【長谷川あかりのわいん泥棒】赤ワインとかつおのたたきとトマトの梅バターパスタ

お気に入り追加

ワインに合うレシピ
公開日 : 2025.6.25
更新日 : 2025.6.25
シェアする
長谷川あかりのわいん泥棒

堂々と「赤ワインが好き」と言えるようになったのはつい最近のこと。嫌いだったわけではない。ただどうしても、知識も経験も浅い自分が軽々しく赤ワインを語っていいとは思えなかった。


ときどき、ブドウジュースをガラスのコップに注いで貴族ごっこをしていた幼少期のことを思い出す。アニメや映画で静かに赤ワインを傾ける大人たちがとにかくかっこよく見えた。いつか自分もああなれたらと憧れていたけれど、現実のワインは思っていたよりずっと広くて奥深い。産地や品種を語れる人だけが“赤ワイン好き”を名乗れる権利があるような気がして、どうしても自信が持てなかった。


そんな思い込みがゆるんだのは、エノテカで出会った「モンテス・アルファ・ピノ・ノワール」だった。飲み比べをしながらすすめてもらった中で、これがいちばん自分にしっくりきた。軽やかで香りがよく飲み口はすっとなじむ。ちゃんと味に芯はあるのに料理の邪魔をしない。決して重たい赤が苦手というわけではない。ただ、グラス一杯で完結してしまうような完成された味よりも、余白があるほうが今の自分にはしっくりくる。料理と一緒に味わっていくことで少しずつ輪郭が浮かび上がるようなワインが好きだと気づいた。


ちょっと、赤ワインに憧れすぎていたのかもしれないな。知識があるかどうかより、自分の「好き」に素直になれるほうがずっと気が楽。そう思えるようになってから赤ワインとの距離も少し縮まったように思う。

モンテスワイン飲み比べについてはこちら

わいん泥棒なレシピ:かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ

今回紹介するのは、かつおのたたきを使った簡単かつ意外性たっぷりのおつまみパスタ。バターベースのまろやかなパスタに梅干しや塩昆布といった和の素材を取り入れることで濃厚なのに軽い食べ心地。


お腹をしっかり満たしつつ、ほろ酔い気分を楽しめる贅沢なレシピ。おもてなしにもぴったり。

【材料 2人分】


パスタ(1.9mm推奨) 160g

かつおのたたき(市販) 100g

トマト 1/2個分

A梅干し 大1個分(塩分濃度10%前後目安・甘くないもの)

A有塩バター 15g

A塩 小さじ1/2

Aオリーブオイル 小さじ1

Aおろしにんにく 小さじ1/2

塩昆布 ひとつまみ分(人差し指と親指でつまんだ量)

あらびき黒胡椒 たっぷり

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ_材料

【作り方】


1.1%の塩を加えたたっぷりの湯で、パスタを表示時間通りに茹でる。

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ_工程

2.かつおのたたきとトマトを1㎝角に切る。Aはボウルに合わせておく。

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ_工程

3.茹で上がったパスタを、ザルにあげずに箸で持ち上げ、軽く水気を切ってそのままAの入ったボウルに移し手早く和える。

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ_工程

4.かつおのたたき、トマト、塩少々を加えてさっと混ぜ合わせる。味を見て足りなければ軽く塩で調える。

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ_工程

5.二皿に盛り付けたら、塩昆布を2等分してそれぞれにのせ、粗びき黒こしょうをふる。

かつおのたたきとトマトの梅バターパスタ

かつおのたたき、オリーブオイル、トマト、バター、梅干し…。ひとつひとつの素材が織りなす絶妙な調和が、ピノ・ノワールの持つシソや出汁のような繊細な風味をいっそう引き立てる。

 

ワインをひと口、パスタをひと口。その繰り返しが止まらなくなる、エンドレスな美味しさ。お腹も心も満たされるペアリング。

今回合わせたワインはこちら

モンテス・アルファ・ピノ・ノワール
750ml

モンテス・アルファ・ピノ・ノワール

  • チャーミング&パフュームド

  • 2022

    3,300

    (税込)

  • JS 92
    この記事をシェア

    公式SNS・APP

    最新情報やワインの読み物を 毎週お届けします

    line お友達登録

    お買い物に便利! アプリ限定クーポンも随時配信

    公式アプリ

    ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
    妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

    ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。

    エノテカ株式会社はアサヒグループです。