夏真っ盛りの8月。強い日差しが続くこの季節は、食卓にも涼やかさを取り入れたくなります。
そんな時期にぴったりなのが、キリッと冷やして楽しむ爽やかな白ワイン。いきいきとした果実味や軽やかな飲み心地が、夏の食事を心地よく引き立ててくれます。
今回は、そんな8月の“おうちレストラン”におすすめしたいレシピを、SNSで「おうちで作れるプロの味」を発信する料理家・パパイズムさんに教えていただきました。
メイン料理ともう一品、そしてよく冷えた白ワインがあれば、いつもの食卓がちょっと特別な夏のひとときに。暑い日でも箸が進む、季節に寄り添うペアリングをお楽しみください。
レシピを教えてくれたのは、パパイズムさん
元料理人。10年以上の厨房経験を活かし、レシピ開発・執筆・写真・動画制作を手がける。 現在は子育てをしながら自宅で活動し、プロの技術を家庭で再現できるレシピを発信。 「作ってみたくなる料理」をテーマに、わかりやすく伝えることを大切にしている。 Instagramアカウント:@papa_izm_kitchen
8月のワイン:爽やかな白ワイン
南フランスの太陽をたっぷり浴びた果実の豊かなアロマと、爽やかな酸味が魅力のクララ・ブラン。
ボルドーの名門クラレンス・ディロンが手掛けるこの1本は、熟した桃を思わせる芳醇な果実味に、ハーブやミネラルのニュアンスが重なり、上品でありながら親しみやすい味わいを楽しめます。
そんなクララ・ブランに寄り添うように、パパイズムさんが8月のレシピを考案。ワインと合わせることで、夏の食卓が“ちょっと特別”なひとときに仕上がります。
メインレシピ:鶏ひき肉のポルペッタ レモンバターソース
イタリアの家庭料理として親しまれるポルペッタを、夏らしい軽やかな味わいにアレンジした一皿。
クララ・ブランの爽やかな酸と豊かな果実味に合わせ、レモンの香りを効かせた鶏ひき肉のポルペッタに仕上げました。
【材料 作りやすい分量・3〜4人分】
鶏ひき肉 400g
玉ねぎ 1/3個
パン粉 大さじ5〜6
プレーンヨーグルト 大さじ1と1/2
粉チーズ 大さじ1
卵 1個
塩 小さじ1/2強
レモンの皮 少々
オリーブオイル 小さじ2
[レモンバターソース]
白ワイン 大さじ3
水 大さじ3
バター 20g
レモン汁 1/2個分(小さじ2)
塩 少々
黒胡椒 少々
仕上げ用パセリ 適量
【作り方】
1.玉ねぎはみじん切りにする。
Point!
辛みが気になる場合は、600Wの電子レンジで40秒ほど加熱して冷蔵庫で冷ましておくと良いでしょう。
2.ボウルに鶏ひき肉、玉ねぎ、パン粉、ヨーグルト、粉チーズ、卵、塩、レモンの皮を入れて混ぜる。
3.ひと口大に丸める。
4.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、3を並べる。両面に焼き色をつけたら(約4分)、フタをして弱火で3分。中まで火を通す。
5.ポルペッタを一度取り出す。
6.同じフライパンに白ワインを入れて中火にかけ、アルコールを飛ばしながら10秒程度加熱し、肉汁をこそげる。
7.6に水を加えて軽く煮詰め、弱火にしてバターを溶かし、レモン汁を加え、塩で味を整える。
8.ポルペッタをフライパンに戻し入れ、ソースをからめる。
9.器に盛り、黒胡椒とパセリをふる。
焼いた後の肉汁に白ワイン、バター、レモンを合わせることで、コクがありながらも後味は軽やかに仕上げました。 クララ・ブランの爽やかな酸がバターのコクをすっきりと引き締め、レモンの香りと調和します。ワインの豊かな果実味も引き立ち、夏にぴったりの軽やかなペアリングです。
副菜レシピ:桃とモッツァレラの焼きカプレーゼ風
もう一品添えるなら、旬の桃を使った焼きカプレーゼ風を。
桃は軽く火を入れることで甘みと香りがより引き立ちます。モッツァレラチーズのミルキーなコク、ミニトマトのほどよい酸味、バジルの爽やかな香りが重なり合う、シンプルながら素材のおいしさを楽しめる一品です。
【材料 2人分】
桃 1個
モッツァレラチーズ 1個(100g程度)
ミニトマト 4〜6個
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
バジル 適量
【作り方】
1.桃は皮をむいて種を取り、くし形に切る。ミニトマトは半分に切る。
2.アルミホイルまたは耐熱皿に桃、ミニトマト、ちぎったモッツァレラチーズを並べ、オリーブオイルを回しかける。
3.魚焼きグリルで5分ほど焼く。モッツァレラチーズが軽くとろけ、桃がほんのり温まったらOK。
4.焼き上がったら、塩をふり、仕上げにバジルをちぎってのせる。
桃の甘みとモッツァレラのコクは、クララ・ブランの果実味と好相性です。 ワインを合わせることで、素材それぞれの風味がより引き立ち、余韻もぐっと長く感じられます。シンプルな料理だからこそ楽しめるペアリングです。
まとめ
南フランスの陽光を感じるクララ・ブランと、旬の食材を使った今回のレシピ。
ワインの豊かな果実味と爽やかな酸が料理に寄り添い、いつもの食卓を少し特別な時間へと変えてくれます。
8月の週末は、クララ・ブランとともに夏ならではの“おうちレストラン”をお楽しみください。
紹介したワインはこちら
文=川畑あかり