ワイン生産者が教える!冬のおもてなし ―イタリア編―

おもてなし

クリスマスや大みそかなど、ワインを飲む機会が多くなるこれからの季節。

ワイナリーに、自社のワインに合わせるオススメのクリスマス料理を聞いてみました。加えて聞いたのは、各ワイナリーや生産者の家庭でのクリスマスの過ごし方。今回は第2弾です。

そこで見えてきたのは、大切な人たちとワイン&手料理を楽しみながら過ごす、心温かいクリスマスでした。今年の冬は、ワインと美味しい手料理で、楽しいホリデーシーズンをお過ごしください♪

イタリア プーリア トルマレスカ(アンティノリ)Tormaresca/Antinori

イタリアの名門アンティノリが1998年に購入したプーリア州にあるワイナリー、トルマレスカ。アンティノリが長い歴史と経験で培った技術を駆使し、コストパフォーマンスの高いワインを造り出しています。トルマレスカならではの、楽しいクリスマスの過ごし方にもご注目を!

レシピを教えてくれた人

マネージャートルマレスカ(アンティノリ)ブランドマネージャーヴィト・パルンボ氏

Starter 前菜 タラのフライ

前菜とワインピエトラビアンカ / トルマレスカ(アンティノリ)

トルマレスカが、「南イタリアにおける傑出した白ワインのひとつ」と宣言する自信作。所有する「ボッカ・ディ・ルポ」の最良区画のシャルドネを贅沢に使用。爽やかなミネラル感とコクのある果実味は魚料理との相性も抜群。タラのフライにもよく合います。

Main Dish メインディッシュ ラム肉のロースト

ラムとワインボッカ・ディ・ルポ / トルマレスカ(アンティノリ)

「南のバローロ」との異名を持つトルマレスカのトップキュヴェ。しっかりとした骨格にバランス、まろやかさ、上品さが備わり、クリスマスの主役に最適なワイン。

スパイス、ミントなどの複雑なアロマが、ハーブや黒コショウでローストしたラム肉と素晴らしい相性を見せてくれます。

レシピ

タラのフライ

材料【4人分】

塩ダラ(塩抜きしたもの)、小麦粉、牛乳大さじ1、水1/2カップ、塩ひとつまみ、ベーキングソーダ(重曹)1/4カップ、揚げ油

作り方

  1. 牛乳、水、塩、重曹をボウルに入れ混ぜる。
  2. 次に、少しずつ小麦粉を加えながら4-5分よく混ぜ、衣を作っておく。
  3. 塩ダラの水分はペーパータオルなどでできるだけ拭き取り、一口大に切る。揚げ油が温まったら先ほどの衣にくぐらせ、きつね色になるまで揚げる(4-5分)。
  4. ペーパータオルに上げ油を少し切り、盛り付ける。

ラム肉のロースト

材料【4人分】

ラムチョップ2kg

①刻んだイタリアンパセリ1/2カップ、白ワインビネガー1/3カップ、レモン果汁1個分、つぶしたニンニク2片、塩1つまみ、刻んだ乾燥唐辛子小さじ1/2

②オリーブオイル大さじ2、塩小さじ2、クミン小さじ2、黒こしょう小さじ1、ドライハーブ(オレガノ、タイム、バジル、ローズマリーなど)小さじ1

作り方

  1. オーブンを150℃に予熱する。①の材料をボウルでよく混ぜておく。別のボウルに②の材料を入れ、よく混ぜる。
  2. ラムチョップに②のオイルをかけてなじませ、脂肪分を上にしてオーブン対応の耐熱容器に乗せる。
  3. 容器ごとアルミホイルを被せ、オーブンで2時間蒸し焼きにした後、ラムチョップを取りだしカットする。
  4. オーブンの温度を230℃に上げておく。
  5. 耐熱容器にアルミホイルを敷きラム肉を並べ、先ほど出た脂を回しかける。
  6. 表面に軽く焦げ目がつくまで、再度20分ほどオーブンで焼く。4-5分余熱であたためた後盛り付け、①からニンニクの欠片を取り除き、お肉に添えたら完成。

クリスマスはこんな楽しみ方をしています!

クリスマス

クリスマスや新年のパーティーでは、大体いつもトルマレスカのロゼワインの新ヴィンテージを楽しむことになっています。ロゼワインは、私たちにとってシャンパーニュみたいなものなんです。

加えて、ワイナリーで伝統的に行っているのは、誰もが“赤色を身に付ける”こと(シャツでも、ネクタイでも。下着でもいいんですよ!)

プーリアでは、クリスマス・イヴのディナーよりも、25日のクリスマスランチのほうが重要です。家族全員が集まり、クリスマスランチを何時間もかけて楽しみます。

イタリア ピエモンテ ガヤ Gaja

イタリアワイン最高峰であるガヤは、祝祭日などとっておきの日に最適な1本です。

イタリア屈指の美食の地として名高いピエモンテの郷土料理(レシピはガヤ直伝!)と共に、ガヤがオススメする現地ならではのペアリングをお楽しみください。

レシピを教えてくれた人

ガヤさんガヤ 5代目 ガヤ・ガヤ女史

ワインについて語り出したらとまらないところは、父、アンジェロ・ガヤ氏そっくり。ワイン造りに圧倒的な情熱を傾ける、美しき5代目です。

Starter 前菜 白トリュフのタヤリン

前菜シトモレスコ / ガヤ

ピエモンテの固有品種ネッビオーロと、国際品種のメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンが見事に調和したシト・モレスコは、ピエモンテ名物の生麺タヤリンとぜひ。茹でたてに溶かしバターをあえ、食べる直前に白トリュフを削ったシンプルながら旨みあふれる一皿は、ピュアな果実味が特徴のシト・モレスコと見事な調和を見せてくれます。

Main Dish メインディッシュ ウサギ肉のシチュー

バルバレスコ / ガヤ

ガヤが所有する最高区画のブドウのみをブレンドしたフラッグシップワイン。合わせるガヤのオススメ料理は、イタリアでは定番のウサギ肉を赤ワイン(ドルチェット)とマルサラ酒で煮込んだシチュー(ウサギ肉が手に入らない場合は豚肉でも可)。コックリと煮込まれたシチューと、引き締まった美しさを持つバルバレスコは抜群の相性です。

レシピ

ウサギ肉のシチュー

材料

ウサギ(なければ豚肉)、ワイン(ドルチェット)1.5ℓ、人参1本、タマネギ1/2個、ローリエ、黒コショウ10粒、クローブ5粒、シナモン1本、セロリ1本、ニンニク1個、ラード50g、バター50g、塩、野菜のブロス(スープ)1/4ℓ、マルサラ酒グラス1/2杯

作り方

  1. ウサギにドルチェットワインをまぶす。
  2. さらに、人参、タマネギ、ローリエ、黒コショウ、クローブ、シナモン、セロリとニンニクを加える。
  3. しばらく漬け込んだらウサギをワインから取り出して、香味野菜、スパイスと共に銅のキャセロールに入れ、ラードとバター、塩を加え、茶色になるまで炒める。余分な脂を取り除き、野菜のブロス、ワインを加えてじっくりと煮込む。
  4. サーブする10分前に香味野菜とスパイスを濾してソースにし、そこへマルサラをグラス1/2杯加えて煮詰めてできあがり。

クリスマスはこんな楽しみ方をしています!

バルバレスコ

父(アンジェロ・ガヤ氏)がたえず語っているのは、”ピエモンテはイタリアの中でも特に土地とワインの結びつきが強い場所”であるということ。

ワインを飲むことによって、その裏にある伝統や風景が見えてきます。ガヤのワインを飲むことで、ピエモンテの土地や風景をどこかに感じていただけると嬉しいです。

加えて、ワインは食事と密接に結びついているもの。ガヤのワインもぜひ食事と共に楽しんでください。私たちがクリスマスディナーで食べるのは、タヤリンやウサギ肉のシチューなど。ピエモンテでとてもポピュラーな料理で、私たちも大好きです。

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