あのひとの特別な日に飲む「ハレ」ワイン。日常に馴染む「ケ」ワイン。ワイン好きで知られるあのひとにそれぞれのワインと楽しみ方を語ってもらいました。
2004年映画『少年と星と自転車』でデビュー。2006年ミュージカル『テニスの王子様』の手塚国光役で初舞台。2017年ドラマ『宇宙戦隊キュウレンジャー』ではホウオウソルジャー/鳳ツルギ役を演じた。難関資格の世界遺産検定マイスターを取得しており、雑誌『GINGER』のWEB版にて世界遺産の知見を生かして旅コラムを執筆している。現在は『猫のひたいほどワイドNEO』月曜MCや『朝だ!生です旅サラダ』海外リポーターとしても活躍中。JSA呼称資格ワインエキスパートとWSET Level2を取得している。
「ワインを飲める大人はかっこ良いな」と、20代のころに憧れの気持ちからワインを飲み始めました。
30代になると、ボトル1本を注文してみんなで飲むという共有感が楽しくなって。そこからワイン熱がぐんと高まったのは、お仕事で海外に行く機会が増えたことがきっかけです。現地でワインを飲み、楽しさやおいしさを実感して、魅力をより強く感じるようになりました。
ウズベキスタンのワイナリーを訪れたときには、目の前で育ったブドウを見て「このブドウからおいしいワインをいただけているんだ!」と、ワインの成り立ちを肌で実感。世界中を訪れながら学びを深めたら、ワインがより奥深く感じるのではと思い、学ぶ意欲がどんどん高まっていきました。
そうして学びたい気持ちが高まるなかで、昨年ワインエキスパートの資格を取得しました。合格したときは大きな達成感がありましたが、同時に「ここで終わるのはもったいないな」という感覚にもなったんです。
資格の勉強を通して知識が深まるほど、ワインの世界の広さや面白さをますます感じるようになりました。そこで次に頭に浮かんだのが、世界基準のワイン資格であるWSETでした。最上位資格のディプロマ(Level4)は英語での試験でハードルが高いのですが、僕は世界遺産検定マイスターの資格も持っているので、ディプロマも取得できたらさらに視野が広がるのではないかと思ったんです。
だからこそ、その難しさに 挑戦してみたいと感じました。まずはLevel 2からスタートし、あえて英語で受験。無事に取得することができ、今はディプロマへの挑戦を進めています。道のりは長くなりそうですが、その分ワインと触れ合う機会が増えると思うと、楽しみな気持ちでいます。
ワインを選ぶときは、味わいよりも背景重視!世界遺産検定マイスターとしては、世界遺産との関連性に興味を惹かれます。例えばイタリアの「チンクエ・テッレ※」。初めて飲んだときは「世界遺産の地で造られるワインをいただけるなんて!」とそそられたことを覚えています。
ワインエキスパート取得後に改めて飲んだところ、また味わいが違うように感じました。グラスに注いだときの美しい色合いを見て「段々畑で日光をたっぷり浴びて育ったブドウのおかげかな」「海に近いからミネラル感があるな」と、景色や土地の個性と味わいが自然に結びつくようになったんです。ワインを学んだことで景色と味わいがリンクし、もっとおいしく感じられています。
海外でのワインとの思い出は数えきれないほどあります。例えば、ウズベキスタンで出合ったザクロワイン。ザクロの果汁が入ったワインで、フルーティーながら酸味もあり、とってもおいしくて忘れられません。
南アフリカでクルージングをしたときは、生牡蠣を食べながらスパークリングワインを飲むという贅沢な体験をしました。牡蠣のミルキーさをスパークリングワインのスッキリとしたキレで流すという最高なペアリングで、印象に残っています。
はたまたオーストラリアではワイン風呂に入るという、まさかの〝南とワインのペアリング〞なんてこともありましたね(笑)中でも忘れられないのは、ギリシャ・サントリーニ島に行ったときのこと。
サントリーニの夕日を見ながら、ワインを飲むという経験をしました。美しくて、おいしくて……ずっとこの時間が続けばいいのにと思った記憶があります。ワインは食事に合わせるのはもちろん、環境とのペアリングも素敵だなと感じています。
今後は世界遺産検定マイスターに加えて、ディプロマも取得し「世界遺産×ワイン」を突き詰めたいと思っています。僕ならではの掛け算で発信することで、よりワインの魅力を届けることができたら嬉しいです。
『エノテカタイムス』は全国のワインショップ・エノテカおよびエノテカ・オンラインにて配布中です。ぜひお手に取ってご覧ください。 ※一部対象外の店舗がございます。 ※数に限りがございます。期間中でも配布が終了している場合がございます、予めご了承ください。