バローロの名門、夢の競演!パオロ・スカヴィーノ&マッソリーノ

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レポート
公開日 : 2018.10.31
更新日 : 2021.10.19
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ワイナリーのアンバサダーとオーナー

(左)パオロ・スカヴィーノのブランド・アンバサダー、リッカルド・スガッラ氏(右)マッソリーノのオーナー兼ワインメーカー、フランコ・マッソリーノ氏

イタリア・ピエモンテで造られるイタリアきっての銘醸ワイン、バローロ。

1921年にカスティリオーネ・ファレット村に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノより、ブランド・アンバサダーのリッカルド・スガッラ氏、そしてセッラルンガ村に設立され100年以上4世代に渡って伝統的バローロを守り続けるワイナリー、マッソリーノより、オーナー兼ワインメーカーのフランコ・マッソリーノ氏を招いて先月、ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店でテイスティングイベントが行われました。

豪華なゲスト2名に会場が沸いたイベントをレポートいたします!

目次

初めて単一畑のバローロを造った先駆者

パオロスカヴィーノのアンバサダー

まずは、パオロ・スカヴィーノのアンバサダーを務めて7年というリッカルド氏より、バローロという土地とワイナリーについての説明がありました。

バローロについて

バローロは、ミラノまで車で約2時間くらいのとても小さなワイン産地です。大きく分けて2種類の土地があり、西側のトルトニアーノ土壌は泥灰土に砂やミネラルが混じっており、ワインは上品で優しい味わい。東側のエルヴィツィアーノ土壌は鉄分が多く力強い味わいで、二つの異なるキャラクターがあるため、パオロ・スカヴィーノではワインのラベルの色を分けているほどです。

パオロ・スカヴィーノについて

パオロ・スカヴィーノは現在のエンリコ・スカヴィーノが3代目のオーナー。バローロで初めて単一畑のバローロを生産して一躍脚光を浴びた革新者として知られており、ブドウは買わず、22haの自社畑のブドウのだけを使ってワインを造るのがポリシーです。

世界でネッビオーロが味わえるのはここ、ピエモンテだけ

マッソリーノのオーナー

次に、マッソリーノのオーナー兼ワインメーカー、フランコ・マッソリーノ氏より、ネッビオーロというブドウとワイナリーとワインの説明がありました。

ネッビオーロについて

まず、バローロで栽培されているブドウ品種、ネッビオーロは“ワインの王”と呼ばれる気品ある品種です。少し標高が異なるだけで全く異なる味わいになる、とても繊細な品種で、生まれ育った場所を反映するパーソナルなブドウです。

そして、カベルネやシラー、シャルドネは世界中どこでも栽培でき、どの産地のワインも味わうことができますが、ネッビオーロの栽培は非常に難しく、その本来のものを味わえるのは世界中でもここ、ピエモンテだけ。だからとっても稀少性が高いんです。

マッソリーノについて

マッソリーノは、バローロのセッラルンガ村に創業して120年以上家族経営を続けていおり、私で4代目です。セッラルンガは人口450人ほどの小さい村ですが、この土地の個性を表現したワイン造りを心がけています。

飲み比べで知る、生産者の個性

今回はそれぞれのワイナリーのトップキュヴェも味わえる豪華なテイスティングでしたが、特に面白かったのが同じ2014年度産バローロの飲み比べ。

パオロスカヴィーノバローロ

まず、パオロ・スカヴィーノのバローロは、マッソリーノのバローロと比べより濃いめの色調のミディアム・ルビー。香りはダークチェリーになめし皮やハーブの香りがミックスされた、複雑な印象。味わいには透明感があり、余韻には綺麗なミネラルが感じられます。

ロータリーファーメンターとバリック&大樽をミックスして生み出される非常に洗練された隙のない味わいは、まさにモダン派の王者。完成度の高さはさすがです。

マッソリーノバローロ

対してマッソリーノのバローロは、パオロ・スカヴィーノのバローロと比べるとより淡めの色調。赤系ベリーに鉄っぽいミネラル、リコリス、ハーブの香り。タンニンは非常にきめ細かくワインに溶け込んでおり、みずみずしい酸味が伴い、そのおかげで口に入れた瞬間からジューシーな旨味が口中に広がり、ついおかわりをしたくなる美味しさ。

マッソリーノではステンレスタンクに加え、伝統的なコンクリートタンクやティーナ(木製発酵槽)、そして大樽を使用しており、嫌気的な環境で造られるパオロ・スカヴィーノのバローロと比べるとより近づきやすい魅力があります。

パオロ・スカヴィーノのバローロが国際派のモダン紳士だとすると、マッソリーノのバローロは、よりクラシカルな魅力を讃えた地元の名士といった印象でしょうか。

生産者と区画は違えど、同じネッビオーロを使ったバローロでもこれほど味わいに違いが出るのは驚きで、多くのお客様が感想を述べ合って飲み比べを楽しんでいらっしゃいました。

本当のところ、バローロの飲み頃はいつ?

ボトルとグラス

また、会場で話題になったのが、バローロはいつが飲み頃かという点について。

実際、ゲストの2人も本当はどうなんだ?とお客様からよく質問されるそうです。

フランコ・マッソリーノ氏によると

「ワインの造り方自体は伝統的な方法を採用しており、ずっと変えていないのですが、ブドウの栽培方法の進化や地球環境の変化によって、いつ飲んでもおいしいバローロが生まれるようになりました。」

また、リッカルド・スガッラ氏によると

「バローロはいつが飲み頃か?とお客様によく聞かれますが、ワインは自分の子供と同じ。誰もいつがかわいいかなんて聞かないでしょう?!それぞれのステージに良さがあるので、この質問にお答えするのは難しいです。」との答え。

イベントの様子

バローロという産地全体では、パオロ・スカヴィーノが1993年に導入した発酵設備、ロータリー・ファーメンターによって過度にタンニンを抽出することなくブドウのエキス分を抽出することができるようになり、多くの生産者が追随。

また、地球温暖化によってブドウがしっかりと熟すようになったことや、こうした醸造技術の進歩もあって、かつては10年以上は熟成しなければ真価を発揮しないと言われていたバローロも、2人が口を揃えるようにいつ飲んでも美味しいというワインに変わってきているようです。

ブルゴーニュのように、個性豊かな生産者やクリュの違いの飲み比べを楽しむことができるバローロ。何となく飲み頃が難しいと思っていらっしゃる方もこの機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

今回イベントが行われた ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店

ギンザシックス店

住所 〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下2階

TEL 03-6263-9802 / FAX 03-6263-9803

E-mail ginzasix_shop@enoteca.co.jp

営業時間 10:30-20:30



パオロ・スカヴィーノの商品一覧

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