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ワインラベルの読み方を知ろう!ブルゴーニュワイン編

エノテカ編集部
エノテカ編集部
ワインを学ぶ
公開日:2018.9.7
更新日:2019.4.16
ワインのラベルには、さまざまな情報が記載されており、このラベルに記載された情報を読めるようになると、ワインを選ぶ楽しみがより広がります。
前回は「ワインラベルの読み方を知ろう!ボルドーワイン編」にて、ボルドーワインのラベルの読み方をご紹介しましたが、今回はフランス・ブルゴーニュのワインラベルに記載されている情報についてご紹介します。
目次

ブルゴーニュのワインラベル

ワインボトルに記載されている文字は、そのワインにおける「情報」です。フランス・ブルゴーニュに限らず、フランスのその他の産地やイタリアやスペイン、カリフォルニアなど、各国の表示義務に則った情報がラベルに記載されています。
ブルゴーニュもフランスの他産地と同様に、トップカテゴリに位置するA.O.C.(A.O.P.)ワインであれば、産地などさまざまな情報をラベルに表示する義務があります。
一部例外はありますが、ブルゴーニュで生産されているワインの多くは、A.O.C.がラベルの中心部分に大きく記載されていることが多く、それを囲むように、他の情報が記載されています。
まず、ラベルを見た瞬間に、「このワインはブルゴーニュ地方のワインだ」と分かるようになることがラベルを読めるようになる基本ですので覚えておきましょう。

ブルゴーニュワインは難しい…?

ちなみに、ブルゴーニュはフランスワインのA.O.C.数のおよそ4分の1にあたる約100のA.O.C.を持っており、複雑な仕組みで構成されています。
そのため、他の産地とは違った複雑なA.O.C.表記になっており、ワイン初心者には分かりにくいかもしれません。
しかし、細かく細分化されている分、ワインの出自がより明確になるため好みのワインを探しやすくなるほか、畑単位で味わいの違いを楽しめるというメリットがあります。
ブルゴーニュにおけるA.O.C.表記については後述するとして、まずは他の産地と共通しているラベルに記載されている情報について学んでいきましょう。

ラベルに記載されている情報の基本

EUでは、2009年ヴィンテージから新たな品質区分が適用されています。
その規則では、「地理的表示付きのワイン」、「地理的表示のないワイン」に大別されており、さらに「地理的表示付きのワイン」はA.O.P.(Appéllation d’Origine Protégée)とI.G.P.(Indication Géographique Protégée)の二つに分けられます。
フランスでは自国のワイン産地名を保護する目的でA.O.C.(Appellation d’Origine Controlee)が1935年に制定されており、EUの新たな区分であるA.O.Pに包括されます。
ここでは、ブルゴーニュのワインをベースにした、A.O.C.とI.G.P.地理的表示付きワインにおけるラベル表記の規定を確認していきましょう。

義務記載事項

原産地呼称

A.O.C.やI.G.P.で認められた原産地名が記載されています。ブルゴーニュの場合、「Appellation d’Origine Controlee(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)」の、「d’Origine(ドリジーヌ)」の部分に、「BOURGOGNE」、「BEAUJOLAIS」、「Chablis」などが入りますが、「Premier Cru」などの畑の等級が入ることがあります。これについては、後述します。

原産国名

フランスで造られたワインの場合、「produit de France」や「vin de France」など、「フランスで造られたワイン」という文字が記載されます。ブルゴーニュはフランスですので、これに当たります。

瓶詰め業者名

そのワインを瓶詰めした業者の名前、また住所が記載されます。ドメーヌが元詰めの場合、「Mis en bouteilles au domaine」と記載され、とある生産者の場合「Mis en bouteilles par」と表記されます。

アルコール度数

アルコール飲料であるワインは、アルコール度数を表記しなければなりません。多くはラベルの端部分に小さく、「ALC.13.5%」などと記載されています。

容量

通常サイズのワインボトルの場合、750mlですので、ラベルには「750ML」だったり「75cl」などと記載されています。

任意記載事項

収穫年

ワインにとって、ブドウの収穫年…ヴィンテージは重要です。ただし、この「収穫年」を記載する場合、その収穫年のブドウを85%以上使用しなければなりません(シャンパーニュを含め、例外あり)。
また、さまざまな収穫年のブドウをブレンドしているワインも多く、ヴィンテージは任意です。ブルゴーニュの場合、ピノ・ノワールやシャルドネなど単一品種でワインを造るため、ヴィンテージを重要視します。
そのため、同地方のほとんどのワインはヴィンテージ表記されていると考えてよいでしょう。

ブドウ品種

ブドウ品種も任意です。収穫年のように、単一品種を85%以上使用した場合に記載可能ですが、ブルゴーニュの場合、産地と使用可能品種がセットで覚えられているため、記載していない生産者が多くいます。
ちなみに、広範囲をカバーする広域(レジョナル)のA.O.C.の場合、ピノ・ノワール、シャルドネ、などと表記しているものが多く見られます。

ブルゴーニュのA.O.C.を読み解く

フランスワインにおける一般的なラベル表記について紹介しました。ここからは、前述したブルゴーニュのA.O.C.について解説します。
ブルゴーニュは、4つのA.O.C.に大別されています。

・ブルゴーニュ地方全体をカバーしている広域(レジョナル)のA.O.C.

・村をカバーしている村名(コミュナル)のA.O.C.

・コミュナルの中に含まれている1級畑(プルミエ・クリュ)をカバーする1級(プルミエ・クリュ)のA.O.C.

・コミュナルの中に含まれている特級畑(グラン・クリュ)をカバーする特級(グラン・クリュ)のA.O.C.

ブルゴーニュの場合、地方から村、1級畑、特級畑と、ワインに使用されているブドウの範囲が狭まっていき、それに伴い価格も上昇していきます。
シャブリやボージョレ、そのほか広域(レジョナル)のA.O.C.などに例外はありますが、ひとまずこの基本を覚えておきましょう。
ちなみに、ジュヴレ・シャンベルタンを例にとって説明すると、

・広域(レジョナル)のA.O.C.=アペラシオン・ブルゴーニュ・コントロレ(ほかの広域A.O.C.に該当する可能性もあり)

・村名(コミュナル)のA.O.C.=アペラシオン・ジュヴレ・シャンベルタン・コントロレ

・1級畑(プルミエ・クリュ)のA.O.C.=アペラシオン・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・コントロレ

・特級畑(グラン・クリュ)のA.O.C.=アペラシオン・シャンベルタン・グラン・クリュ・コントロレ(ジュヴレ・シャンベルタンはグランクリュが9つあり、今回はそのひとつ)

となります。
ちなみに、例えば「シャンべルタン グラン・クリュ」の場合、ラベル中央に「シャンべルタン」と大きく記載し、その下にやや小さく「グランクリュ」、そしてその下にさらに小さな文字で「アペラシオン・ジュヴレ・シャンベルタン・グラン・クリュ・コントロレ」と、記載されるラベルもあります。
また、1級畑(プルミエ・クリュ)はクリマの名前を続けることが可能です。
グランクリュ同様に中央に堂々と大きくジュヴレ・シャンべルタンと記載し、その下に「クロ・サン・ジャック(プルミエ・クリュのクリマのひとつ)」、その下に小さく「アペラシオン・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・コントロレ」と、記載する生産者もいます。
複雑ではありますが、ブルゴーニュのラベルを読み解くには、まずこのA.O.C.を理解しておくことが重要です。

シャルム ・シャンベルタン グラン・クリュを例にラベルを読む

最後に、実践編として、ジャンテ・パンショの「シャルム ・シャンベルタン グラン・クリュ」のラベルを読んでいきましょう。

グラン・クリュであることをチェック

ラベル中央に堂々と記載されている、「CHARMES-CHAMBERTIN」の文字。これは、ジュヴレ・シャンべルタン村に9つあるグラン・クリュのひとつです。その下に赤字で、「GRAND CRU」と記載されているので、このワインがグラン・クリュであることが確認できます。

向かって下に記載されているのが生産者

ラベルの左下にある、「GEANTET PANSIOT」は生産者の名です。その横に、「vigneron a Gevrey-Chambertin,France」と記載されていますが、大雑把にいうとフランスのジュヴレ・シャンべルタンのワイン生産者です、という意味となります。

ヴィンテージを確認

ラベルのサイド上部にはヴィンテージが記載してあります。

特徴的なデザイン

ブルゴーニュワインの多くが、A.O.C.を大きく記載しています。そのため、ラベルを読めないと同じ生産者のワインを探すのに苦労することがあります。
こちらのラベルの上部分には、二匹の狼がブドウ樹に実った黒ブドウを食べている絵が描かれています。
一部例外もありますが、同生産者のワインはこのデザインが使われていることが多いので、こういった部分を覚えておくのもラベルを読むひとつのテクニックです。

 「MIS EN BOUTEILLE A LA PROPRIETE」

生産者名の上側に赤字で、「MIS EN BOUTEILLE A LA PROPRIETE」と記載されています。所有者元詰めということが分かります。

地区によってさまざまなA.O.C.がある

ブルゴーニュは、数多くのA.O.C.が存在している、と前述しました。例えば、広域(レジョナル)のA.O.C.は、主に「ブルゴーニュ」ですが、使用品種や比率によって、「ブルゴーニュ・パス・トゥー・グレン」や「ブルゴーニュ・ガメイ」など、いくつか存在します。
また、北部のヨンヌ県には「ブルゴーニュ・コート・ドーセール」などの広域(レジョナル)のA.O.C.が存在します。
1級畑だけあり、特級畑が無い村、シャブリ地区やボージョレ地区のようにA.O.C.が独自の階層に分かれている場所など、非常に複雑です。
一気に覚えようとするのではなく、ご自身が好きな村からとか、生産者からとか、そういったところから広げていくと分かりやすいでしょう。

まとめ

ここでは、ブルゴーニュ地方におけるラベルの読み方について解説してきました。ブルゴーニュ地方はA.O.C.が複雑ですが、ラベルの読み方は基本的に一緒です。
いきなり全てを覚えるのではなく、少しずつ覚えていくけば、必ずラベルを見ただけで、ブルゴーニュのどんな場所で造られたワインなのか、ということが分かるようになっていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
 
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