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ヴュー・テレグラフ VIEUX TELEGRAPHE

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ヴュー・テレグラフ / VIEUX TELEGRAPHE ワインボトル

最もエレガントなシャトーヌフ・デュ・パプを造る名手

ヴュー・テレグラフは、南フランスのローヌ地方に位置する、シャトーヌフ・デュ・パプの歴史ある生産者。代々受け継ぐ古樹のグルナッシュから、他とは一線を画す優美で繊細なスタイルのワインを仕立てており、辛口で知られる著名評論家から、「まるでブルゴーニュワインのようなシャトーヌフ・デュ・パプだ」と絶賛されています。

目次

例年安定した品質を誇る「ワイン愛好家のためのワイン」

現当主のダニエル・ブルニエ氏(左)、フレデリック・ブルニエ氏(右)兄弟

フランスを代表する歴史あるアペラシオンの一つ、シャトーヌフ・デュ・パプにて、1898年に創業したヴュー・テレグラフ。6世代に渡りその歴史と伝統を繋ぐ家族経営のワイナリー。

そんな彼らの歴史は古く、初代当主のアンリ・ブルニエ氏が、ベダリッド村の高原に畑を購入したのが始まりです。


平坦な土地が多いシャトーヌフ・デュ・パプの中でも標高が高い場所に位置するこの地は、土壌に小石が密集し強風が吹き荒れるため、耕作には向かない場所とされていました。しかし代々農家を営んでいた彼らはブドウを植樹し、厳しいテロワールとひたむきに向き合い、見事ブドウ栽培に成功。出来上がったワインは、誰もが予想しないほど素晴らしい出来ばえでした。


1940年代にはこの地でのブドウ栽培に興味を持つ人はほぼいませんでしたが、1950年代頃からワインのポテンシャルの高さが徐々に認知され、多くの生産者が参画。現在では、シャトーヌフ・デュ・パプきっての銘醸地として世界的高評価を獲得しており、ヴュー・テレグラフは、まさにこの地の先駆者とも言える存在なのです。


1980年代には現当主のダニエル氏、フレデリック氏兄弟が参画し、

2015年以降、6代目となるフレデリック氏の息子のニコラ氏とダニエル氏の息子エドゥアール氏も加わり、創業時から続く、実直な畑仕事に重きを置いたワイン造りを継承。丁寧に栽培したブドウの個性を活かした彼らのワインは、一度飲んだら納得の、素直に美味しいと思える味わいが魅力です。


例年安定した品質を誇りながらも、コストパフォーマンスに優れ、手掛けるいずれのドメーヌでも「ワイン愛好家のためのワイン」というべき逸品を生み出しています。

テロワールの魅力を引き出すことに注力する生粋のヴィニュロン

「素晴らしいワインを造るには、畑仕事が90%。畑での作業に時間をかけ、醸造所ではできるだけ手をかけないことが重要。」と語るように、ヴィニュロンであるダニエル氏がワイン造りで重視しているのは、テロワールを尊重し、その魅力を引き出すこと。


認証は得ていないものの、実質的にオーガニックなブドウ栽培を実施。畑の区画や樹齢ごとに細やかに別々のキュヴェを仕立て、それらを慎重にブレンドすることで、畑とブドウが持つ個性を表現することができるといいます。


また近年、水不足への対応として、畑に人工的に給水を行う灌漑を実施する生産者が増加。しかし、「灌漑はその土地の本来の姿に人の手で色を塗るようなもので、その土壌を表現するというポリシーには反するため絶対にしない。」とのこと。灌漑を行わないブドウ樹は、地下深くにある水分を求めて下に向かって垂直に根を伸ばすため、水分に加え地中のミネラルや養分などを得られるのです。


醸造面についても、人的な介入を可能な限り減り排除。発酵は天然酵母を使用。またブドウの果汁を果皮に漬ける際、より濃縮感を得るための

低温浸漬や、

より多くの色素やタンニン、香り成分等を抽出するピジャージュも行いません。その代わりに、発酵中は30度を超えないよう温度管理をし、タンニンをやわらかく緻密にするため、30日から40日以上と非常に長い時間をかけて抽出を行います。


「抽出は、"抽出"ではなく、”Infusion=煎じる、浸出”と考え、可能な限り自然に、人の手を加えずに行う。タンク内での活動を減らすほど、その土壌のキャラクターが出てくる。"フルーティーさ"は人の手で生み出せるものだけど、”ミネラル” ”石っぽい味わい”などは決して作れない。」と語るダニエル氏。ワインメーカーの色は出さず、あくまでその土地のブドウや土壌を表現することに注力しているのです。

フィネスを湛える優美な味わいを生む、古樹のグルナッシュ。

そんなヴュー・テレグラフならではの、ブルゴーニュのピノ・ノワールを思わせるエレガントなスタイルは、彼らが代々受け継ぐ古樹のグルナッシュから生まれます。

土壌の特徴を味わいに色濃く反映する品種

「グルナッシュは土壌のカメレオンだと考えている。」と語るダニエル氏。他のブドウ品種は、その品種自身に個性や味わいがありますが、グルナッシュは、育つ土壌の特徴を味わいに色濃く反映する品種で、その点がピノ・ノワールとの共通点でもあります。


シャトーヌフ・デュ・パプは、圧挺の小石や砂地、粘土、ゴツゴツした石灰岩、赤い砂岩という特徴的な土壌が点在。その組み合わせにより、リッチで濃厚なタイプから、繊細でエレガントなタイプまで実に様々なスタイルのワインが生まれます。

高標で強風が吹き荒れるテロワールが生む凝縮感とバランス

ヴュー・テレグラフが所有する単一畑のラ・クローとピエロンは、シャトーヌフ・デュ・パプの中でも高標なエリアに位置。ミストラルという北から吹く乾燥した風が、ラ・クローとピエロンでは年間平均200日に渡って吹き、この風によりブドウの水分が減るため、自然と凝縮度が増します。


土壌には石が非常に多く、70%の密度で地下4mにまで広がるそう。そのため、ブドウ樹は栄養を求めて地中深くへと根を伸ばします。さらにこの石は日中の太陽熱を蓄え、夜に保温の役目を果たすためブドウの成熟に大きく役立ち、素晴らしい凝縮感を与えます。そして石の下にある粘土層が雨水を蓄えるため、ブドウの育成期や成熟期にも滞りなく水を得られることで、バランスや安定をもたらしています。

古樹だからこそ得られる複雑味

そんなテロワールの恩恵を存分に受けられるのは、彼らのグルナッシュが長い年月をかけて地中に深くに根を伸ばしている古樹だからこそ。ラ・クローやピエロンの畑の平均樹齢は実に75年以上に上ります。


「40年を超えた樹ほど複雑味や深みがあるブドウを生み出す。」とダニエル氏。古樹のグルナッシュは若木よりもアルコール感が低く、アロマの複雑さにフィネスやミネラル感、緑のようなニュアンスやスモーキーさなど複雑味をもたらし、ヴュー・テレグラフのスタイルに大きな影響を与えているのです。

スタイルが異なる2つの単一畑

そんなヴュー・テレグラフのフラッグシップの単一畑、ラ・クローとピエロンでも、できあがるワインのスタイルは異なります。その違いは土層にあり、ラ・クローの優美さがありながらもしっかりとした骨格を備えるスタイルは、密度の高い粘土質の土壌きます。


そしてピエロンのエレガントでフェミニンなスタイルは、粘土に少し砂が混ざった土壌ゆえ。また、この2つの畑の地理的な違いは、距離で約3キロ、標高はピエロンが2m高いという程度ですが、ブドウが完璧に熟したと判断するタイミングは、ピエロンの方が15日も遅く、ブドウにはより豊かな酸が備わります。


「敢えて例えるならラ・クローは”GREAT GUY=偉大な男”で、ピエロンは”LOVELY LADY=かわいらしい女性”」とダニエル氏。 ラ・クローはより深く、ピエロンはより繊細でエレガンスなスタイルです。


果実感は似ていますが、ピエロンの方がよりヴェジタルで、ローズマリー、ハーブ、スモークのニュアンスを感じる唯一無二の個性があります。そんなピエロンは、ヴュー・テレグラフの起源であるグルナッシュへの敬意を表す、特別なキュヴェなのです。

ワインのプロ達を虜にする、ブルゴーニュに例えられる繊細さとエレガンス

ヴュー・テレグラフのフラッグシップ、シャトーヌフ・デュ・パプ ラ・クロー・ルージュ2005年ヴィンテージは、ワイン・スペクテーター誌の「2008年 年間TOP100」において見事世界第5位にランクインしました。


その後、2007年ヴィンテージは、「2009年 年間TOP100」で世界第3位に選ばれ、その地位を不動のものに。世界中にその名を知らしめた後も、各キュヴェで高評価を獲得。2,000円台で楽しめるスタンダード・キュヴェのル・ピジュレにおいても、ワイン評価誌で度々90点以上の高得点を獲得しており、その実力を証明し続けています。


そんなワイン専門誌での高い評価に加え、特筆すべきがレストラン界での高い支持。

星付きレストランにオンリストされており、

フランスを代表するトップシェフたちが彼らのワインに惚れ込む理由は、その繊細さとエレガンスにあります。


濃厚でスパイシーな味わいの印象が強いシャトーヌフ・デュ・パプにおいて、彼らが造るワインに一貫している、スッと背筋が伸びるような佇まいの凛とした美しさや、しなやかなバランスのよさは見事で、だからこそ一流レストランで供される繊細かつゴージャスな料理とも見事なマリアージュを完成させることができるのです。


そのスタイルは、20世紀を代表する美食評論家のキュルノンスキー氏から「日光にキスされたブルゴーニュワインのようだ」と評されたほか、辛口で知られるフランスきっての評価誌「旧クラスマン」を主宰していたミッシェル・ベタン氏からは「まるでブルゴーニュワインのようなシャトーヌフ・デュ・パプだ」と称えられています。


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