マイヤー・ネーケル
MEYER NAKEL

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ドイツ

ドイツ アール

マイヤー・ネーケル / MEYER NAKEL ワインボトル

美しく透明感ある味わいで魅了する、ドイツ・ピノ・ノワールのトップ生産者


マイヤー・ネーケルは、ドイツワイン北限産地のひとつ「アール地方」にて5 代続く、家族経営のワイナリー。辛口の赤ワインやブルゴーニュスタイルのワインを先駆的に生産し、美しく透明感のある味わいのワインを生み出しています。 2004 年にゴ・エ・ミヨにて年間最優秀ワイン生産者に選出。2010年にジャンシス・ロビンソンでタムリン・カリン氏により「ドイツで最も傑出したシュペートブルグンダーを造っている」と称されるなど、ドイツ・ピノ・ノワールのトップ生産者として確固たる地位を築いています。

6月1日正規取り扱い開始!ドイツ・ピノ・ノワールの最高峰の造り手が初入荷


この度、エノテカはマイヤー・ネーケルの新規取り扱いを開始いたしました。 初回となる今回は、フラッグシップのグローセス・ゲヴェックスから入門キュヴェまで全5銘柄が入荷。特に注目なのはフラッグシップのクロイターベルク・シュペートブルグンダーで、ワイン・アドヴォケイトでは2019年ヴィンテージが「卓越したテロワールから生まれる、卓越したピノで、このヴィンテージのこの地域を象徴するワインのひとつになるだろう」と称賛されたことのある逸品です。新規取り扱いが始まったこの機会に、ドイツ・ピノ・ノワールの美しく透明感のある味わいをぜひお試しください。

目次

ドイツ赤ワインのパイオニアとして知られる、家族経営のワイナリー

マイヤー・ネーケルは、ドイツのアール地方に位置する家族経営のワイナリー。「できる限りその土地の特徴をボトルに詰め込んだ、本物(オーセンティック)であること」を哲学に、アール地方特有のテロワールを反映したピノ・ノワールを中心にワイン造りを行っています。


その歴史は、1950年にパウラ・マイヤー氏とヴィリバルト・ネーケル氏が結婚したことに始まります。当時僅か1.5haの土地を耕作。甘口ワインが主流だった時代において、辛口の赤ワインを先駆的に生産し、その名を広めました。


1982年に、彼らの息子であるヴェルナー・ネーケル氏がワイナリーを引き継ぎます。独学でワイン造りを学び、妻クラウディア氏と共に現在の規模にまでワイナリーを拡大。ブルゴーニュに傾倒し、アンリ・ジャイエ氏との出会いから、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)に注力します。当時珍しかった「バリック」と「長いマセラシオン」を取り入れた、ブルゴーニュ的ワインメイキングを導入。ドイツワインの品質向上に大きく貢献します。


品質に対して一切妥協しない姿勢で、1989年にドイツ語圏を中心としたワイン雑誌ヴィノムでは、ドイツの年間最優秀赤ワイン賞を受賞。また2004年には、ワインガイドブックのゴ・エ・ミヨに年間最優秀ワイン生産者に選出されるなど、ドイツの中でも著名なワイン生産者の1人となりました。

(左から)マイケ・ネーケル氏、デルテ・ネーケル氏
(左から)マイケ・ネーケル氏、デルテ・ネーケル氏

現在は、ヴェルナー氏の2人の娘であるマイケ氏とデルテ氏がワイナリーを牽引しています。マイケ氏は高校卒業後、著名なドイツ赤ワインの造り手であるバーデンのドクター・ヘーガーやフランケンのルドルフ・フュルストで、インターンとしてワイン造りを経験し、ドイツの著名なワイン学校であるガイゼンハイム大学でブドウ栽培と醸造学を習得。その後、南アフリカのニール・エリスとブルゴーニュのドメーヌ・デ・コント・ラフォンで働き、2005年にマイヤー・ネーケルに戻りました。


またマイケ氏は現在、高品質ワインの生産者で構成されるドイツ国内の協会、VDP(ドイツ・プレディカーツワイン生産者協会)の副会長に従事。ドイツのワイン生産における最高基準を推進しています。デルテ氏は、ガイゼンハイム大学を卒業後、ポルトガルやニュージーランド、南アフリカなどで経験を積み、マイケ氏と共に2008年からワイン造りを行っています。 

エレガントなピノ・ノワールを生み出す、「アール地方」

ワイナリーが位置するのは、北緯50度、ドイツワイン北限産地のひとつアール地方。ドイツの中では珍しく、赤ワイン用ブドウの栽培比率が80%を超える赤ワインの産地で、冷涼な気候から生み出されるフルーティーでエレガントなシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)で知られています。


ブドウ畑は全長約25kmにわたり、ライン川の支流アール川の谷間、深く切れ込んだ谷川の下流部と中流部の南向きの急斜面に広がっています。土壌はスレート(粘板岩)、硬砂岩、レス、ローム、小石、火山岩などの世界的にみても非常に珍しいテロワールが特徴。スレートや硬砂岩などは備蓄した太陽熱を夜間に放出し、ブドウの生育を手助けし、アイフェル渓谷の山々に保護された狭い谷間は熱がたまりやすく、ブドウ樹の生育に理想的な微気候といわれています。

彼らの畑の大部分は、アール地方の中心地デルナウにあり、4つの異なるVDPグローセス・ラーゲ(グラン・クリュ)に加え、ノイエナール、アールヴァイラー、ヴァルポルツハイムの自治体の区画を含む合計約20haを所有。畑の80%以上がシュペートブルグンダーとフリューブルグンダー(ピノ・ノワール・プレコス)です。


所有するグローセス・ラーゲの特徴として、南向きの傾斜で最適な日照と微気候の恩恵を受けているゾンネンベルクは、浅い礫質の硬砂岩に、粘土、レス、レス質ロームによるスレート状のグラウヴァッケが混ざった土壌。フルーティーでエレガントかつ、ボリュームのあるピノ・ノワールが生産されています。


プファルヴィンガートは、かつてはデルナウのカトリック教区教会が所有しており、現在大部分はマイヤー・ネーケルが、一部は今でも教会が所有しています。粒状の礫岩の堆積物で粘土スレートの破片が固まり、砂岩のような構造を持つ土壌。繊細な果実味と上質な風味を持つ、非常に香り高いワインが造られます。


ジルバーベルクは、おそらく近くに定住したローマ人にまで遡り、この地で銀鉱石が採掘されていたことが確認されています。畑は100%急斜面で、放物面鏡のように南を向いており、標高は110~180mに位置。畑の上部と下部で土壌が異なり、個性豊かで繊細な果実味と複雑なボディを持つワインに仕上がります。


「ハーブの山」という意味の畑名を持つクロイターベルクは、おそらくこの近くに定住していたローマ人が恵まれた気候条件から、ワインだけでなくハーブも栽培していたことに由来しています。畑は急傾斜の段々畑で、粘板岩と灰色岩が風化した砂質ローム土壌。造られるワインは、香り豊かで力強く、典型的なハーブの風味を持つのが特徴です。

有機栽培への転換と持続可能なブドウ栽培の取り組み

マイヤー・ネーケルは「自然との密接な関係とブドウ畑の生態系に対する深い理解は、最終的に、健康な土壌と高品質のブドウを育むための基礎。そして、そのブドウこそが、テロワールの個性と土壌の活力を最もよく反映し、素晴らしいワインを生み出すと確信している」と語っています。


近年においては有機栽培への転換を進め、畑では土壌とブドウのポテンシャルを最大限に引き出すために、生物多様性を重視しています。また、長期的な自然保護への取り組みを意識し、「フェア&グリーン」の認証を取得。軽量ボトルを使用してガラスの使用量を減らすことで、CO2排出を削減しています。コルクは持続可能な方法で調達。樽を洗浄する際にも水の使用量を削減するなど、総合的に持続可能なワイン造りへの道を歩んでいます。

また、マイヤー・ネーケルではドイツの伝統的なクローンや、新しい優良クローン、フランス由来のクローンなど、多様なピノ・ノワール・クローンを使用。これにより、ピノ・ノワールの遺伝的多様性が高まり、環境の影響や病気に対する抵抗力を持つことが可能になります。


加えて、畑では1つの区画で異なる遺伝子を持つブドウを栽培する、マサル・セレクションを実施。ドイツやフランスのクローンとマサル・セレクションを組み合わせることで、ブドウ畑には多様性が生まれ、ワインに最大限の複雑性を生み出しています。

脈々と受け継がれる、ブルゴーニュ的ワインメイキング

1982年にブルゴーニュを訪れたヴェルナー氏は、ブルゴーニュのワイン造りに感銘を受け、2つのバリック樽を携えて帰国。アール地方で高品質のピノ・ノワールを造ることを目標に掲げ、畑の収量を減らし、当時ドイツでは珍しかった「バリック」を用いた醸造を行いました。


また、当時ピノ・ノワールのマセラシオン(醸し)を数日以上行うことが一般的ではなかったドイツで「長いマセラシオン(醸し)」をワインメイキングに導入。これにより、色素だけではなく様々なアロマやタンニンが抽出され、期間の長短によりワインのスタイルをコントロールすることができます。このようなブルゴーニュ的ワインメイキングを実施し、ドイツワイン法の規制に立ち向かい、品質向上に貢献したことで、ドイツ赤ワインのパイオニアとして知られています。


ブドウは専用の小さな箱で収穫し、最良の状態を保ちワイナリーへ運ばれます。発酵時に全房を使用するか、100%除梗するかは、ワインのスタイルや個々の畑、そしてヴィンテージの成熟度によって決定。完熟した茎を少量使用することで、気品を保ったままワインに複雑味を加えることができます。


また、「野生酵母はテロワールのひとつの要素である」という考えから、発酵には野生酵母のみを使用。自然発酵により、多くの異なる野生酵母がワインに異なるアロマを生み出し、複雑性がもたらされます。


マセラシオン(醸し)の期間中は、毎日テイスティングを実施し、各ワインのスタイルを見極めていきます。その後オーク樽にて熟成後、瓶詰め。グラン・クリュ・キュヴェは無濾過で行います。このように、品質にこだわったワインメイキングにより、アール個々のテロワールを最大限に表現。こうして造られるワインは、ブルゴーニュに通じるブーケとエレガントな酸味、タンニンのストラクチャー、独特なミネラル感が魅力です。

今回入荷した5銘柄

冷涼産地から生まれる、瑞々しい果実味と羽のようなタンニンを備えた入門キュヴェ。


NEW

シュペートブルグンダー

マイヤー・ネーケル

2022

5,280

(税抜価格4,800円)

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「力強くジューシー、素晴らしいエネルギー」に魅了される、風味豊かな上級キュヴェ。


NEW

グラウヴァッケ アールヴァイラー・シュペートブルグンダー

マイヤー・ネーケル

2022

8,250

(税抜価格7,500円)

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ピュアな果実味と繊細なタンニン、豊富なミネラル感が高次元に調和した、上級キュヴェ。


NEW

ブラウシーファー デルナウアー・シュペートブルグンダー

マイヤー・ネーケル

2022

8,250

(税抜価格7,500円)

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花やハーブ、ミネラル、スパイスのアロマが生き生きと交錯する、複雑味溢れるグラン・クリュ。


NEW

ジルバーベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス

マイヤー・ネーケル

2022

17,600

(税抜価格16,000円)

  • WA 95
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ブルゴーニュ・グラン・クリュを彷彿とさせる、高貴で風格のあるフラッグシップ。


NEW

クロイターベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス

マイヤー・ネーケル

2022

27,500

(税抜価格25,000円)

  • WA 93+
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5 件

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