4.4
(25件のクチコミ)コート・ロティの最高峰に君臨する名門ドメーヌ。様々な区画のシラーを惜しみなくブレンドした、滑らかな質感とピュアな果実味が魅力の1本。
14,300 円
(税抜価格13,000円)
2020年
750ml
D 93
V 95
WA 91-93
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タイプ・スタイル
赤ワイン
エレガント&クラシック
美味しかったです
セラーに入れて熟成を待ちたい、コレクションに入れておきたい1本!
コート・ロティを代表する造り手。全てにおいて完璧とも言える出来栄えには、他を一切寄せ付けないような神々しい雰囲気が漂っています。こちらは、土壌の異なる様々な区画のシラーを惜しみなくブレンドした、ルネ・ロスタン渾身の1本。しっかりとした骨格、濃厚感に上品さが備わった、まさにコート・ロティのお手本のような味わいです。
750ml
※画像はイメージのため、実際の商品と若干異なる場合がございます。
2020年
14,300 円
(税抜価格13,000円)
2020年
14,300 円
(税抜価格13,000円)
外見は深みのあるルビー色。ブラックチェリーやブラックベリーなどの濃厚な果実のアロマに、スミレや甘草、ブラックペッパーなどの複雑なニュアンスが重なります。口に含むと、シルキーなタンニンが滑めらかな舌触りを演出し、凝縮感のある果実味とともにストラクチャーを形成。酸味がワインにフィネスを与え、黒系果実やミネラル感を纏った風味が余韻として長く続きます。
コルク
コート・ロティ・アンポジウム
COTE ROTIE AMPODIUM
ルネ・ロスタン
ルネ・ロスタンは、コート・ロティでギガルと並んでトップドメーヌとして知られている偉大な造り手です。当主、ルネ・ロスタン氏がファーストヴィンテージをリリースしたのは1971年のこと。フランス革命以前からアンピュイ村でワインを造ってきた親族と夫人の祖母の畑をまとめる形でドメーヌを設立し、定年を迎えた親族の畑を次々に相続することでドメーヌを拡大していきました。
ルネ・ロスタンがトップドメーヌとして認められるようになったのは、恵まれた畑を所有していることに加えて、設立当初からテロワールに忠実なワイン造りを守り続けてきたことも、理由のひとつとして挙げられます。
1980年代にギガルがスター生産者として注目を集め、新樽を効かせた濃厚なスタイルがトレンドになった時代においても、父ルネ氏はテロワールをリスペクトし続け、アペラシオンのエッセンスを表現することを重視してきました。繊細に注意深く抽出を行い、新樽の使用も控えめにして、彼らは常にエレガントで熟成向きのワインを造り続けたのです。
彼らのワインは、世界的にも高い評価を受け、ワイン評価誌ワイン・アドヴォケイトで多くのキュヴェが90点以上の高評価を獲得。さらにコート・ブロンドの1999年と2015年、コート・ブリュンヌの2016年ヴィンテージでは100点満点を誇っており、「今まで味わったなかで最高峰のコート・ロティのひとつ」、「言葉を失ってしまうほど素晴らしい味わい」と絶賛されています。
2015年よりルネ・ロスタン氏に代わって息子のピエール・ロスタン氏がワイン造りを担当。語り口が穏やかで物静かな職人気質の息子ピエール氏。世代交代を経た今も、父ルネ氏の哲学を受け継ぎ大切にしながら、ワイン造りに取り組んでいます。
ルネ・ロスタンが本拠地を置く南フランス、コート・デュ・ローヌ地方の最北端に位置するコート・ロティは、日本ではあまり広く知られていないものの、フランスにおける歴史ある銘醸地のひとつ。生産量が非常に少ない狭いアペラシオンではありますが、息子ピエール氏が「気候はどこもほぼ同じだが、土壌は小さな面積の中でも、説明しきれないほどに複雑。」と語るほど、多様なテロワールが存在。各区画の中でも丘や小川が複数、まるでモザイクのように土壌が折り重なっています。
コート・ロティは畑が急な斜面であることでも有名なエリア。息子ピエール氏たちが作業する畑はトラクターが入れないほどの急な斜面ながら、収穫はもちろんのこと、土の耕作や植え替えまで、全ての工程が手作業で行われています。その環境は大変過酷で、息子ピエール氏は「急斜面のなか、石垣の間の細い道を通って作業をしたり、収穫したブドウを運んだりしているから、安全面を確保することも大切。」と語るほど。大変な作業に向き合いながら、ブドウ栽培が行われています。
ワイン造りにおいては「人の手を加えることは極めてミニマムに。その土地らしいブドウを使って造られたワインがエレガンスとバランスを備え、長期熟成できる偉大なワインだ。」という父ルネ氏の考えの下、ブドウ本来の風味や味わいを最大限に活かせるよう、伝統的な製法と革新的な製法を見事に融合させています。「茎もテロワールの一部」と考え、除梗は一切行わずに全房発酵を実施。コート・ロティの伝統的な製法に則り、発酵時には冷却装置などを一切使わず温度調整を自然のままに任せています。
また、新樽の使用を最小限に抑えていることも彼らの特徴のひとつ。息子ピエール氏は「父ルネ氏は『ワインはブドウで造られたもので木を味わうものではない。』というのが口癖。」と語り、あくまでもブドウそのもののピュアな味わいにこだわり続けています。
しかし、よりテロワールを忠実に表現するため、現代的な技術も積極的に導入。発酵には、ヴィニマティック(シリンダーを横置きにした形、回転し果房と果汁の攪拌が可能な発酵タンク)を導入しています。息子ピエール氏は「優しく、長く、抽出することが大切。」と考え、約2週間ほどのマセラシオン(醸し)を実施。エキス分を綺麗に抽出することに細心の注意を払っています。醸造については、各畑の個性をしっかりと表現するため、単一畑ごとに醸造方法を変えないということも特徴です。
「ワイン造りにおいて一番大切なことは?」という質問に対して、「テロワールが全て。ワインメイキングではなく、コート・ロティというテロワールからエレガントなシラーが生まれる。醸造の段階で人工的なことはなるべく行わず、クリーンにピュアにテロワールだけを反映させること。」と息子ピエール氏。こうしてテロワールそのものの表現を最重要として造られるワインは、コート・ロティの美点を最大限に表現したエレガントなスタイルが魅力です。
シラーの特徴であるしっかりした色調とスミレや黒胡椒の香りなどを最大限に引き出しつつ、一切の雑味を感じさせない、非常にピュアな果実味が備わっています。まさに全てにおいて完璧ともいえる出来栄えは、他者を寄せ付けない神々しい雰囲気が漂う、コート・ロティの美点を最大限まで引き出した1本と言えるでしょう。
彼らのワイン造りの姿勢からわかるように、ルネ・ロスタンにおいて重要なキーワードとなるのが「テロワール」。息子ピエール氏は、この土地の魅力について「テロワール、フィネス、バランスという3つの条件に恵まれている。同じローヌといってもシャトーヌフ・デュ・パプなどの南ローヌとは全く異なり、若いうちから楽しむことができる。」と語っています。
また、時にはブルゴーニュのワインと間違われることもあるそうで、「シラーとピノ・ノワールでブドウの特徴は大きく異なるが、仕上がるワインのエレガンスは似ているところがある。」とも。ここまでエレガントなシラーが生み出せるのは、やはりコート・ロティのポテンシャルの高さがあってこそと言えるでしょう。
だからこそこのエリアでは、どのような区画を所有するかが、ドメーヌの個性に大きく影響します。そのなかでもルネ・ロスタンは、父ルネ氏の叔父であるマリウス・ジャンタズ氏と、義父のアルベール・デルヴュー氏から、コート・ロティ最上と言えるほどの恵まれた畑を相続。これらの偉大な区画を引き継いできたことで、彼らはトップドメーヌとしての地位を着実に築き上げていったのです。
現在は所有する複数の区画から、単一畑のコート・ロティ3種類と、複数区画のブドウをブレンドしたコート・ロティ「アンポジウム」、さらにごく僅かのコンドリューを造っています。
こちらのアンポジウムは、ルネ・ロスタンの2つのトップ・キュヴェ、力強い「ラ・ランドンヌ」と繊細な「コート・ブロンド」の中間的なキャラクター。ルネ・ロスタンが所有する畑から、それぞれ斜面の異なる25以上の区画のブドウをブレンドして造られています。
彼らは、こちらのアンポジウムの品質を高く保つことが、ドメーヌの最重要事項の一つと考え、様々な素晴らしい区画のシラーを惜しみなく使用。雲母片岩を中心に、火打ち石、粘土、石灰岩、酸化鉄など、コート・ロティの多様な土壌がブドウにミネラル感や複雑味、果実の鮮明さなどをブドウに与えています。
ブドウを収穫・選果した後、回転式発酵槽にて15日間全房発酵を実施し、10日間マセラシオン(醸し)を行います。228Lと600Lのフレンチオークで約2年間熟成。新樽比率を最小限に抑え、果実の純粋さとテロワールを表現しています。出来上がるワインは、コート・ロティの典型的なスタイルに仕上がり、シルキーな質感とカシスや甘草、ブラックペッパーなどのシラー本来のリッチな風味が特徴。しっかりとした骨格、濃厚感に上品さが備わった、コート・ロティのお手本のような味わいです。
4.4
25 件のクチコミ
0人の役に立ちました
2024.02.27
0人の役に立ちました
2023.03.23
0人の役に立ちました
2023.01.17
0人の役に立ちました
2023.01.14
こちらのワインは、ぜひ10ー20年熟成させてから愉しみたい、長期熟成ポテンシャルのある1本です。香りは、若い黒系果実やブルーベリー、プラムなどの香りと、シナモンやクローヴ、黒胡椒といったスパイス、黒バラのような印象を感じられ、複雑性のある香りです。味わいは、強すぎない酸味に、しっかりながらも緻密なタンニンが口に広がり、みずみずしいジューシーな果実味を愉しむことができます。熟成ポテンシャルを秘めており、ぜひ長期熟成させたいですが、今飲みでしたら、ダブルデキャンタージュか、抜栓した2日目に味わうと、香りの広がりを愉しむことができます。ご自宅のセラーのコレクションや、贈り物にオススメです!
レビュー全文を見る2023.05.30
シラーというと濃厚なイメージを持っている方も多いかと思いますが、ルネ・ロスタンの造るシラーは極めてエレガントなスタイル。長年このスタイルを貫いてきたからこそ表現できる、貫禄のある見事なワインです。1時間〜2時間前に抜栓して、ボルドーグラスで楽しむと、とんでもなく複雑な香りと、絶品な舌触りの滑らかさを堪能できるのでオススメですが、待ちきれない場合はブルゴーニュグラスを使うと少し開いた姿を垣間見ることもできますので、ぜひお試しください!
レビュー全文を見る2023.05.10
シラー好きの皆様、こちらはお飲みになりましたか?少し、野性的な獣っぽさを感じる香りと甘やかなベリーの香りが鼻をくすぐります。飲んだ瞬間にはっきりと分かるブドウの旨味を感じ、溢れる果実感はとてもジューシー。タンニンもしっかりと感じる味わいは期待を裏切りません。ところどころにコーヒーを燻したようなスモーキーで香ばしいニュアンス。黒胡椒のスパイス感が続きます。さすがはシラーの最高峰です。グラスを片手に肉汁滴るステーキにかぶりつきたい。
レビュー全文を見る2023.05.08
黒胡椒のスパイシーさと奥深い果実味に感動したワインです。厚みをしっかりと感じる味わい、渋みが柔らかくその上、余韻もしっかりと残ります。上品で重厚感を感じます。熟したブラックベリー、ブラックチェリー、の芳醇なアロマです。特に二日目にテイスティングした味わいは、深みが増しローヌの高級感あるシラーに心惹かれました。
レビュー全文を見る2023.04.18
ご購入手続き画面にてギフトボックスを追加して、セットするワインをご指定ください。
※375ml、1,500mlのボックスは1本用のみとなります
紙箱:1本/2本/3本用 各330円(税込)
木箱:1本用 1,430円(税込) / 2本用 1,980円(税込)
ボックスを追加いただくとオプション(無料)を選択できます。リボン、熨斗についてはどちらかを選択できます。熨斗の表書き、名入れも承ります。ボックスを包装し、その上に熨斗をお掛けします。
メッセージカードはご自由にメッセージをご記入いただけます。
リボン
熨斗
メッセージカード
ご購入の商品数に応じて、紙袋を1本用、2〜3本用、ミニサイズの3種類からお選びいただけます。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。