ギガル E.GUIGAL
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フランス ローヌ
妥協なきワイン造りを継承する、ローヌワインの帝王
1946年に創業し、現在ではローヌ北部最大の生産者に躍り出たギガル。ギガルのワインは、ワイン・アドヴォケイトにて100点満点を過去20回以上も獲得、また2代目のマルセル・ギガル氏がイギリスのワイン専門誌「デキャンター」にて「マン・オブ・ザ・イヤー2006」に輝くなど、ローヌの帝王としてその地位を不動のものとしています。
速報!「世界で最も賞賛されるワインブランド2023」にて第23位を獲得
この度ギガルが、2023年3月末に発表された、英国のドリンクス・インターナショナル誌が選ぶ2023年の「世界で最も賞賛されるワインブランド」にて、見事世界第23位に輝きました!今年で13年目になる「世界で最も賞賛されるワインブランド」は、世界のワイン専門家が、品質の一貫性や向上、産地や国の個性を反映しているか、マーケティング、パッケージング、消費者への幅広いアピールなどに基づいて投票し、トップ50のワインブランドを選出。是非世界第23位に輝いた生産者のワインをご堪能ください。
ワイン評価誌にて100点を連発する、秀逸なローヌワイン
コート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュなど北部ローヌを代表する多数のアペラシオンを所有し、名実共にローヌワインを代表する生産者として先頭を走り続けるギガル。その歴史は意外にも浅く、メゾン創設からわずか半世紀にて高い地位を築いています。
初代当主、エティエンヌ・ギガル氏は1924年、14歳の時にローヌ最古の老舗メゾン、ヴィダル・フルーリィ社に入りワイン造りを修業しました。後、1946年にエティエンヌ氏は独立。コート・ロティのアペラシオンの発祥地であるアンピュイという小さな村でギガルの歴史が始まりました。1961年にエティエンヌ氏の後を継いだ2代目のマルセル氏は、80年代になって父がかつて奉公していたヴィダル・フルーリィ社を傘下に収めました。
1966年には優れたテロワールを持つコート・ロティ「ラ・ムーリンヌ」を、初めて自社畑として購入。単一畑コート・ロティの先駆けとなるワインを世に送り出し、コート・ロティのポテンシャルを知らしめました。続いて1978年に「ラ・ランドンヌ」、1985年に「ラ・テュルク」をリリース。これらコート・ロティの畑は、「ギガルの3つ子の兄弟」と称され、ワイン・アドヴォケイトにて100点を連発し、ギガルの名声を確固たるものへと押し上げたのです。
その後、1995年にはコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。2001年にジャン・ルイ・グリッパとドメーヌ・ド・ヴァルーイの両ドメーヌを吸収し、サン・ジョゼフの「ヴィーニュ・ド・ロスピス」や「リュー・ディ・サン・ジョゼフ」、エルミタージュの「エクス・ヴォト」など新しいアイテムを生み出しました。さらに2006年には、ドメーヌ・ド・ボンスリーヌに資本参加。こちらは独立したブランドとして醸造、販売されています。
今日、メゾンにおいてワイン造りの全権を担うのは、3代目のフィリップ氏。ローヌ全体におよそ60haもの自社畑を所有し、年間生産量600万本という巨大メゾンの発展を牽引しています。
ブドウ栽培から醸造まで、徹底した妥協なきワイン造り
ローヌ全体に60haという広大な自社畑を所有しているギガルですが、そのワイン造りの管理については妥協を許さない徹底したもの。ブドウ栽培については、元々、選りすぐりのアペラシオンの中から特に優れた区画のみを購入しているため、テロワールのポテンシャルが十分高いことに加え、リュット・レゾネを実践し、収量を厳しく制限しています。
醸造については、コート・ロティは実に40ヵ月もの長期に渡って新樽で熟成させるため、オークの良し悪しが非常に重要となります。そこで、ギガルでは2003年以来、シャトー・ダンピュイに樽工房を設え、職人の手によって、年間に必要となるおよそ800ものオークを自製しています。
こうしてブドウ栽培から熟成まで、一切の妥協なく徹底した品質管理のもと造り出されるギガルのワインは、ローヌの各アペラシオンの魅力を素直にそして丁寧に表現した、まさに教科書的な仕上がり。そのクオリティの高さは自社畑とネゴシアンもの問わず一貫しており、ヴィンテージに左右されない安定した仕上がりはプロのソムリエにも重宝され、多くのレストランでオンリストされています。
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