【今日のワイン】旨味が溶け込んだ料理と合わせたい!「バルバレスコ / プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ」
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はじめまして。ワインショップ・エノテカ 広尾本店の小林と申します。
ここ数年、弊社で最も取扱数が伸び、注目されている地域がイタリアのピエモンテ州です。今年3月には、恒例となりました「ピエモンテワイン・エクスペリエンス」を開催。ピエモンテワイン20種類を一挙に楽しめる、個人的にもとても興味深いイベントです。
20種全てテイスティングを行い、私含め、多くのスタッフが絶賛した1番のおすすめを今日はご紹介させていただきます。
それがこちら「2016年 バルバレスコ / プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ」。
1958年、バルバレスコ村の司祭は、小規模農家を集めて生産者組合を設立。現在では54もの生産者が所属しており、各生産者は畑を丁寧に管理し、上質なネッビオーロを育てています。農家の報酬は品質で決められているため、必然的に質の高いブドウが使用されます。
2016年はバルバレスコ地区の優良年。イチゴやイチジク、アメリカンチェリー、バラなど、春らしい華やかなアロマのあと、ほんのりバニラやシナモンなどの甘やかな香りが続きます。
味わいは優良年らしい「果実味たっぷり」な印象ですが、上品な酸味、程良いタンニンがあり、全体的にはエレガントな仕上がりです。
合わせたのは、仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけたラグーソースのパスタ。2日目はハヤシライスにも。
ワインの「完熟感」とジューシーなスタイル、滑らかなタンニンは、トマトや煮込んだお肉の甘み、旨みが溶け込んだ料理にピッタリです。
バローロやバルバレスコは「高級ワイン」のイメージがあるかもしれません。こちらのワインも決して安価ではありませんが、華やかなアロマにみずみずしい果実味、エレガントなスタイルは、気取らない家庭料理にも十分寄り添います。
今回紹介したワインはこちら
※エノテカ・オンラインでは欠品しております。ご了承くださいませ。