【マイボトル、マイストーリー】vol.2 マイケ・ネーケルさん / マイヤー・ネーケル(ドイツ・アール)
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生産者が丹精込めて手掛けるワインには、それぞれの物語があります。生産者が選ぶ“私の1本”。
今回は1950年設立のドイツ・アール地方の名門、マイヤー・ネーケルのワインメーカー、マイケ・ネーケルさんにインタビュー。姉妹でワイナリーを担う彼女が「畑の真髄を映し出す1本」と語る「ブラウシーファー デルナウアー・シュペートブルグンダー」について伺いました。
ブラウシーファー デルナウアー・ シュペートブルグンダー / マイヤー・ネーケル
Q.このワインを造ったきっかけは?
A.アール地方の村デルナウで生まれるワインの個性を表現したいと考えたから
このワインは、ワイナリーにとって原点ともいえる存在です。1980年代、父はデルナウの急峻な片岩質の斜面が生むワインの個性に強く魅せられました。その魅力を自らの手で表現したいという思いが、この1本の誕生へとつながりました。
Q.ワインを造る上で 一番大切にしていることは?
A.「畑そのものに語らせる」ということ
自然への敬意と持続可能な栽培を通じて、片岩とスレートという世界的にも珍しい土壌の組み合わせが持つ個性を、ありのままに引き出すことを大切にしています。こうした土壌と冷涼な気候の元で、ブドウはゆっくりと成熟し、伸びやかな酸とエレガンス、そして凛としたミネラル感を備えます。このワインは、まさに土地そのもの。その魅力を未来へとつないでいくことこそが、私たちの願いです。
Q.ボトルに施されたワイナリーロゴにはどんな意味が込められていますか?
A.波線=アール川、斜線=畑、2つの花=私たち姉妹
実はこのロゴは2021年にアール渓谷を襲った大洪水のあとに、新たにデザインしたものです。重なり合う「A」と「M」は、ワイナリー創設者アポリナリス・マイヤーの頭文字。コンパスのようにも見えるこの形は、ワイナリーの伝統と、洪水後の新たな出発と再建を象徴しています。
Q.どんな気分やシーンで 楽しんでもらいたいですか?
A.一日をゆっくり締めくくりたい時
大切な人たちと食事を分かち合うような静かで丁寧な時間こそ、このワインの真価が発揮できると思っています。グラスに注いだ後の味わいの変化を、じっくりと楽しんでみてください。きっとこのワインが、夕暮れ時のデルナウのブドウ畑を散策しているかのような気分にさせてくれるはずです。
Q.おすすめの日本食とのペアリングを教えてください
A.きのこの炊き込みご飯や焼き鳥
私たちのシュペート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)は、驚くほど和食とよく合います。ワインも和食も強さを前に出すのではなく、繊細さや旨味、そして控えめな美しさを大切にしているからです。特に味噌や醤油を使った、香ばしさのある料理との相性が良いですよ。
『エノテカタイムス』は全国のワインショップ・エノテカおよびエノテカ・オンラインにて配布中です。ぜひお手に取ってご覧ください。 ※一部対象外の店舗がございます。 ※数に限りがございます。期間中でも配布が終了している場合がございます、予めご了承ください。