私たちの生活と切っても切れない日本の食文化、「和食」。
旬の食材を活かし、卓越した技術によって生み出されるその味わいは、多種多様で、今や世界各地で造られるワインとも相性抜群です。
2022年のはじまりは、有名和食店のプロが教える、贅沢和食とワインのペアリングを堪能してみませんか。
目次
奥深い和食の世界
日本人が長い時間をかけて受け継いできた知恵と技術の結晶、「和食」。旬の食材を使い、出汁と基本の調味料による味付けで季節の移ろいを表現しています。
2013年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録、また近年の世界的な健康志向からもさらなる注目を集めています。
和食は難しいと思う方がいるかもしれませんが、食材と出汁が中心で、素材の良さを引き立てるシンプルな調理法が特徴。にもかかわらず、自然の恵みから多様な味わいを生んでいるのです。窓口は広く、どこまでも奥の深い和食の世界をワインとのペアリングを通して覗いてみましょう。
和食とワインの相性
和食の特徴として挙げられる出汁や発酵調味料は、ワインとのペアリングにおいて、実は相性は抜群!和食とワインのペアリングは可能性が無限大。
昨今の和食ブームから「寿司×ワイン」や「おでん×ワイン」は既に試された方もいるのではないでしょうか。
和食は醤油やみそ、塩こうじなどの発酵調味料が多く使われます。ワインも同じく発酵して造られることから相性が悪いわけがありません。
また、和食の旨み成分とされるグルタミン酸(昆布)はチーズやトマト、玉ねぎに、イノシン酸(鰹節や煮干し)はベーコンにも含まれています。
これらの食材を使うイタリアのワインと、和食を合わせてみるのもおすすめです。和食とワインのペアリングをぜひこの機会にお試しください。
ご家庭でひと手間!和食とワインをより美味しく味わうコツ
1.味付けに合わせてワインを選んで
「しゃぶしゃぶやすき焼き、和風ハンバーグなどの肉料理は、味付けでワインを選ぶとよいでしょう。
濃厚な胡麻ダレにはコクあり白でリッチな気分に、みそベースのソースにはすっきり白といった具合にその日の気分で選んでみましょう。」
2.柑橘系の香りを加えてみる
「定番の魚料理には、柑橘系の香りを足してみましょう。
レモンやかぼす、すだちを一滴絞れば、爽やかな白ワインと相性抜群!箸が止まりません。
刺身などで魚が生臭く感じる場合は、オリーブオイルの力を借りるのもおすすめです。魚の独特な香りをやんわり包み込んでくれますよ。」
3.鍋の〆でアレンジを
「お鍋を召し上がった後は、ワインに合わせて〆をアレンジしてみましょう。
旨味たっぷりのお出汁に、チーズとご飯を入れてリゾットに。具材の旨みが溶け込んだ満足感溢れる一品で、ご自宅でも口福なひと時をお過ごしいただけます。」
4.温度やトッピングで工夫して
「カステラやみたらし団子、最中など、ほっとする甘さが魅力の和菓子。
カステラやどら焼きなどの生地は、レンジで少し温めてふんわりさせトッピングに生クリームを添えるとワインとの調和性が増しますよ。」