリコッタとヨーグルトのアイス、エキストラ・ヴァージン・オリーヴオイルビスケット

デザートとワイン

モスカート・ダスティ / サラッコ

生産量の95%を占めるワイナリーのフラッグシップワイン。

桃や柑橘類のアロマ、爽やかな甘みと心地よい酸味があり、デザートにはもちろん、食事前のアペリティフとしても最適。フレッシュさが身上のさわやかな味わいは、フルーツを使ったジェラートなどのデザートがぴったり!

レシピ

クランブル

材料

室温に戻したバター100g、小麦粉100g、アーモンドパウダー100g、砂糖200g、塩適量

作り方

  1. クランブルの材料は全て混ぜてそぼろ状にし、塩を振って165℃のオーブンで10~12分焼く。
  2. 皿にピスタチオのガナッシュ、クランブル、レモンゼリーを敷き、アイスとビスケットを盛り付ける。

クリスマスはこんな楽しみ方をしています!

サラッコオーナー

私はワインのフレッシュさに命をかけています!

普通の生産者はブドウを収穫した後のワイン醸造は毎年1回ですが、私は出来立てを皆様にお届けしたので、その年に収穫したドウは全てジュースにし後マイナス1℃で保管し、注文が入る度にジュースを発酵させ、出来立てのモスカートを瓶詰めして出荷しています。ですから年中働いていて休みがないというのが正直なところです(笑)。

でも、クリスマスといえばイタリア人は皆クリスマスに必ずモスカートとパネトーネを買います。これは絶対欠かせませんね。

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