クリスマスが終わると、一気に押し寄せてくる“年末感”。「もういくつ寝るとお正月」なんて言葉がふと頭をよぎって、慌ただしいのにどこかそわそわ、ちょっとワクワクしてしまう時期です。
家族や友人と集ったり、ゆっくりと自分の時間を楽しんだり、過ごし方はさまざまですが、新しい1年の始まりにお気に入りのワインが1本あるだけで、お正月の時間はぐっと豊かになります。
では、ワインのプロであるエノテカスタッフは、年の幕開けにどんなワインを選ぶのでしょうか?
「お正月、なに飲む?」今回は、スタッフの“リアルなワイン初め”をご紹介します。
プロフィール:Mei Hoshino
マーケティング部所属。 イベントの企画や運営を担当。 趣味はトレッキングで、山登りのあとに食事とワインを楽しむことが1番のモチベーション。
おせちとワインで迎える、あたたかな新年
私にとってお正月は、幼いころから多くの時間を過ごしてきた祖母の家で迎える、大切な時間です。お正月ならではのごちそうが並び、親戚たちと囲む食卓のひとときが毎年の楽しみになっています。
大晦日の恒例行事は、おせちのお重詰め。細かい作業が好きで、きれいに詰めることに夢中になっていたら、いつの間にか“おせち詰め係”が私の任務に。黒豆や田作り、くりきんとん、ローストビーフにハム、さらに手作りの煮物やなますなど……お正月の特別な料理をお重に詰めていくのは、とても楽しい時間です。最近は、かまぼこの飾り切りにも挑戦しています。
完成したおせちを囲むのは元日のお昼頃。祖母の家には親戚や祖母の古くからの友人たちが次々と集まり、笑い声に包まれながらにぎやかな時間が始まります。
この時間に欠かせないのがワインです。もともとワインを好んで飲む家庭ではありませんでしたが、私がワインにハマってからは、毎年選りすぐりのワインを持参するのが定番に。今ではすっかり家族や親戚たちも、おせちとワインの組み合わせを楽しんでくれるようになりました。
今年は、お正月の華やかな雰囲気に合わせて、赤いラベルが印象的なクラレンドル・ルージュ サン・テミリオンと、美しい白いラベルのクラレンドル・ブランというフランス・ボルドー産の紅白ワインセットを持って行こうと思います。
クラレンドル・サン・テミリオンは、シリーズの中でも上級ランクの赤ワイン。豊かな果実味と程良い渋みが口の中でやわらかく広がり、ワインを飲みなれない人でも楽しみやすく、ローストビーフやハムなどとよく合いそうです。白ワインのクラレンドル・ブランは、やわらかな果実の香りと爽やかな酸味が特徴で、煮物やなますなど一の重にもそっと寄り添ってくれます。
おせちとワイン。年に一度だけの晴れやかな組み合わせが、家族と過ごす時間をより特別にあたたかく彩ってくれます。
イラスト=シャプレ
ご紹介したワインはこちら
クラレンドル・ルージュ サン・テミリオン
赤
パワフル&ストラクチャー
五大シャトーの一流の技術が注ぎこまれたワイナリー。リッチでありながら優美さを兼ね備えた格調高い味わい。 詳細を見る
4.2
(72件)2022年
5,500 円
(税込)
2024年
3,300 円
2,640 円
(税込)
WA 90