ワインは世界各国で造られていますが、その土地で親しまれている料理もさまざま。
旅するようにワインとその土地で造られる料理を楽しんでみませんか?
今回はイタリア・プーリア州で伝統的なスープ料理「ズッパ・ディ・ペッシェ」をご紹介します。魚介をたっぷり使用した料理でワインとの相性も抜群。イタリアワインとともに味わえば、まるで現地のレストランにいるかのような気分が楽しめます。
イタリア・プーリアの食文化
長靴型のイタリアの「かかと」にあたるプーリア州。地中海性気候のもと、豊かな農業が発展してきた地域です。
たっぷりと陽射しを浴びて育つ野菜やオリーブが名産で、オリーブオイルの豊かな香りを活かした、ヘルシーな料理が多いのが特徴。
また、海沿いの町では新鮮な魚介を使った料理が名物で、地元のワインとともに楽しむ食文化が根づいています。
ズッパ・ディ・ペッシェのレシピ
【材料 2人分】
あさり(またはムール貝) 200g(砂抜きしておく)
たら(白身魚) 2切れ
いか 1杯
有頭海老 4尾
にんにく 2片
白ワイン 50ml
トマトピューレ 400g (またはトマト缶をミキサーにかけたもの)
塩 小さじ2/3
ケッパー 小さじ1(無くても可)
オリーブオイル 大さじ2
バゲット 4枚
イタリアンパセリ 適量
唐辛子 適宜(お好みで)
【作り方】
1.有頭海老は長い手足を切り、背わたを取る。いかは内臓と軟骨を取り、輪切りにし、耳の部分も食べやすい大きさに切る。たらは半分に切る。にんにくはみじん切りする。
2.小鍋にあさりと水(200ml・分量外)を入れ火にかける。あさりの口が開いたら、汁をこしてあさりと分けておく。
3.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れる(お好みで唐辛子を入れる場合は一緒に加える)。香りが立ったらいかを加えてサッと炒め、白ワインを注ぐ。アルコールが飛んだら、2のあさりの煮汁、トマトピューレ、塩、ケッパーを加える。
4.煮立ったら、たら、有頭海老を入れる。蓋をして15~20分ほど、火が通るまで弱火で煮る。あさりを加えさらに5分煮る。
5.お皿に盛り、イタリアンパセリとトーストしたバゲットを添える。
ピッタリなワイン
魚介の旨味が重なる濃厚なスープに、トマトの酸味が心地良い一皿。そんなズッパ・ディ・ペッシェには、スッキリとしたロゼワインがよく合います。
魚介の風味を引き立てるロゼの爽やかな果実味が、海辺のレストランを思わせるようなペアリングを演出します。
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文=川畑あかり