ルネ・ロスタン
RENE ROSTAING

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ルネ・ロスタン / RENE ROSTAING ワインボトル

コート・ロティ最上と名高い畑で繊細かつ美しいシラーを生み出すテロワールの表現者


エレガンスや複雑さを持つシラーを生み出す銘醸地コート・ロティ。この地で、トップドメーヌの一つに名を連ねるワイナリーがルネ・ロスタンです。非常に恵まれた畑を所有し、テロワールそのものを表現することにこだわり抜いたワイン造りを行っています。生み出されるワインは驚くほど繊細かつ美しい味わいで、シラーの優美さを感じていただける逸品です。

目次

テロワールに忠実なワイン造り

ルネ・ロスタン氏と息子のピエール・ロスタン氏

ルネ・ロスタンは、コート・ロティでギガルやジャメ、オジェと並ぶトップドメーヌの一つとして知られている造り手です。初代のルネ・ロスタン氏がドメーヌを創業したのは1971年のこと。ルネ氏の母親の実家が代々所有していたコート・ブロンドの1区画からワインを造り始め、少しずつ畑を購入、さらに親族から様々な畑を相続してドメーヌを拡大していきました。


ルネ・ロスタンがトップドメーヌの一つとして認められるようになったのは、恵まれた畑を所有していることに加えて、創業当初からテロワールに忠実なワイン造りを守り続けてきたことも、その理由の一つとして挙げられます。


1980年代にギガルが注目を集め、新樽を効かせた濃厚なスタイルがトレンドになった時代においても、ルネ氏はテロワールをリスペクトし続け、アペラシオンのエッセンスを表現することを重視してきました。注意深く繊細に抽出を行い、新樽の使用も控えめにして、彼らは常にエレガントなワインを造り続けたのです。


こうしてテロワールに真摯に向き合ってきた彼らのワインは、世界的にも高い評価を受け、ワイン・アドヴォケイトにおいて多くのキュヴェが90点以上の高評価を獲得。さらにコート・ブロンドの2015年、コート・ブリュンヌの2016年、2019年ヴィンテージでは100点満点の実績を誇っており、コート・ブリュンヌ2016年については「言葉を失ってしまうほど素晴らしい味わい」と絶賛されています。


2015年からは、ルネ・ロスタン氏に代わって息子のピエール・ロスタン氏がワイン造りを担当しています。語り口が穏やかで物静かな職人気質の2代目ピエール氏。世代交代を経た今も、ルネ氏の哲学を受け継ぎ大切にしながら、ワイン造りに取り組んでいます。

過酷な環境のなか、全て手作業で行われるブドウ栽培

ルネ・ロスタンが本拠地を置くのは、南フランス ローヌ地方の最北端に位置するコート・ロティ。日本ではボルドーやブルゴーニュほど知られていないものの、フランスにおける歴史ある銘醸地の一つです。


ピエール氏が「隣り合う畑同士の気候は似ているが、土壌は小さな面積のなかでも、説明しきれないほどに複雑。」と語るほど、多様なテロワールが存在しています。各区画のなかでも丘や小川が複数連なっており、まるでモザイクのように土壌が折り重なっているのです。


コート・ロティは畑が急な斜面に位置していることでも有名なエリアです。ピエール氏たちが作業する畑は、トラクターが入ることもできないほどの非常に急な斜面。収穫はもちろんのこと、土の耕作やブドウ樹の植え替えまで、全ての工程が手作業で行われています。


その環境は大変過酷なもので、ピエール氏が「どの作業においても他の産地よりも10倍複雑で難しいと思う。急斜面のなか、石垣の間の細い道を通って作業をしたり、収穫したブドウを運んだりしているから、安全面を確保することもとても大切。」と語るほど。まさに骨の折れる作業にひたむきに向き合いながら、ブドウ栽培が行われているのです。

人の手をなるべく加えないシンプルなワイン造り

ワイン造りにおいては「人の手を加えることは極めてミニマムに。その土地らしいブドウを使って造られたワインがエレガンスとバランスを備え、長期熟成できる偉大なワインだ。」という初代ルネ氏の考えの下、ブドウ本来の風味や味わいを最大限に活かせるよう、伝統的な製法と革新的な製法を見事に融合させています。


「茎もテロワールの一部」と考え、除梗は一切行わずに全房発酵を実施。また発酵は野生酵母にて行っています。また、新樽の使用を最小限に抑えていることも彼らの特徴の一つ。ピエール氏によると、父のルネ氏は「ワインはブドウで造られたもので、木を味わうものではない。」というのが口癖。あくまでもブドウそのもののピュアな味わいにこだわり続けています。


一方で、現代的な技術も積極的に導入。発酵には、コート・ロティでは珍しく、横式回転発酵槽(シリンダーを横置きにした形で、それが回転することで果房と果汁の攪拌ができる発酵タンク)を採用しています。


そして、ピエール氏は「優しく、長く、抽出することが大切。」と考え、主に2週間から4週間ほどのマセラシオン(醸し)を実施。ブドウのエキス分を丁寧に抽出することに細心の注意を払っているのです。こうした醸造については、それぞれの畑の個性をしっかり表現するために、単一畑ごとに醸造方法を変えるのではなく、同じ方法を採用しています。


ワイン造りにおいて一番大切なことは?という質問に対して「テロワールが全て。ワインメイキングではなく、コート・ロティというテロワールからエレガントなシラーが生まれる。醸造の段階で人工的なことはなるべく行わず、クリーンにピュアにテロワールだけを反映させること。」とピエール氏。こうして造られるワインは、コート・ロティの美点を最大限引き出したエレガントなスタイルが魅力です。

ルネ・ロスタンが誇る秀逸な単一畑

彼らのワイン造りの姿勢からわかるように、ルネ・ロスタンにおいて重要なキーワードとなるのが「テロワール」。それはコート・ロティという土地が、どれほど魅力のある場所か、ということに繋がっています。


ピエール氏は、この土地の魅力について「テロワール、フィネス、バランスという3つの条件に恵まれている。同じローヌといっても、例えば南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプとは全く異なり、若いうちから楽しむことができる。」と語っています。


また、時にはブルゴーニュのワインと間違われることもあるそうで、「シラーとピノ・ノワールでブドウの特徴は大きく異なるが、仕上がるワインのエレガンスは似ているところがある。」とも。このようなエレガントなシラーが生み出せるのは、やはりコート・ロティのポテンシャルの高さがあってこそだと言えるでしょう。


だからこそこのエリアでは、どのような区画のブドウでワイン造りをするかが、ドメーヌの個性に大きく影響します。そのなかでもルネ・ロスタンは、ルネ氏の叔父であるマリウス・ジャンタズ氏と、義父のアルベール・デルヴュー氏から、コート・ロティ最上と名高いコート・ブリュンヌを含む、恵まれた畑を引き継ぎました。ピエール氏は「畑の区画が表すものはその土地の歴史、何世代にもわたるジェネレーションの履歴だ。」と語ります。


これらの偉大な区画を引き継いできたことで、彼らはトップドメーヌの一つとしての地位を着実に築き上げていったのです。現在は複数の区画から、単一区画のコート・ロティ4種類と、13区画のブドウをブレンドしたコート・ロティ「アンポジウム」、さらにコンドリューを仕立てています。

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