【今日のワイン】秋のはじまりにブルゴーニュを「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ」
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皆様こんばんは。松山三越店の山本です。
柔らかな雨音が心地よくリズムを刻む秋のはじまり。日が沈む時間も早まり、季節の移ろいを肌で感じます。こうした穏やかな夜には優しい味わいのブルゴーニュがぴったり。さて、今夜はこちらのワインで乾杯です。
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/パトリス・リオン
外観は澄んだ輝きのあるラズベリーレッド。クランベリーやカシスなどの果実のアロマにスミレやフレッシュハーブ、スパイスのニュアンスが溶け込んだ複雑な印象。控えめなアタックながら凝縮した果実味が感じられ、酸とタンニンが美しく調和したエレガントな1本です。
生産者はパトリス・リオン。2000年設立とブルゴーニュの中では比較的歴史の浅いワイナリーですが、銘醸地ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置き、堅実なワインメイクを行う造り手として高い評価を得ています。
思い返せばブルゴーニュの魅力を最初に教えてくださったのは、とある常連のお客様でした。その方はブルゴーニュ愛飲歴のとても長い方で、入社当初は知識やご経験についていけず、緊張しながらお話したのを覚えています。
今では私もすっかりブルゴーニュに魅了され、ご来店の度に熱いブルゴーニュトークを交わしておりますが、それでもワインは経験がものをいう世界。教えていただくことが沢山あります。私にとっては大切なお客様であり、ワインの先生のような方です。
「ワインも人も縁だからね。」
口癖のようにおっしゃるフレーズが身に染みるひととき。皆様もブルゴーニュで秋のはじまりを過ごしてみてはいかがですか?