スペイングルメと言えば「パエリア」一択だった時代は過ぎ去り、スペインバル・タパス・ピンチョスというキーワードもすっかり定着してきた昨今。
そう、スペインにはパエリアやアヒージョの他にも、美味しいグルメが溢れています。
お酒大好き、食べることが大好き!陽気に楽しく、灼熱の夏を吹き飛ばすスペイン。
今年の夏は本格派タパスを作って、おうちでスペインバル気分を楽しんでみませんか?
今回は、いつもの材料で作れる手軽な「おうちバル」レシピ3品と、それぞれに合わせるおすすめワインをご紹介します。
デビルドエッグ
デビルドエッグとは、卵を固めに茹でて、黄身の部分に詰め物をするお料理。
最古のレシピは13世紀のアンダルシアに残されたとされ、スペインバルでもよく登場するタパスです。
手軽な材料で簡単に作れますが、この1品でテーブルをパッと華やかにしてくれるのも魅力です。
【材料 4人分】
卵 4個
ツナ 1缶70g
たまねぎ 1/4個
Aにんにくすりおろし 少々
Aマヨネーズ 大さじ3
A粗びき黒コショウ 少々
【作り方】
1.たまねぎをみじん切りにして塩少々をふり、厚手のキッチンペーパー(または清潔なふきん)で包む。手のひらを押し当てるように塩もみし、出てきた水分をしっかり絞る。
2.卵を沸騰した湯に入れ10分茹でて冷水にとり、殻をむく。縦半分にカットし、黄身と白身に分ける。
3.ツナ缶の汁気を切り、1のたまねぎ、A、2で取り出した黄身の半量を混ぜる。
4.白身の窪みに3を詰め、残りの黄身を茶漉しやザルなどに押し付け、みもざのように散らして完成。
合わせるワインは、ドライタイプのロゼワイン。そもそも茹で卵もツナも、どちらもロゼワインと相性抜群です!
お口の中でスーッと溶け合い、ワインの華やかな香りと程良い酸味が、お料理の輪郭を引き締めてくれます。
おすすめワイン
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アンダルシアのにんじんマリネ
にんじんのマリネと言えばシャキシャキ細切りタイプが定番ですが、スペイン南部アンダルシア地方のバルでは、大きめカットの柔らかなマリネが人気です。
にんじんの甘みにビネガーの酸味、ニンニクとハーブの香りのハーモニーが素晴らしい一皿。間違いなくワインがすすみます!
【材料 4人分】
にんじん 3本
にんにく 1片
Aオレガノ 小さじ1
Aオリーブオイル 大さじ3
Aビネガー 大さじ2
A砂糖 小さじ1
A塩 小さじ3/4
Aクミンパウダー 少々
【作り方】
1.にんじんは皮をむいて、一口大の乱切りにカット。塩少々を加えた湯で10分茹で、ザルにとる。
2.にんにくをみじん切りにし、Aを混ぜる。
3.2に1のにんじんを混ぜ、冷蔵庫へ。30分ほど漬け置きする。
※このまま2~3日作り置きできます。
ビネガーはお好きな物でOK。スペインでは、シェリー酒から造られたシェリービネガーを使います。
白、ロゼ、シェリー…幅広いワインと合わせられるタパスですが、例年以上の猛暑が予想される今年の夏は、カヴァでシュワッとスッキリ楽しみましょう。
おすすめワイン
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ナスとベーコンのトマト煮
ナスが主役の冷たいトマト煮。ベーコン、オリーブ、ケッパーで格上げするのがポイントです。
バケットにのせたり、ハンバーグやお肉のグリルにソース代わりに添えたり、卵を落としてグラタンにしたり……使い勝手が良いので、作り置きお惣菜としても活躍してくれます。
【材料 4人分】
ナス 4本
タマネギ 小1個
ブロックベーコン 100g
オリーブオイル 大さじ3
Aカットトマト 200g
Aオリーブ 50g
Aケッパー 10g
A砂糖 大さじ1
A塩 小さじ3/4
【作り方】
1.ナスはヘタを切り落し、1cm厚のイチョウ切りにする。オリーブオイル大さじ2を全体に絡めてフライパンに入れ、蓋をして中火で4~5分。時々混ぜながら蒸し焼きにし、一旦取り出す。
2.ブロックベーコン、タマネギは1.5cm角にカット。1であいたフライパンにオリーブオイル大さじ1を加え、ブロックベーコン、タマネギを中火で炒める。
3.オリーブは半分にカット。2に1、Aを加え、蓋をして弱火で20分煮る。
4.粗熱をとり、保存容器に入れて冷蔵庫で冷やして出来上がり。
合わせるワインは、軽やかな赤ワイン。
ベリーやチェリーなど、果実味豊かでジューシーな味わいが、オリーブとケッパーで香りとコクをプラスしたトマトソースにマッチします。料理に深みを加え、奥行のある味わいにしてくれます。
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まとめ
タパスとパンとワインを並べれば、いつものテーブルがスペインに早変わり!
のんびり楽しみたい休日や、気心の知れた仲間と過ごすワインタイムにもピッタリです。
現地への想いを馳せつつ、自宅でのんびり、スペインバル気分をお楽しみください。