おうちで簡単!赤ワインに合うおつまみレシピ9選

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公開日 : 2022.5.27
更新日 : 2022.5.27
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おうちで簡単!赤ワインに合うおつまみレシピ9選
目次

赤ワインを手に入れたら、美味しいおつまみも用意して、自宅で特別な時間を過ごしませんか。今回は、赤ワインとおつまみを合わせるときのポイントと、おつまみレシピ9選をご紹介します。


お気に入りの赤ワインにピッタリのおつまみを合わせれば、ワインタイムがさらに楽しくなること間違いなしです!

赤ワインの種類とおつまみの合わせ方

赤ワインと一口に言っても、フレッシュで軽快な印象のものから、重厚感のあるものまでさまざまなタイプが存在します。それぞれの赤ワインにピッタリなおつまみを用意しようと思うと一見難しく感じますが、実はそれを簡単にするポイントがあるんです。


それが次の3つ。

赤ワインに合うおつまみを選ぶ際の3つのポイント


1.ボディを合わせる

2.共通項を見つける

3.味わいを補う

これらに気を付けるだけで、おつまみ選びがぐっとラクになりますよ。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.ボディを合わせる

そもそもワインのボディとは、口に含んだときの印象です。例えば、水と比べて牛乳や飲むヨーグルトなどは、口の中で重いと感じることがあるかと思います。


このように重たいと感じるワインは「フルボディ」、軽いときには「ライトボディ」、その中間を「ミディアムボディ」という表現することができます。これらの違いは、残糖分やアルコール度数、アルコール発酵時に生成されるマイナー成分に「グリセリン」に由来しています。


このボディに注目しておつまみを選ぶとペアリングの質がグッと上がります。例えば、ライトボディの赤ワインには、脂分や塩分が少なくさっぱりとした味付けのおつまみが。カ濃厚な赤ワインには、脂分の多いお肉を使ったおつまみや、コクのあるソースで味付けされたものを選ぶことで味わいが調和します。


自分が飲んでいるワインはどのボディだろうと迷うこともあるかと思いますが、ボディについて明確な基準は定められていません。したがって自分の中で「これはライトボディかな?」と感じたら、合わせるおつまみも軽めのものをチョイスすれば良いのです。


赤ワインに合うおつまみを選ぶ際は、このボディを合わせることを意識してみましょう。

2.共通項を見つける

ボディを合わせるだけでも十分ですが、もう一歩踏み込んでペアリングを考えてみたいという方は、ワインとおつまみの「香り」や「味わい」、「風味」に注目してみましょう。共通項の多いもの同士を合わせると、自然と口の中で調和が生まれます。


例えばスパイシーな赤ワインには黒こしょうなどのスパイスが効いたサラミなどの食材を。フルーティーな赤ワインにはラズベリーなどフルーツを使ったおつまみもおすすめです。

3.味わいを補う

おつまみやワインの相性を高めるために、足りない味わいを補うという方法もあります。


例えば、樽の効いた赤ワインに、唐辛子の効いたスパイシーなおつまみを合わせてみましょう。ワインの甘みが食材の味わいを補い、お互いを引き立てるようなペアリングになりますよ。


それでは、それぞれのボディにあったおつまみレシピを紹介します。

ライトボディの赤ワインにピッタリなおつまみレシピ

ピノ・ノワールやガメイなどの品種から造られるライトボディの赤ワインは、明るい色合いでタンニンが少なく、フルーティーが特徴です。そんなライトボディの赤ワインには、素材を活かしたシンプルなものや、さっぱりとした味付けのおつまみを合わせましょう。

ペッパーナッツ

【材料 2人分】
ミックスナッツ(無塩) 30g
エクストラバージンオリーブオイル 小さじ1
黒こしょう 少々(たっぷりめ)
塩 適量

【作り方】
1.ミックスナッツをアルミホイルに載せ、トースターで3~4分加熱し、香りが立ったら取り出す。
2.オリーブオイル、塩、黒こしょうをかけ、混ぜ合わせてできあがり。

ミックスナッツは味わいを調整できるヘルシーな無塩の素焼きがおすすめです。焼くだけの一手間で、香ばしさが広がり、オリーブオイルのフルーティーな香りを楽しめるおつまみに!

アスパラガスのミモレットチーズ焼き

【材料 2人分】

アスパラガス 3~4本
バター 5g
ミモレット 10g
キャラウェイシード 適量


【作り方】

1.アスパラガスは根元の硬い部分を切り、根元から10cmほどピーラーで皮を剥き、2等分に切る。

2.耐熱容器にバターを塗り、アスパラガスを並べる。バターの残りをアスパラガスの上に散らし、ミモレットを上から削る。

3.トースターで10~12分焼く。焼けたらキャラウェイシードをお好みで散らしてできあがり!

あぶりマグロのチーズカルパッチョ

【材料 2人分】

マグロ200g(刺身用)
塩 小さじ1/4
レモン汁 1/8個
オリーブオイル 小さじ1
パルミジャーノ・レッジャーノ5g
黒こしょう 少々


【作り方】

1.マグロはキッチンペーパーで水分を拭き取り、両面に塩を振る。

2.フライパンにオリーブオイルを薄くひき(分量外)、マグロの全面に焼き色を付け、熱を取る。

3.マグロを切り分けて、お皿に盛る。レモン汁をふりかけ、オリーブオイルを回しかけ、仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノを削り、黒こしょうを挽いて出来上がり!

レモンとオリーブオイルで爽やかに仕上げた一品。ミネラル感豊富なブルゴーニュのピノ・ノワールが特にマッチしますよ。

ライトボディの赤ワイン一覧

ミディアムボディの赤ワインにピッタリなおつまみレシピ

メルロやサンジョヴェーゼ、テンプラニーリョなどの品種で造られることの多いミディアムボディの赤ワインは、酸味が穏やかで口当たりのよい味わいが特徴。


様々なおつまみに合わせることができますが、ベストなペアリングを探すなら、ワインとの共通項に注目しながらおつまみを選んでみましょう。

きのこのコンビーフ炒め

【材料 2人分】

しめじ 100g
エリンギ 100g
舞茸 100g
コンビーフ 30g
オリーブオイル 適量
黒こしょう 少々


【作り方】

1.しめじは石突を切り、ほぐし、舞茸は食べやすい大きさにほぐす。エリンギは横半分に切り、縦に4等分に。コンビーフもほぐしておく。

2.フライパンにオリーブオイルをひき、きのこを入れる。きのこが汗をかいてしんなりしたら、コンビーフを加えて炒める。

3.お皿に盛り、黒こしょうを挽いてできあがり。

きのこは3~4種類を使用すると旨味と食感を楽しめます。キノコの名産地でもあるイタリア・ピエモンテのネッビオーロ種で造られた赤ワインと合わせてみてはいかがでしょうか。

オイルサーディンとオリーブのクリームカナッペ

【材料 2人分】
オイルサーディン 1/2缶(30g)
クリームチーズ 50g
ブラックオリーブ(スライス) 4個分
バゲット 4枚


【作り方】

1.クリームチーズとオイルサーディンを混ぜ合わせる。バゲットに載せ、ブラックオリーブを載せたら完成!

燻製の香りにブラックオリーブが加わると、赤ワインに合いやすくなります。小腹を満たせるおつまみです。

焼きカマンベールチーズ

【材料 1個分】

カマンベールチーズ 1個
お好みでナッツやドライフルーツ、黒こしょう、はちみつなど

【作り方】

1.カマンベールチーズの上部を、5mmほどの厚さで薄く切り取る。

2.トースターでとろりとするまで焼き、お好みでトッピングをしてできあがり。

お好みでナッツやドライフルーツ、黒こしょう、はちみつなどを合わせるのもおすすめです。

ミディアムボディの赤ワイン一覧

フルボディの赤ワインにピッタリなおつまみレシピ

カベルネ・ソーヴィニヨンや、マルベック、シラーなどを使用して造られる、フルボディの赤ワイン。渋みや果実味が強い味わいが特徴です。


このタイプの赤ワインには、たっぷりのバターを使ったおつまみや、コクのあるソースを使ったおつまみがおすすめです。

ドライイチジクのバターサンド

【材料 2人分】
ドライいちじく 2個
バター(有塩) 20g

【作り方】
1.半分にカットしたドライイチジクでバターをサンドし、完成!

バターは、イチジクの甘さを引き締める有塩がおすすめです。濃厚な口当たりが、パワフルな味わいの赤ワインと絶妙にマッチします。

ミートボールの赤ワイン煮

【材料 2人分】

A 合挽き肉 180g
A 塩  小さじ1/2
A オールスパイス 小さじ1/4
A パン粉 大さじ2
A 牛乳  大さじ1
玉ねぎ 1/4個
オリーブオイル 適量
赤ワイン 100ml
トマトピューレ 大さじ2
黒こしょう 少々

【作り方】

1.玉ねぎはみじん切りにする。ボールにAと玉ねぎを入れよく練り、一口大に丸める。

2.フライパンにオリーブオイルを入れ、1を両面焼いて焼き色を付ける。

3.赤ワインとトマトピューレを入れ、蓋をずらして10分ほど煮詰める。ソースがとろりとしたらお皿に盛り、黒こしょうを挽いてできあがり。

合挽き肉のこってりした脂を中和してくれるような、スパイシーなフルボディの赤ワインと相性抜群です。

牛肉と豆の煮込み

【材料 2~3人分】

玉ねぎ 1/2個
牛肉(カレー・シチュー用) 200g
小麦粉 適量
にんにく 1片
オリーブオイル 小さじ1
A トマト缶 1/2缶(ホールは潰しておく)
A ひよこ豆 50g(水煮)
A 赤ワイン 50ml
A はちみつ 小さじ2
A 塩小さじ1
A ローリエの葉 1枚
黒こしょう  少々

【作り方】

1.玉ねぎ、にんにくはみじん切り。牛肉は薄く小麦粉をまぶす。

2.鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ温め、牛肉を入れ炒める。

3.玉ねぎを入れて炒めたら、Aを加えひと混ぜ。

4.蓋をずらして、弱火で30分ほど煮込む。

5.お皿に盛り、黒こしょうを挽いてできあがり。

ひよこ豆を使用していますが、水煮大豆やキドニービーンズ、水煮豆ミックスなどでも美味しいです。クラシックなボルドーの赤ワインと合わせみてはいかがでしょうか。きのこは3~4種類を使用すると旨味と食感を楽しめます。

フルボディの赤ワイン一覧

赤ワインと相性の良いチーズ

ワインに合わせるおつまみといえば、チーズを思い浮かべる方も多いかと思います。チーズは、ワインをより楽しむための強い味方。「今日はおつまみを作るのは億劫だな」「もう一品おつまみが欲しい」そんなときはチーズに手に取ってみてはいかがでしょうか。


チーズは白カビタイプやウォッシュタイプなど、大きく7つのタイプに分けることができます。タイプによっては、赤ワインと合わせる際に注意が必要なものも。


それぞれのチーズと赤ワインの相性、そして合わせるときのポイントをまとめました。赤ワインに合わせるおつまみ選びの参考にしてみてくださいね。

タイプ

代表的なチーズ

赤ワインとの相性

赤ワインと合わせるポイント

フレッシュ

クリームチーズ、マスカルポーネ、モッツァレラ

爽やかな酸味が特徴のフレッシュチーズは赤ワインの味わいに負けてしまうことが多く、難しい組み合わせ。赤ワインと合わせる際は、なるべくライトボディのものを選ぶようにしましょう。

シェーブル

ヴァランセ、クロタン・ド・シャヴィニョル

草のような香りと爽やかな味わいが特徴のシェーブルタイプのチーズには、ライトボディの赤ワインを合わせるのがおすすめです。

白カビ

カマンベール、シャウルス、ブリー

タンニンの少ないフレッシュな赤ワインを合わせるのがおすすめ。フルボディの赤ワインと合わせたいときは、塩味の強いものを選ぶようにしましょう。

ウォッシュ

エポワス、モン・ドール、ラングル

クリーミーな口当たりと、しっかりと感じられる塩味が特徴のウォッシュタイプは幅広いタイプの赤ワインと合わせられます。

ハード

コンテ、チェダー、パルミジャーノ・レッジャーノ

赤ワインと合わせやすいチーズ。特にフルボディの力強いタイプや、熟成感のある赤ワインと好相性です。

セミハード

ゴーダ、カンタル、サムソー

ハードタイプと同様、赤ワインと相性が良いです。旨みの強い、しっかりとした味わいのものを選ぶようにしましょう。

青カビ

ゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォール

しっかりとした塩味と独特の風味を持つ青カビタイプは赤ワインと好相性。ワインの果実味の強いものには、塩味の強いものを合わせてみるとよりマッチしますよ。

まとめ

自宅でのワインタイムは、ワインをメインに楽しみたい方も多いのではないでしょうか。おつまみは手軽に作って小腹を満たし、お気に入りのワインを一口啜れば、丁寧で贅沢な時間になります。


赤ワインに合わせるおつまみは、香りもポイントです。食材の香りを楽しみながら、赤ワインの香りとともに至福な時間を。


今宵はどの赤ワインにしようか、決まりましたか?簡単おつまみで有意義なワインタイムをお過ごしくださいね。

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