ワインがもっと美味しくなる!ワインの温度と冷やし方

ワイン 温度

「白ワインはよく冷やして、赤ワインは室温で」よく聞いたことがあるのではないでしょうか。

実際、グラスに注いだ時のワインの温度は、最終的な味わいや印象を大きく変える最大の要素と言えます。

そこで今回は、ワインを美味しく飲むために必ず知っておきたいワインの適温と冷やし方をお伝えしたいと思います。

温度は大事

スパークリングワイン 温度

よく冷えたビールとぬるいビール、あなたはどちらが好きですか?

日本人ならおそらく、たとえ寒い冬の日であっても、多くの人がよく冷えたビールと言うでしょう。

ワインも同様に美味しく感じる温度があります。まずは、温度によってワインの味わいがどのように変化するのかみてみましょう。

ワインは温度が高いと香りの広がりが大きくなります。味わいにおいては甘味が強くなり、酸味は柔らかくなります。また、苦味や渋みは抑えられ、より口当たりはスムーズになります。ワインのボディは厚みが増し、ふくよかになります。特に、古いヴィンテージのワインや、高級なワインはより熟成感や複雑性が高まるでしょう。

一方、ワインは温度が低いとフレッシュ感が際立ちます。味わいはよりドライに、酸味はシャープな印象になります。また、ワインのボディや味わいのコクはよりスマートになり、苦味や渋みは強く感じられるようになります。

温度がワインに与えるこのような影響を知っていれば、ワインを適温に調節し、より美味しく楽しむことができるのです。

「だからワインは難しい…」と思う方もいるかもしれません。でも、ワインが適温でなかったために、そのワインの本当の美味しさに気付けなかったとしたら、それはとても残念なことではないでしょうか?

それぞれのワインの最適温度は?

ワインの適温はタイプによって異なります。赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの4つのタイプ別に適温を紹介します。

赤ワイン

赤ワイン 適温

赤ワインは渋みや苦味の素となるタンニンを多く含んでいます。高めの温度で飲めば渋みは抑えられますが、低めの温度で飲むと渋みが強調され苦味を感じてしまいます。

タンニンの少ない若い赤ワインやライトボディ(軽口)の赤ワインは少し低めの12~14度、フルボディの赤ワインや熟成感のある赤ワインは、少し高めの16〜18度にするとよりソフトなタンニンと複雑な香りや味わいを楽しむことができます。

白ワイン

白ワイン 適温

白ワインの醍醐味はなんといってもフレッシュな果実味です。そのフレッシュな果実味は温度を下げることで際立ちますから、赤ワインよりも低い温度が適しています。

また、白ワインの酸味は冷やすことでよりシャープな印象となり、果実味とのバランスがとれ、食事とも合わせやすくなります。酸味は温度が高くなるとぼやけてしまい、フレッシュ感は減少し甘味が強く感じられるようになります。グラスにしばらく残っていた白ワインを飲み干した時、蜜っぽさ(甘さ)を感じたことはないでしょうか?

若くフレッシュな味わいの白ワインなら6〜10度、ブルゴーニュの特級ワイン等ふくよかなボディの白ワインは10〜14度くらいがおすすめです。

ロゼワイン

ロゼワイン 適温

ロゼワインは赤ワインと白ワインのちょうど中間的なスタイルですが、適温は白ワインと同じです。

ロゼワインにはタンニンもありますが赤ワインほどは強くはありません。ロゼワインのタンニンに由来する適度な渋みは冷やせばむしろ心地良い苦味となり、どんな食事とも合わせやすくなります。また、ロゼワインの多くは熟成させず早飲みタイプに仕上げられており、フレッシュ感が特徴でもあります。

よって、ロゼワインは冷やして飲む方が美味しく感じるのです。

ちなみにロゼワインは色合いによって適温を調整すると良いでしょう。薄いピンク色なら低めの8〜10度で、濃いピンク色なら少し高め10〜12度に調節すると良いです。

スパークリングワイン

スパークリングワイン 適温

発泡性のワインはビール同様、よく冷やすのがお決まりです。よく冷やすことで、キレのある味わいになります。

スパークリングワインの印象を大きく左右する気泡の強さやなめらかさは、冷やすことでより際立ち、喉越しがよくなります。また、辛口のスパークリングワインは酸味が味わいのバランスの鍵となっていますから、よく冷やせば酸味はシャープになり爽快感やフレッシュ感が増します。8度前後が良いでしょう。

ヴィンテージのシャンパンやプレスティージュ系のスパークリングワインは少し高めの8〜12度がおすすめです。ワインに溶け込んだクリーミーな気泡や味わいの複雑性は、温度が少し高い方がよりしっかりと感じることができるからです。

甘口のスパークリングワインは辛口のスパークリングワインよりさらに低い6度前後が適しています。甘いワインは口当たりが良く、飲んでいる時はアルコールを感じにくいため、温度が高いと甘いブドウジュースのような印象になってしまいます。

よく冷やして酸味を引き出し、甘味とともにしっかりと酸味も感じることができればベストの状態と言えるでしょう。

ワインの冷やし方

ここでは一般的なワインの冷やし方を紹介します。

冷蔵庫に入れる

ワイン 冷蔵庫

最も手軽な方法ですね。スパークリングワイン等しっかり冷やしたい場合は飲む2〜3時間前に冷蔵に入れておくと適温になります。

15分間で約1度下がりますので、一つに目安にしておきましょう!

濡らした布巾を固く絞り、ボトルに巻きつけてから冷蔵庫に入れると少し時短になります。

とは言え、ホームパーティーや来客時の冷やし忘れを防止するために、早めに冷蔵庫に入れておくこともあるでしょう。そんな時は早めに冷蔵庫から出して適温に調節すると良いでしょう。

ワインクーラーを使用する

ワインクーラー

早く冷やしたい時にワインクーラーは便利です。氷水を入れたワインクーラーにワインボトルを入れ、ボトルの液面までしっかりと氷水につかるように入れておくと素早くワインを冷やすことができます。

スパークリングワインを冷やす場合、室温25度前後で約15〜20分間クーラーにつけておくと適温になります。目安として1分間に約1度温度が下がると覚えておくと便利です。

急いでいる場合は、クーラーの中でワインのボトルをくるくる回したり、塩を入れるとより早く冷やすことができます。

なお、ワインクーラーにワインを入れっ放しにしておくと冷えすぎてしまうのでご注意を。ワインは冷やすより温度を上げる方が時間がかかります。ワインを冷やし過ぎてしまった場合は、グラスに注ぎしばらく待ちましょう。

スリーブを使用する

とにかく早く冷やしたい時にスリーブは活躍します。普段は冷凍庫で保管しておき、飲む直前にボトルに取り付けるだけですぐに冷やすことができるので、普段の食卓で使用するのに便利なワイングッズです。

ワインクーラーのように結露でテーブルを濡らすこともなく、保管にも場所を取りません。また、アウトドアでワインを冷やす時にも重宝します。

まとめ

せっかく購入したワインはどんな時も美味しく味わいたいですよね。

ワインの適温をちょっと心がけるだけで、味わいは驚くほど変わります。是非、試してみて下さい。