産地や品種、醸造家のストーリー。ワインの世界は知れば知るほど奥深い。でも、知識や作法にこだわらない、もっと気軽な楽しみ方があっていいはず!
「もし、そこにワインがあったら?」
普段はワインを飲まないシチュエーションに、ワインを取り入れたら何かが変わるのか、新たなワインの楽しみ方を見つけるための実験企画です。
第3回はこちら
プライベートはひとりで過ごすことの多いコットンさん
今回のゲストは前回に引き続き、「キングオブコント2022」で準優勝したお笑いコンビのコットンのお二人。
せわしない毎日にはひとりでまったりする時間も大切です。静かな空間で過ごすひとり時間は、いつもより物事に没頭できリラックスできるような気がします。皆さんもそんな時間にアイデアが浮かんだり悩みが解決したりした経験はないですか?
コットンのお二人はひとり時間に、きょんさんは描画を、西村さんはネタ作りをして過ごすことが多いそう。
ではそこに、ワインがあったら?
きょん「これまで絵を描きながらワインを飲んだことはないです! いつもはチョコレートなど甘いものを食べながら描くことが多いんですが、それがワインになったらどうなるのか楽しみです!」
西村「僕も普段、ネタ作りの時にお酒は飲まないですね。でもお酒大好きなので、これで良いアイデアが浮かんだら一石二鳥! 期待しています!」
そんなお二人におどるワイン編集長の川畑がワインを3本ご用意しました。
ひとり時間にあうワインって?
ひとりでまったりと過ごす時間を邪魔しない、けれどもその時間に寄り添えるよう、ワインだけでも満足できるボリューム感を持ったものや複雑味のあるワインをセレクトしました。
実際にひとりの時間を過ごしながらワインを飲んでいただき、ベストなワインを1本決めていただきます。
それではきょんさんはクレヨンで描画を、西村さんはネタ作りをそれぞれやっていただきましょう!
ひとり時間を堪能していただき、数分後。1本目のワインのご紹介です。
【1本目】マコン・ミリー・ラマルティーヌ
1本目はフランスのブルゴーニュ地方の白ワイン。香りが豊かで、コクのある味わいにうっとりするはずです。
ひとりでまったりとしていると、ついつい時間を忘れてしまうこともあるかもしれません。そんな時でもこのボリューム感のある白ワインなら大丈夫です。
しっかりと冷えた状態ではみずみずしい酸味を、そして温度が上がるとふくよかな果実味を楽しめます。
温度の変化も楽しめる、そんな白ワインです。
西村「鼻に抜ける香りもなんか違う! 香りが豊かでフルーティーなんだけど酸味もあって、バランスが良いね!」
きょん「たしかに味わいに重厚感がある! 美味しい!! 絵が進むよ……!」
【2本目】ランゲ・ネッビオーロ
次はイタリアの赤ワインです。ネッビオーロというイタリアのブドウから造られます。
このネッビオーロはバローロというイタリアの高級赤ワインにも使用されるもので、このワインは3,000円台でそんなネッビオーロの魅力を気軽に楽しめます。
心地良い酸味と柔らかなタンニン、エレガントな仕上がりです。時間の経過とともに空気に触れることでどんどん華やかな香りが広がっていきます。
ひとり時間を過ごしていく中で、ワインの新しい顔に気付けるのも面白いポイントかもしれません。
西村「綺麗な色ですね~! 高級感をカジュアルに楽しめる感じ、分かるかも!」
きょん「香りもすごく良い! 鼻の中を抜けていくのが心地いいなぁ。」
【3本目】シャトー・セネジャック
最後はこちら。王道のボルドーワインです。
7年の熟成を経ているため、香り、味わいがより複雑味を帯びています。心地良い熟成感、というのをゆっくりと味わってほしいです。
決して重すぎることはなく、果実味、タンニン、酸味のバランスが良いので飲み疲れることなく楽しめると思います。
ひとりで過ごす時間が長くなってもワインも一緒にじっくりと楽しめますよ。
きょん「複雑な味わい……こういうことを言うんだ! 今まで飲んだワインには感じなかった風味がある! 熟成するとこう変化するんですね!」
西村「味わいのまとまりもすごい! 上品なおいしさ!」
コットンさんが選んだ「ひとり時間、そこにワイン」は?
3種類のワインを飲み比べながらのひとり時間終了!
きょん「ひとり時間にワイン、良かったです! この時間に僕はワインの絵を描きました。ワインにはいろんな表情があることを今回知ったので、クレヨンを全色使って描いてみました! ワインには無限の可能性があるね! ワインを飲みながらだったので、いつもより楽しく描けました!」
西村「僕もこの時間にコントの設定を一つ考えました。ワインを飲みながらだったので、食べ物関連でなんかないかなぁって考えて、グルメリポーターの設定を思いついた。実際にこのネタは作ってみようと思います。」
きょん「ここで考えたネタが来年のキングオブコントに繋がるかもね?」
そんなひとり時間でのワインを楽しんだお二人が選んだワインとは?
きょん「コットンの軸は西村さんが考えてくれるネタにあるから、1番ネタが進んだワインを選びたい! 僕的には、ランゲ・ネッビオーロを飲んでいる時が1番(キーボードの)カタカタ音がしていたと思う(笑)」
西村「たしかに、ランゲ・ネッビオーロ美味しかったです! ネタを書くとなったらある程度渋みや酸味が欲しいなって思った! より集中力が高まるような気がする。ちなみに1番好きなのはシャトー・セネジャックだったんだけど、ネタも書きたくなくなるほど美味しくてワインだけに向き合いたかった(笑)」
きょん「どれも美味しかったね! プライベートでもワイン飲みながら絵描いてみようかな!」
コットンさんが選んだのは「ランゲ・ネッビオーロ」でした!
一口飲んで美味しい! と感じるほど、果実の豊かさや程良い酸味、そして旨みのバランスが良い1本です。
時間の経過とともに香りが開いていくのがひとり時間にもってこい。ひとりでボトル1本なんて……と思わず、ゆっくりと味わいの変化を楽しんでみてください。
そんな「ランゲ・ネッビオーロ」をコットンさんの直筆サイン入りで5名の方にプレゼントします! 皆さんもひとり時間のお供にいかがでしょうか。
マコン・ミリー・ラマルティーヌ
この商品はこちら
ランゲ・ネッビオーロ
この商品はこちら
シャトー・セネジャック
この商品はこちら