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幅広い味わいが魅力の人気品種、リースリング

エノテカ編集部
エノテカ編集部
ワインを学ぶ
公開日:2018.3.8
更新日:2021.3.10
白ワイン
「リースリング」は、極甘口から辛口な味わいのワインまで生み出す白ブドウ品種です。
このリースリングの魅力は、何と言っても多彩な顔を持つバラエティの豊かさと、うっとりするようなアロマティックな香り。幅広い味わいの多様性があり、リースリングらしい華やかな香りとエレガントな酸味のバランスの良さで、高貴な品種として人々を魅了しています。
今回は、そんな人気品種「リースリング」について紹介します。
目次

原産地・主要産地は?

アルザス地方風景
冷涼気候での栽培条件が適するリースリングの主要産地は、ワイン生産地の中でも北のドイツやフランス北東部のアルザス地方です。
中でもドイツのモーゼルとラインガウが二大産地として知られています。ドイツでは繊細で伸びやかな酸味と透明感があり、アルザスでは果実味とミネラル感の豊な味わいです。
オーストラリアの南オーストラリア州では、ライムのような香りで清涼感があり人気があります。アメリカのワシントン州・カナダでは、やや辛口の果実味に溢れる味わいが特徴です。世界各国でリースリングの栽培がされていますが、生育が難しい品種の為、比較的生産量の少ない品種です。

リースリングの歴史

リースリング
リースリングの記述が残る史料で、最も古いものは15世紀です。
18世紀になると、ドイツでは高品質のリースリングの苗木が大量に植樹され、ブドウの遅摘み法の発見や貴腐ワインの醸造が始まります。19世紀後半から20世紀初頭では、リースリングは偉大なる赤ワイン同様に高貴な白ブドウ品種として名声を得ています。人気故に収量を増加させた過去を見直し、20世紀後半には収量を抑えた栽培方法で品質重視の栽培がなされています。
近年では「リースリング・ルネッサンス」と呼ばれるほど、世界的に人気を博するリースリング。
アメリカのニューヨークでは、リースリングの魅力を広げる「サマー・オブ・リースリング」というイベントが開催されています。こちらのイベントでは、夏の期間にリースリングをレストランやバーなど様々な場所で楽しむことができます。 この人気はニューヨークだけでは留まらず、オーストラリアやニュージーランドなど世界中に広がりを見せています。
現在リースリングは、シャルドネに次ぐ人気品種の地位を得ようとしている注目度の高い品種です。

リースリングの特徴とは

リースリング
ブドウの見た目は小粒で、果皮は黄緑色をしています。リースリングの特徴は、繊細でエレガントな味わいからヴォリュームのある味わいまで。どのタイプでもバランスを失うことなく、リースリングらしさを保持しています。
その理由として、リースリングの特徴でもある豊かな酸味。この酸味のおかげで、長期熟成にも耐え得る品種です。
リースリングらしい酸味と果実味を活かすために、多くが樽熟ではなく酸素にあまり触れさせないように醸造されます。アルコール度数が極端に上がるわけではないため、飲みやすさも人気の1つです。

甘口タイプの極上ワイン

甘口のリースリングと言えば、何と言っても高貴な「貴腐ワイン」です。
貴腐ワインとは、貴腐菌が白ブドウに付着し、水分が枯れ、凝縮した味わいの極甘口ワインになります。貴腐菌をまとわせたリースリングは、極上のワインへと変化します。
氷果ワイン(アイスワイン)を初め、ヴァンダンジュ・タルディブ(遅摘み)も人気があります。他にはカジュアルな日常のデザートワインとして楽しめるラインナップもあります。

辛口タイプのリースリング

辛口のドライなリースリングは、「鋼のような」とも表現されるシャープな酸味が特徴です。酸味だけではなく果実味も豊かな為、酸味との味わいのバランスがとても良い品種です。心地良い余韻がエレガントに続きます。
カジュアルなタイプでも、リースリングらしい華やかさは失われず、さっぱりとした味わいが飽きのこない飲み口です。

淡くグリーンな外観

若くドライなリースリングの外観はグリーンがかり、淡いイエローの色合いをしています。キラキラとした輝きは、酸度の高さを表しています。
一方、甘口のリースリングはとろりと粘性が高くなり、濃い色調になります。

アロマティックで華やかな香り

レモン・ライム・グレープフルーツ・青りんごや、パイナップルまで、産地や甘辛度が多彩なだけに、香りも幅広く感じられます。果実だけではなく、白い花束を抱えたような華やかで広がりのある香りもします。
さらに、リースリングの個性の一つに「ペトロール香(石油香)」があります。石鹸、キューピー人形、菩提樹などと表現される香りです。ミネラルの一種と言われています。

エレガントな酸味が魅力の味わい

リースリングの魅力でもある、豊かな酸味。口の中で繊細かつストレートに伸びていきます。
白ワインにとって、酸味は背骨となります。その酸味に豊かな果実味が重なり、バランスの取れた心地良い味わいです。

相性の良い料理

キッシュ
リースリング品種によく合うと言われる料理は「キッシュ・ロレーヌ」です。
日本でも人気のフランス総菜で、パイ生地に卵液とチーズを合わせ焼き上げます。このキッシュがリースリングの産地でもあるアルザスの郷土料理です。
さらに豚肉と野菜の煮込みのベッケオフや、最近じわじわと人気のある発酵キャベツ「シュークルート」も合います。フルーティー・フレッシュな味わいなので、どんな料理とも合いやすい万能なタイプとも言えます。

おすすめのリースリングのワイン

最後に、ぜひ一度お試しいただきたいリースリングのワインをご紹介します。

フランス・アルザスの辛口リースリング

フランスのミシュラン3ツ星レストラン全てで採用されている、アルザスのワイナリーが手掛けるワンランク上のシリーズ。
しっかりとした酸とミネラルが感じられる華やかな印象で、熟成ポテンシャルも十分兼ね備えた上質な白ワインです。
繊細な味わいなので天ぷらなどの和食とも素晴らしく合います。
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ドイツの甘口リースリング

ドイツの名門ワイナリーが手掛ける、甘口タイプの白ワイン。
遅摘みのリースリング種を100%使用し、華やかで豊かな味わいが長い余韻と共に続きます。
甘口ながらもフレッシュでクリアな味わいなので、飲み疲れせず、甘口ワインが初めての方にもオススメです。
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まとめ

リースリングは多彩な顔を持つので、人や料理を選びません。
リースリングは贈り物にも最適。ワインが好きな方や知識のある方にはもちろん、ワインをあまり知らない初心者の方にも喜ばれるでしょう。
早速、今夜のワインにリースリングを選びたくなりますね。今夜は甘口?辛口?世界のリースリングを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
 
エノテカ編集部
エノテカ編集部

全国60店舗以上!ワイン専門店「エノテカ」の編集部。スタッフやライターの方々と、知っていると得する基礎知識からエノテカならではのディープな情報まで、ワインにまつわる情報を様々なテーマで発信していきます。

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