ラグビーとワインを絡めたオンラインイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」アルゼンチン編を開催!
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先日、元ラグビー選手の廣瀬俊朗さんをナビゲーターにお迎えし、ラグビーとワインをかけあわせたオンラインイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」第5回を開催しました。
ニュージーランド、フランス、オーストラリアなどなど、ラグビーの強豪国は実はワインの銘醸地が多い、ということに遠征で気づいた廣瀬さん。二つをかけ合わせて紹介すると面白いのでは……そんな廣瀬さんのご発想から実現したイベントです。
毎回一つの国にスポットをあて、ラグビーとワインという二つの世界を繋げて紹介。お客さまは廣瀬さんと一緒に同じワインを飲んでいただきながら、廣瀬さんのトークを楽しんでいただきます。
第5回のテーマは、アルゼンチン。
昨年のサッカーW杯カタール大会で優勝し、注目されたアルゼンチンですが、実はラグビーも強豪国。
「ヘッドコーチがオーストラリア人のマイケル・チェイカになって、調子を上げています。オールブラックス、オーストラリア、イングランドにも勝っていて、世界からも注目されています!」と廣瀬さん。今回は、廣瀬さんが2月に鎌倉・長谷にオープンされた「CAFE STAND BLOSSOM~KAMAURA~」からお届けしました。
スペシャルゲストは、クリスタルで有名なスワロフスキー社のオーナーファミリーが所有するボデガ・ノートンCEOのマイケル・ハルストリックさん。創立128年とアルゼンチン・メンドーサでも歴史あるワイナリーです。
季節は日本と真逆で秋、時差12時間という地球の裏側と鎌倉を繋いで、イベントがスタートしました。
雄大な自然の中で造られるマルベック。
まずはボデガ・ノートンの大人気ワイン、レゼルヴァ・マルベックを片手に、みんなで「サルー!(スペイン語で乾杯)」。
「どんどん飲めてしまう!美味しい!」と廣瀬さん。そこへ映し出されたのが、マイケルさんの背後、ブドウ畑の奥に広がる雄大なアンデス山脈です!
メンドーサは砂漠のように乾燥した土地。アンデス山脈からのピュアな雪解け水が、ブドウを育くむ大切な水として利用されています。アンデス山脈は、メンドーサのすべてに命を与えている、かけがえのない山なのだそうです。
ちょうど収穫前のマルベックの畑も見せてくれました。
もともとはフランス原産の品種ながら、メンドーサがマルベックに最適な土地であることから、今やアルゼンチンを代表するブドウ品種となったマルベック。
ボデガ・ノートンのマルベックの畑は、非常に標高の高い場所にあり、60年もの樹齢のブドウ木からは、果皮が厚い、小さな粒のブドウが育ちます。こうしたブドウから凝縮した味わいのワインが生まれます。
大きなポイントはタンニンがスムース(なめらか)であること。陽がしっかり当たって果皮が熟すことで、なめらかな口当たりのワインになります。
夜は冷えるのできちんと酸が保たれるというこの土地ならではの環境から、熟していながらフレッシュなアルゼンチンならではのマルベックが生み出されています。
実はアルゼンチンラグビーは歴史が古い!
近年強くなっているアルゼンチンラグビー。アルゼンチン代表は“ロス・プーマス”という愛称で親しまれています。ちなみにロス・プーマスはエンブレムに描かれているアルゼンチンのジャガーの一種のこと。
ちなみにラグビーはご存知のように国ごとにいろんな愛称があります。日本の愛称は“ブレイブ・ブロッサムズ”。(あれ?そういえば廣瀬さんのカフェも“ブロッサム”ですね…!)
フランスは“レ・ブルー”、ニュージーランドは“オールブラックス”、南アフリカは“スプリングボクス”などなど、それぞれの愛称とエンブレムの由来を知ると、ラグビーをさらに面白く観戦できそうです。
アルゼンチンはサッカーのイメージが強いですが、ラグビーも実は歴史が長く、1873年にイギリス移民によってラグビーがもたらされたそう。どんどん強くなっており、ワールドカップではこれまで2度4強入りを果たしています。
「サッカーの経験がある選手も多いと思います。アルゼンチンはキックを上手に使いながらプレーをします。加えて体格が良い選手たちがセットプレーを楽しんでいくチームです」と、廣瀬さんからアルゼンチンラグビーの特徴についてじっくりお話いただきました。
廣瀬さんによる熱いキック解説!
イベントでは毎回、テーマ国が得意とするラグビーのプレーを一つ取り上げて紹介しています。キック使いが優れているということから、今回は「キック」を取り上げていただきました。
廣瀬さんご自身、現役時代はキックを使うポジションだっただけに、熱の入った解説にお客様のチャットも大盛り上がり!
「キックで大事なことは、ボールの落とし方。キックの80%ぐらいはそこで決まってるんちゃうかな~!」との廣瀬さんの言葉に、皆さん「なるほど~!」「へえええ」と感心しきり。
楕円球であるラグビーボールは、どこに転がるかわからず偶然性がつきもの。その操り方を熱くお話いただきました。
アルゼンチンに欠かせない文化「アサード」
そして最後、アルゼンチンの牛肉の話題に。アルゼンチンは世界的にも牛肉の消費量が多いことで世界的に有名です。
「アサードと言われるアルゼンチン流バーベキューがポピュラーで、アルゼンチンの文化を語るうえで重要なんですよ」とマイケルさん。必ず仲間や家族と楽しむものでよく日曜日に集まってアサードをするそうです。
グリルフェスティバルなどでは、100人、200人もの人数が一緒に集まって食べることもあるそうで、なんとも楽しそう!アンデス山脈の牧草で美味しく育った牛肉を分厚く切ってゆっくり焼いて楽しみます。
ちなみにアルゼンチン人は牛肉をミディアムに焼いて食べるのが好きなんだそう。そしてアサードを食べるときには合わせる飲みものは必ずワインなのだそうです。
「『ロス・プーマス(ラグビーアルゼンチン代表)』はアルゼンチン人にとって非常に誇りです」とマイケルさん。アルゼンチンチームは試合が終ったあとは第3ラウンドとして、アサードを食べるのだそう。
「ラグビーとその後の食文化にも非常に繋がりがあります。ラグビー、ワイン、アサード、それらに非常に強い繋がりを感じています。いずれも人と人を繋げ、フレンドシップをもたらすものだと思っています」
と最後にマイケルさんから素敵な言葉をいただきました!
今回もアルゼンチンのラグビーとワイン、それぞれの魅力や特徴を、廣瀬さんとマイケルさんからたくさん伺うことができ、あっという間の1時間半となりました。
ご参加いただきました皆さま、大変ありがとうございました!
次回は、8月26日(土)にニュージーランド編を開催します。しかもついに今度はリアルイベントです!
ぜひこの機会にオフ会として廣瀬さんと一緒に、ラグビー&ワインファンの皆さんと一緒に楽しみましょう!
ニュージーランドのワイナリー、シレーニ・エステートからマーケット・マネージャーのサイモン・エイブリーさんにご登場いただきます。皆様ふるってご参加ください!(詳細は後日公表されます)
イベント公式Twitter「廣瀬俊朗のワインにトライ!」もフォローよろしくお願いいたします。
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